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2004年 2月24日
更新日:2004年 6月 9日
新聞・雑誌メディアに特化した、携帯電話で読み取り可能な
新型2次元コード「ST(エスティー)コード」を開発、本格展開
~3月から新聞記事の音声再生サービスを開始~
オリンパス株式会社(社長:菊川  剛)は、従来の2次元コードよりも多くの情報を記録できる「STコード」を本格的に事業展開します。当社は携帯電話でSTコードを読み取るアプリケーションを開発し、3月4日に開始する新聞の音声付き記事を皮切りに、新聞・雑誌などの各種出版物で広くSTコードを普及させる取り組みを実施していきます。
「STコード」は、小さな四角い枠の中に細かなドット(点)を配し、多くの情報を記録することができる2次元コードです。新聞や雑誌に印刷したコードを携帯電話内蔵カメラで読み取るだけで、携帯サイトへの接続などが容易にできる仕組みです。
特に、新聞や出版物など印刷媒体での利用を前提に開発したため、新聞印刷でも読み取りできる最小ブロックが7mm角と既存の2次元コードより小さく、また、ブロックを横や縦に組み合わせることが可能なため、限りある紙面のレイアウトを損なうことなく配置できます。また、紙の汚れや破損に強い読み取り方式を採用している点も大きな特長です。
STコードの読み取りアプリケーションは、KDDI株式会社のBREW2.1対応携帯電話向けに開発したもので、事前にEZアプリ「STコード★リーダー」をダウンロードすることで利用できます*。利用可能な携帯電話は今後順次拡大していき、より多くの方がSTコードを利用できる環境を整えていきます。
* 3月4日より利用可能。
STコード掲載記事について
STコードは、日本工業新聞社が3月1日から発行する新しい総合経済紙「FujiSankei Business i.(フジサンケイ ビジネスアイ)」で、写真と音声を組み合わせた連載記事「In Sound (イン・サウンド)」(毎週木曜日)に3月4日(木)から掲載します。
また、産経新聞〔大阪本社版〕夕刊で、3月9日(火)から風景写真と音声を組み合わせた連載記事「音のある風景」(毎月第2火曜日)での掲載を予定しています。記事に印刷されたSTコードを読み取ることで、携帯サイトへ自動的に接続、簡単な操作で音声ファイルをダウンロードし、川のせせらぎや鳥のさえずりなど日本各地の風景写真にあわせた音声を楽しむことができるものです。
STコード読み取り手順
1.  EZアプリ「STコード★リーダー」をダウンロード
(ダウンロードの方法)
  EZアプリカタログ → メニューから探す → 辞書/便利ツール
→ 「STコード★リーダー」 → ダウンロード
    または、URL: http://www.emkn.com/ にアクセスして下さい。
* ダウンロードは3月4日より利用可能となります。
2.  STコード読み取り方法
STコード読み取り方法
STコード読み取りアプリケーション対応携帯電話
au(KDDI) ・ A5502K  (京セラ製)
・ A1402S  (ソニー・エリクソン製)
以降、BREW2.1搭載携帯電話に順次対応
補足資料:2次元コード「STコード」について
最小ブロックサイズ(一辺約7mm角四方)
4つのSTコードを組み合わせ例 4つのSTコードを組み合わせ例
(1)の拡大図
(1) (2) (3)
オリンパス 2次元コード「STコード」
(1)最小ブロックサイズ(一辺約7mm角四方)
(2)4つのSTコードを組み合わせ例
(3)上記(1)の拡大図
STコードの主な特長
STコードは、オリンパスの顕微鏡から続いている微細なものを読み取る光学技術と、光学的にとらえたアナログの視覚情報を電子画像化し、さらにそのデータを画像処理し利用するという技術が源流となり、細かなドットから構成される新しい2次元コードです。
1.  最小7mm角四方
  最小7mm角四方の2次元コードに、33byteの情報を盛り込むことが可能です。また、高密度印刷と独自のフォーマットを開発し、印刷条件によっては更に小さなスペースで記録することが可能です。
2.  紙面レイアウトに合わせて自由な組み合わせが可能
  情報量を多くする際、STコードでは最小単位の約7mm角のブロックを1単位としてさまざまなレイアウトで拡大できるため、紙面デザインに合わせた掲載ができます。
3.  汚れ、破損に強い
  紙メディアに特化して開発したコードであるため、ダメージに強い構造です。STコードでは破損や汚れ等で一部読み取れない部分があっても正常に情報を再生することができます。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
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