本文の始まりです


1999年 6月 8日
共焦点ピンホールによる高解像力と立体(3D)観察を実現
共焦点レーザ顕微鏡
「OLS1100」
走査型共焦点レーザ顕微鏡「OLS1100」
走査型共焦点レーザ顕微鏡「OLS1100」
「OLS1100」は共焦点光学系(注1)と世界最高レベルのUIS光学系(注2)により、フレアのないクリアな共焦点画像を提供します。観察・計測・各種画像処理・解析の全ての作業がマウス操作で手軽に行えます。高密度化する磁気ヘッドや半導体などの測定ニーズや新素材の微細三次元形状観察に大きな効果を発揮します。
主な特長
  • 最高の共焦点効果を生む最適な共焦点ピンホール
    焦点外の余分な光をカットする共焦点ピンホールを採用。これにより、X/Y両方向の高解像を実現するので鮮明な共焦点画像が得られます。

  • 高画質を実現するアルゴンイオンレーザを採用
    より高分解能の画像が得られるアルゴンイオンレーザ(488nm・注3)をこのクラスで初めてオリンパスだけが採用。更に専用の共焦点光学系により焦点深度の浅いクリアな共焦点画像が得られます。

  • 振動に強い一体型専用鏡体
    新設計の門型アームと準焦部により、優れた剛性・耐振性を実現しました。試料の質量に左右される事なく、より正確な三次元像が得られます。さらに一貫した光学設計によりレーザ顕微鏡のパフォーマンスを最大限に引き出せます。

  • 画質の劣化が少ない光学ズーム搭載
    レーザを走査するのに必要なミラーの角度を変えることで、1x~6xの光学式ズームが可能です。しかも、光学的に拡大するので倍率を上げても画像の劣化がありません。また、広範囲のレーザ走査により、広い視野数を確保します。

  • オートフォーカスを標準装備
    さまざまな試料に対して素早いピント合わせを可能にするオートフォーカスを標準装備しています。個人差によるピントのズレがなく、正確でスピーディーな測定が可能です。

  • 12bitがつくり出すクリアな画像
    1,024x1,024x12bitの画像メモリにより、鮮明な高精細画像を実現しました。

    (注1) 共焦点光学系
    結像する位置(合焦位置)にピンホールを置くことで、合焦位置以外からの光を一切排除できるので、光学顕微鏡に比べフレアのないコントラストの良い像が得られる光学系。
    (注2) UIS光学系
    「 Universal Infinity System 」の略で、当社の無限遠補正光学系を言う。対物レンズと結像レンズの光束が平行で、対物レンズと結像レンズの間に中間鏡筒類を装着しても追加補正光学系を必要とせず、色収差を対物レンズ・結像レンズ・接眼レンズの各々で独立補正した光学系。
    (注3) アルゴンイオンレーザ
    光源が安定しているため高画質化に適したガスレーザ。
主な仕様
光源※1 レーザ波長 He-Ne 632.8nm
Ar+ 488nm
TV用(オプション) ハロゲンランプ
フレームメモリ 1,024 x 1,024 12bit
画像処理 断面解析、面積計算、体積計算、粗さ解析など
Zステージ ストローク 35mm
試料最大高さ 70mm
XYステージ ストローク 200mm x 200mm(マニュアル)
150mm x 150mm(マニュアル)
※1 お客様のご指示により、どちらか一方のレーザを工場出荷時に組み込みます。
当社では、「レーザー顕微鏡」ではなく、「レーザ顕微鏡」として統一しております。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


本文の終わりです