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2000年 8月22日
更新日:2001年 2月20日
世界初、SXGA(JPEG)で15コマ/秒の高速連写が可能な
光学式10倍ズーム(F2.8-3.5、手振れ補正機能付)搭載
デジタルカメラ
「CAMEDIA E-100RS」新発売
「CAMEDIA E-100RS」 背面
前面 背面
「CAMEDIA E-100RS」
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本正壽)は、高速駆動CCD(総画素数151万画素1/2型(インチ)と、撮像から書き込みまでの処理時間を大幅に短縮化した新開発ASICを搭載することにより、静止画 SXGA(JPEG)では世界ではじめて15コマ/秒という高速連写を実現し、これまで簡単には撮ることのできなかった高速被写体の本当にとらえたい瞬間の撮影を可能にした、光学式10倍ズーム搭載のデジタルカメラ「CAMEDIA E-100RS」を11月18日から発売します。
現在、デジタルカメラ市場は、画素数の多さだけではなく様々な特徴を持った商品が導入され、ユーザー層や使用シーンの多様化とともに、市場はいっそう大きな広がりを見せています。
当社は1996年CAMEDIAシリーズの発売以来、常に高画質を追求した革新的なデジタルカメラの提案を続けてきました。また、最近の300万画素超クラスのデジタルカメラを代表とする高画素化競争の一方で、単なる解像力の向上にとどまらず、画角を追求した「C-2100UltraZoom」や印画サイズを追求した昇華型プリンタ「P-400」といった画質に関係する他の要因の改善を実現する商品の提案を行なってきました。このたび発売する「CAMEDIA E-100RS」は、写真の画質の重要な要因であるシャッターチャンスに対して革新的な映像価値を実現するものです。
「CAMEDIA E-100RS」は、撮像素子に新開発の総画素数151万画素1/2型(インチ)の高速駆動CCDを採用。同時に、高ビットレートの並列処理を可能とする独自の3バスシステムおよび高速JPEGエンコーダコア、各種処理の並列実行アルゴリズム、オリジナルの高速FATシステムなど、最新のデジタル技術を取込んだ新開発ASICを採用することで、処理時間の大幅な短縮化に成功しました。フィルムカメラではほとんど実現不可能だった15コマ/秒という高速連写機能を実現し、今まで一般の方ではほとんど不可能だった、高速に変化する被写体の一瞬の姿をとらえるといった、プロ並みのシャッターチャンスを可能にしました。まさにデジタルカメラならではの新しい映像の世界を創造する画期的な製品です。
最高で15コマ/秒の高速連写が可能(JPEGモード)ですので、撮りたい瞬間を高速で連写し、その一連の撮影シーンの中から最高の瞬間をとらえた本当に必要なベストショットを選択して必要な一枚だけを利用する、といったまさにデジタルカメラならではの使い方が可能です。もちろん一連の動きを純粋な連続写真として利用することもできます。さらに10倍の光学ズームレンズを搭載し、35mm換算で380mm相当の超望遠撮影が可能となっていますので、高速の連写機能とズーム機能を併用することにより、今まで報道などプロの方を除いて、一般ユーザーの方には撮影することがむずかしかったサッカーのゴールの瞬間などの映像を、より簡単に撮影することが可能になります。また、シャッターボタンが半押しされていればシャッターレリーズの前の画像をも記録する「プリキャプチャー機能」を搭載していますので、決定的な瞬間が起きた後にレリーズしても、本当にとらえたかった一瞬を15コマ/秒で記録するという事が可能になりました。まさにデジタルカメラならではの特徴を活かし、今まで簡単には撮ることのできなかった画質「プロ並みのシャッターチャンス」をとらえる事を可能にしたデジタルカメラです。
製品名 メーカー希望
小売価格(税別)
発売日
デジタルカメラ
「CAMEDIA E-100RS」
160,000円 2000年11月18日
「CAMEDIA E-100RS」の主な特長
  1. 一瞬のチャンスを逃さない高画質と操作性
    ●手振れ補正機能付光学式10倍ズームレンズ搭載
    オリンパス独自開発の光学式手振れ制御システムの搭載により、10倍という高倍率ズームでの撮影でも、画質を劣化させることなく、手ぶれを抑えた安定した高画質が得られます。また、スーパーテレモードをオンに設定しておけば、通常のズーム操作での光学10倍ズームに加え、2.7倍スーパーテレへ自動的に切り替わり、27倍までのズーム撮影が可能となっています。
    ●15コマ/秒の高速連写が可能
