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2008年9月22日

「オリンパス E-システム」
「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した
レンズ交換式デジタル一眼カメラの開発について

マイクロフォーサーズ

オリンパスイメージング株式会社(社長:大久保雅治)は、「オリンパス E-システム」の新たな提案として、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠したレンズ交換式デジタル一眼カメラを開発しています。
このカメラは、さる8月5日に、松下電器産業株式会社と共同で発表した「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠しています。それにより、大幅な小型化、軽量化を実現し、レンズ交換式デジタル一眼カメラの新しい提案が出来るよう、現在開発を進めております。
なお、本カメラのコンセプトモックアップを、9月23日から28日まで、ドイツ・ケルンメッセで開催される世界最大規模の映像機材総合見本市「フォトキナ2008」に参考出品します。

デジタル一眼レフカメラ市場は、世界各地において着実に拡大を続けていますが、デジタルカメラ市場全体における割合は現在7%程度で、フィルムカメラ時代の一眼レフ構成比を考えると、今後のさらなる成長が期待されています。一方で、デジタル一眼レフカメラを検討しながら、「操作が難しい」「大きい」「重い」という理由で、最終的にはコンパクトデジタルカメラをご購入されているお客様が少なくないという調査結果が出ています。

「マイクロフォーサーズシステム規格」は、このような市場動向を踏まえ、レンズ交換式デジタル一眼システムとして、大幅な小型・軽量化を実現するために策定されました。現在、開発を進めているカメラは、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠したカメラとして、当社では初めての機種となります。また、同時に「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した交換レンズも開発を進めております。加えて、広角から望遠やマクロまで幅広い用途に対応する、「フォーサーズシステム規格」に準拠した交換レンズ群も、専用アダプターを介してお使いいただくことが出来ます。

なお、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠したカメラの商品化時期、価格等については、現時点では未定です。
当社は、すでに商品化が進んでいる「フォーサーズシステム規格」と合わせて、ラインアップの拡充を図り、お客様の多様なニーズにあったデジタル一眼システムを提案してまいります。

「マイクロフォーサーズシステム規格」の概要

「マイクロフォーサーズシステム規格」は、デジタル技術の特性を十分に活かすために設計・開発されたデジタル一眼レフカメラシステムの規格「フォーサーズシステム規格」を拡張したものです。

「マイクロフォーサーズシステム規格」の主な特長は、

  1. フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)の短縮=「フォーサーズシステム規格」の約1/2に短縮
  2. マウント径の縮小=「フォーサーズシステム規格」より、外径を約6mm縮小
  3. マウント電気接点数の変更(9点⇒11点)
撮像素子の対角長は、「フォーサーズシステム規格」「マイクロフォーサーズシステム規格」両規格で共通です。

これらによって、「フォーサーズシステム規格」用4/3型撮像素子で得られる、コンパクトカメラとは一線を隔した高画質をそのままに、カメラボディー本体はもちろん、特に広角系レンズや高倍率ズームレンズを小型化することができます。これまでも小型・軽量化に関してユーザーメリットの高かった「フォーサーズシステム規格」ですが、その特長をさらに活かした、従来にない新しいコンセプトの超小型デジタル一眼システムの商品化が可能となります。また、電気接点数を増やしたことにより、新機能への対応などを含めた拡張性・将来性を確保しています。

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