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2008年10月8日

6製品が「2008年グッドデザイン賞」を受賞

生化学自動分析装置、手術用顕微鏡、画像管理・編集ソフトウェア
デジタルカメラ、リニアPCMレコーダー

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、オリンパスグループの以下6製品について、財団法人日本産業デザイン振興会主催(http://www.g-mark.org/)の2008年「グッドデザイン賞」を受賞しました。

  • 生化学自動分析装置「AU680」
  • 「手術用顕微鏡OME-9000」
  • 画像管理・編集ソフトウェア「OLYMPUS Studio(オリンパススタジオ)2」
  • コンパクトデジタルカメラ「µ(ミュー)850SW」
  • コンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-570UZ」
  • リニアPCMレコーダー「LS-10」

生化学自動分析装置「AU680」、画像管理・編集ソフトウェア「OLYMPUS Studio(オリンパススタジオ)2」は、それぞれ生化学自動分析装置、ソフトウェアとして、オリンパスで初の受賞となります。また、コンパクトデジタルカメラ「µ850SW」は、キッズデザイン協議会が開催する第2回キッズデザイン賞の金賞(経済産業大臣賞)受賞に続く受賞となります。

G-MARK 「グッドデザイン賞」
財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞事業」としてスタートした総合的なデザイン評価制度で、「良いデザインであるか」、「優れたデザインであるか」、「未来を拓くデザインであるか」などを現在の評価基準としています。また、本賞は形の美しさだけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに授与される賞です。

(受賞製品のデザインのポイント・審査委員による評価コメント)

  1. 生化学自動分析装置「AU680」
    女性ユーザーの比率が高いため、清潔感のあるカラーリングと優しいイメージの造形を採用しました。操作画面のデザインは、情報の表示方法や階層構造を見直して、分かりやすさ・使いやすさを向上させました。

    <評価コメント>
    外観のスマートさもさることながら、左上側部分の分析試薬などの操作系について細かい配慮がなされており、ヒューマンエラーをなくすためのすばらしい設計となっている。また利用者が一番アクセス頻度が高い右側ディスプレイ下の部分も片手でも操作が可能なように様々な配慮がなされていることも評価したい。さらには、操作系としてのユーザーインターフェイスにも積極的にとりくみ、あらゆる面で使用者に配慮したすばらしいデザインとなっており、今後の分析機器の手本になるようなデザインである。

    「AU680」

  2. 「手術用顕微鏡OME-9000」
    手術室での視覚的な圧迫感の軽減、また鏡体部分の大幅な小型化による作業空間の拡大を、スリムに見える造形処理やカラーリングを施すことによって表現しました。

    <評価コメント>
    全体的に洗練され、スリムですっきりしたイメージにできている。そのため、術者に対する心理的な圧迫感も軽減されており、作業空間が広がり扱いやすいプロポーションを生かした造形となっている点が評価できる。また機器の色彩にも配慮し、手術室での強調しすぎない存在感となっている点も評価できる。

    「手術用顕微鏡OME-9000」

  3. 画像管理・編集ソフトウェア「OLYMPUS Studio 2」
    一般ユーザーからプロカメラマンに至る幅広いユーザー層が、画像管理・編集の作業を確実に行えるように、高品位でありながら分かりやすいグラフィック表現を心がけました。また、画面の配色を工夫し、長時間作業による眼精疲労に配慮しています。

    <評価コメント>
    プロカメラマンの高度なニーズにこたえる内容とともに、疲労軽減というテーマに取り組んでいる点が評価できる。

    「OLYMPUS Studio 2」

  4. コンパクトデジタルカメラ「µ850SW」
    スポーツ・カジュアルをコンセプトに、堅牢性とカジュアル性を両立したデザインを目指しました。液晶画面のデザインも、屋外でも見やすいように色のコントラストを工夫しています。

    <評価コメント>
    防水&耐衝撃性能に優れたアウトドアデジタルカメラを独自のスポーティーな世界観でデザインされているだけでなく、色覚の個人差や使用シーンへ配慮されたインターフェイスの配色レイアウトも優れている。

    「µ850SW」

  5. コンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA SP-570UZ」
    アルミ素材の操作部材やホールディング性に優れる大型グリップを採用することで、世界初*1の光学20倍ズーム機能搭載のカメラとして、高級感に溢れ、操作する悦びを感じられることを目指しました。
    *1 コンパクトデジタルカメラにおいて、2008年2月13日現在

    <評価コメント>
    さすがカメラ作りに歴史のあるメーカー製らしく、グリップの形状やサイズなど操作性への配慮が行き届いており、本格的な撮影にも使える可能性を秘めている。表面処理も質感が高い。光学20倍ズームレンズ、手振れ補正機構、秒15コマの高速連写機能などスペック的にも必要十分以上のものがあり、レンズ交換一眼レフよりも「実」を取って選ぶ価値のある一台。

    「CAMEDIA SP-570UZ」

  6. リニアPCMレコーダー「LS-10」
    手に持ったときに伝わる金属の質感や操作部品の精密感にこだわり、「音」を録ることに徹した高性能な「ホンモノ」を所有する悦びを感じさせます。

    <評価コメント>
    PCMレコーダーという本物(圧縮しない)の機能に対して、アルミ筐体、アルミ削りだしマイク部品、高品質な操作部など本物の外観デザインであることが評価できる。機能とサイズと外観デザインが高いレベルでバランスが取れていて、モノとしての魅力が非常に高い。

    「LS-10」

* 評価コメントは一部抜粋を含みます。詳細はグッドデザイン賞のWebサイト(http://www.g-mark.org/gda/2008/results.html)をご参照下さい。
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