    高速駆動CCDを搭載し、同時に、高ビットレートの並列処理を可能とする独自の3バスシステムおよび高速 JPEGエンコーダコア、各種処理の並列実行アルゴリズム、オリジナルの高速FATシステムなど、最新のデジタル技術を取込んだ新開発ASICを採用することで、処理時間の大幅な短縮化に成功。従来のデジタルカメラとは一線を画する15コマ/秒の高速な連写を可能にしました。動きのある被写体の最高の瞬間をとらえたベストショットを連写の中から選択する事ができます。
    ●本当にとらえたい瞬間を逃がさないプリキャプチャー機能
    シャッターボタンが半押しされていればシャッターレリーズの前の画像をも記録する「プリキャプチャー機能」を搭載していますので、決定的な瞬間が起きた後にレリーズしても、本当にとらえたかった一瞬を記録するという事が可能になりました。
    ●書き込みキャンセル機能
    画像書き込みの途中でも、書き込み待ちの画像を破棄して次の撮影に移る事が可能。重要なシャッターチャンスを逃しません。
    ●総画素数151万画素1/2型(インチ)プログレッシブ高速駆動CCDを採用
    撮像素子には、高速撮影を行なうために開発した総画素数151万画素の1/2型(インチ)のCCDを搭載しています。原色フィルタを採用していますので、より忠実な色再現が可能となっています。
    ●シャッタースピード最高速1/10000秒
    1/10000秒の超高速シャッターを実現。被写体の瞬間の表情をとらえることが可能です。
    ●0.55型(インチ)TFTカラー液晶ビューファインダーの採用
    0.55型(インチ)TFTカラー液晶ビューファインダーを採用しました。光学式10倍という高倍率にもかかわらず、ズーム全域でパララックスの無い視野を得る事ができます。ファインダー内に各種設定情報が表示されるため、超望遠域の撮影や動きの多い被写体を動画で撮影する時などもファインダーから目を離す必要がなく、シャッターチャンスを逃がさず撮影することができます。
    ●ホールディングに優れたL型ボディデザインの採用
    光学式10倍ズームレンズを搭載するにあたり、ホールディングに優れたL型フォルムを採用しました。光学式手振れ補正機能とあいまって、超望遠域での撮影でも高品質な画像が得られます。
    ●使いやすい操作ボタンとモードダイヤル
    フラッシュ、測光およびマクロの各モードなど使用頻度の高い機能は独立した設定ボタンで瞬時に設定の変更が行なえます。電源スイッチについても専用スイッチを設置し、基本動作を区別しやすくしています。
    ●スマートメディアとコンパクトフラッシュ双方のスロットを装備
    4MB~128MBまでの3V(3.3V)スマートメディア、コンパクトフラッシュカードの両方のメディアに対応しています。両メディアを同時にセットして枚数を気にせず高画質撮影が可能になりました。連立したメディアスロットの切り替えも簡単に行なえます。また、片方のメディアからもう片方へのコピーも双方向で可能です。
    ●リモートケーブルが使用可能
    同梱のリモコンに加え、別売のリモートケーブル「RM-CB1」(6,500円、10月21日発売)も使用することができます。離れた位置からのレリーズ操作が可能です。

  2. 多彩な撮影機能
    ●多彩な露出モード
    露出モードは、プログラム、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル、シーンプログラムと5つのモードから選ぶ事ができます。また、±2EVのレンジで、1/3EVステップでの露出補正が可能です。
    ●露出とホワイトバランスのオートブラケット機能
    撮影時に、自動的に露出およびホワイトバランスを変えて複数連写ができるオートブラケット機能を搭載しています。これにより、適正露出が判断しにくい撮影状況でも、適正な露出、ホワイトバランスのワンショットを確実に撮影する事ができます。また、露出とホワイトバランスの両方を自動的に変えての複数連写も可能です。
    ●適正露出が得られる3種類の測光モード
    画面中央に重点をおき、周囲の状況まで計算に入れて平均的に測光する中央重点測光、逆光時や被写体と背景の輝度差が大きい撮影場面でも自然な写真撮影を可能にする独自のデジタルESP測光、そして、被写体の狙いの部分に確実に露出を合わせるスポット測光の3種類の測光方式を用意しています。中央重点測光とスポット測光ではマルチ測光を選ぶことができます。画面内の被写体の各部分を最大8点まで選択可能、自動的に適正な露出が決定され、撮影者の意図通りの露出で撮影できます。逆光時や被写体と背景の輝度差が大きい撮影場面でも自然な写真を撮ることが可能です。
    ●iESPオートホワイトバランス
