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2005年9月26日
先端外径3.2mm、世界で最も細い耳鼻咽喉科用ビデオスコープ
「VISERA耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE V2」を発売
~咽頭や喉頭、鼻腔のほか、小児の外耳道や鼓膜の観察にも適応~
「ENF-V2」全体写真 「ENF-V2」先端写真
「ENF-V2」全体写真 「ENF-V2」先端写真
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌治人)は、先端外径が3.2mmと世界で最も細い「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE V2」(以下、「ENF-V2」)を10月3日から日米で販売し、順次、欧州やアジア等、全世界で販売いたします。従来の咽頭、喉頭、鼻腔の観察に加えて、従来ではアプローチが困難であった小児の外耳道や鼓膜の観察への適応を目指して、従来のビデオスコープよりも先端外径が0.7mm細い世界最細径を実現しました。
※  2005年9月現在
なお、「ENF-V2」は、9月29日(木)~10月1日(土)に大阪市のホテル阪神にて開催される「第44回日本鼻科学会(学会長:大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室・竹中洋先生)」の当社展示ブースにて展示いたします。
発売の概要
製品名 発売時期
VISERA耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE V2 2005年10月3日
主な特長の概要
1.  耳鼻咽喉科用ビデオスコープでは、世界で最も細い先端外径3.2mm
2.  細径でありながら従来機種と同等の解像度と明るさを実現
3.  有効長の短縮化により、操作性を向上
市場導入の背景
検査や処置が可能な内視鏡は、QOL(Quality of Life:生活の質)の向上につながることから、消化管、気管支、泌尿器、婦人科など幅広い分野で使用されています。
耳鼻咽喉科においても、外来検査を中心に大学病院から開業医まで広く普及するに至っており、近年では、画質の良さから、内視鏡の先端にCCD(固体撮像素子)を採用したビデオスコープのニーズが高まってきています。ビデオスコープは高画質であるものの太く、ファイバースコープは外径が細いものの画質が劣るというのが一般的な認識であったため、小児疾患が多い外来検査や開業医の耳鼻咽喉内視鏡検査には、以前から、「細径のビデオスコープ」が待ち望まれていました。
当社は、1998年に耳鼻咽喉科用ビデオスコープを販売して以来、市場ニーズである「高画質」と「細さ」を追求して参りました。このたび発売する「ENF-V2」は、従来と同じ光量を維持しつつ細径化を実現し、耳鼻咽喉科用ビデオスコープでは世界で最も細い、先端外径3.2mmを実現しました。
主な特長の詳細
1.  耳鼻咽喉科用ビデオスコープでは、世界で最も細い先端外径3.2mm
  ビデオスコープならではの明るく鮮明な高画質画像を維持しつつ、従来比(当社:ENF-V)で0.7mm細く耳鼻咽喉科用ビデオスコープでは世界で最も細い先端外径3.2mmを実現。ルーチン検査に使用でき、挿入性が格段に向上し、従来ではアプローチが困難だった小児の外耳道の観察や鼓膜の正面視も可能となりました。
2.  細径でありながら従来機種と同等の解像度と明るさを実現
  ビデオスコープの挿入部には、光を内視鏡先端に導くための照明用ファイバーバンドル(グラスファイバーの束)が入っています。「ENF-V2」では、限られた外径の中でスペースを有効活用できる位置にファイバーバンドルを配置しています。これにより、先端外径3.2mmという細径にも関わらず従来のスコープと同等の明るさを維持し、明るく鮮明な画質を実現しました。
3.  有効長の短縮化により、操作性を向上
  スコープの有効長を従来比で65mm短縮化することで、スコープ全体の操作性を向上しました。
「ENF-V2」の主な仕様
光学系 視野角 90°
観察方向 直視
挿入部・湾曲部 先端外径 Ø3.2mm
挿入部外径 Ø3.4mm
有効長 300mm
湾曲角 UP/DOWN    130°/130°
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