    独自のiESPオートホワイトバランスを採用しました。画面全体の平均と被写体の周辺エリアの情報から演算を行い、被写体そのものの色と周辺の光源状況を正確に判断しさまざまな状況下で人物の肌色等を忠実に再現します。
    ●4種類のプリセットホワイトバランス
    オートホワイトバランスの他に、晴天、曇天、電球、蛍光灯の4段階の色温度が設定できるため、オートホワイバランスの設定が難しい光源下でも、適正なカラーバランスで撮影が行なえます。
    ●ワンタッチホワイトバランス
    撮影光源下で白色を記憶させるワンタッチホワイトバランス機能により、撮影時の光の影響を受けない適正な色バランスでの撮影が可能です。
    ●シャープネスの設定
    画像のシャープネス(切れ味)をノーマル、ソフト、ハードの3種類から選択できます。印刷や加工など用途に合わせた画像を得ることができます。
    ●多彩なフラッシュモード設定機能
    4種類のフラッシュモード(オート発光、赤目軽減発光、発光禁止、強制発光)に加え、スローシンクロ(先幕効果及び後幕効果)を設定できます。暗い室内や夜景をバックにした人物撮影、光の流れや残像を自然に描写したい時の撮 影に効果的です。
    ●モノクロ撮影モード
    従来のカラー撮影モードに加え、モノクロ撮影モードを搭載しました。


  3. その他の機能
    ●音声録音機能
    内蔵マイクによって音声録音が行なえます。動画の場合は同時録音、静止画の場合は撮影後約4秒の音声を録音できます。静止画へは撮影後のメモ録音や録音のやり直しも可能です。動画撮影時には録音OFFモードもあり、シーンに応じた撮影が可能です。マイク端子もついていますので別売の外部マイク「ME 13D」(2,000円、8月24日発売)も使用可能です。
    ●VGAで30コマ/秒の美しい動画撮影が可能
    Quick Time Motion JPEG*1に準拠した動画撮影が可能です。撮影速度は15コマ/秒、または30コマ/秒が選択できます。30コマ/秒で撮影をすれば、ムービーのように動きのたいへんスムーズな動画を撮影することが可能です。VGA、QVGAの選択も可能です。
    ※1 Quick Time Motion JPEGは米国アップルコンピュータ社の登録商標です
    ●再生画像の回転表示機能
    撮影した画像を再生する時に90°または270°回転させることができます。これにより、縦位置で撮影した画像も家庭用TVや液晶モニタで再生する時に、画像を回転させ、画像とカメラの天地方向を合わせることができます。スライドショーなどで、横方向で撮影された他の画像と同時に見る時にも便利な機能です。
    ●シャッター音の設定が可能
    撮影時に「撮った」感触が得られるように電気的にシャッター音を出すことが可能です。好みに応じて、2種類のシャッター音の中から一つを選んで設定することができます。
    ●便利なファイルネーム設定
    記録メディアを差し替えても、続き番号で画像ファイル、画像ファイルフォルダーの管理ができます。ファイル名やフォルダー名が重複することなく保存でき、パソコンへのファイル転送時などに有効です。
    ●外部フラッシュ接続端子
    当社のデジタルカメラ専用外部フラッシュ「FL-40」(別売:50,000円)に合わせた外部フラッシュ接続端子を搭載しています。別売のフラッシュブラケット「FL-BK01」(6,000円)とブラケットケーブル「FL-CB01」(5,000円)を使用し「FL-40」を取り付ければ、カメラと通信することで多彩なフラッシュモードと連動し、撮影の幅が広がります。
    ●専用USB接続端子搭載
    専用USB接続端子を搭載しています。大容量データをPCにダウンロードする速度が大幅にアップし、大変便利です。
    ●USBストレージに対応
    USBストレージクラスに対応していますので、カメラ内の画像ファイルをエクスプローラなどの汎用アプリケーションからも操作可能です。
    ●AV出力端子
    同梱のAVケーブルでTVに接続でき、撮った画像と音声をテレビで楽しめます。
    ●コンバージョンレンズ(別売)が使用可能
    別売のステップアップリング「SUR-4955」(1,500円)を使用すれば、CAMEDIA専用コンバージョンレンズ、ワイド「WCON-08」(17,000円)、マクロ「MCON-40」(11,000円)が使用できます。いっそう撮影領域が広がり、撮影の楽しさを実感できます。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
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