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2009年11月19日

国連開発計画、環境を守るために行動するヒーローたちに敬意を示す:

ケニアとモロッコ作品がアフリカの環境をテーマにした
写真コンテストで1位に輝く

[2009年11月18日、ニューヨーク] 国連開発計画(UNDP)、オリンパス株式会社ならびにAFP財団によって開催されたアフリカの環境をテーマにした写真コンテスト「Picture This: Caring for the Earth,(世界を写そう:地球のことを考える)」の受賞作品が本日発表されました。受賞作には、ケニアの集水域で植林を行う環境活動家、フェアトレードでビニール袋をハンドバッグに変えるモロッコの女性、結婚式に植林をするケニアのカップルの姿をとらえた作品が選ばれました。

「世界を写そう:地球のことを考える」写真コンテストは今年初めにUNDP、オリンパス株式会社とAFP財団の協力によって開催が決定されました。コンテストは今年12月に世界200カ国から1万5千人が参加して開催されるCOP15にむけて、気候変動に対する世論を喚起するために、環境保護と気候変動の影響緩和のために共同体で働く普通の人々の姿をとらえ、伝えることを目的としています。
受賞者と本コンテストについての詳細はhttp://www.olympus.co.jp/jp/event/picturethis/をご覧ください。

受賞作品について

プロ部門ではケニアの新聞写真編集者のJacob Otienoさん、フォト・エッセイ部門ではモロッコの社会起業家であるFaiza Hajji Wozniakさん、そしてアマチュア部門ではケニアの若い牧師Simon Ndegwaさんが1位を受賞しました。彼らには、UNDPから表彰状と賞品としてオリンパス株式会社提供によるデジタルカメラおよびカメラ機器が贈呈されました。
さらにプロ部門の優勝者はAFPアフリカ局での2週間のインターンシップを受けることが予定されています。それぞれの部門の2位および3位受賞者はカメルーン、ケニア、レソト、マラウィ、セネガル、南アフリカ出身者で、すべての受賞者にはオリンパス株式会社からデジタルカメラが贈呈されています。

受賞作品

アマチュア部門1位のSimon Ndegwaさんの作品:自分達の結婚式に植樹をするカップル
アマチュア部門1位のSimon Ndegwaさんの作品:自分達の結婚式に植樹をするカップル

受賞作品の写真展について

本コンテストの受賞作品は今後、国連本部やアフリカ大陸で展示される予定ですが、この度、その最初となる写真展が11月25日より12月1日まで東京・新宿モノリス(新宿区西新宿2-3-1)で開催されます。また今回の展示と合わせて、アフリカをテーマに、オリンパスがメインスポンサーとなった「A Day in the Life of Africa (-100人の写真家が見たアフリカの1日-)」の作品も同時に展示されます。

関係者のコメント

「本コンテストの受賞作品は、アフリカ各地の人々が、それぞれの地域から自然環境を守るために活動する姿をとらえられています。私たちは、12月に各国首脳がコペンハーゲンの国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に集まる時にむけて、この写真に登場するような人々の声を広く伝えなければなりません。なぜなら、途上国の人々は気候変動の影響によって、もっとも多くのものを失う立場にあるからです。」とヘレン・クラークUNDP総裁は本日ニューヨークで行われた写真コンテストの展示・授賞式で述べています。

「このコンテストは普通に生活する人々が行う環境保護活動に、スポットライトを当てています。このような人々の活動が結集することによって、私たちの地球を守るための大きな公約を示すことにつながるのです。民間企業として、また個人として、この地球を守るための活動に今参加しなければ、私たちを含めたすべてが、痛手を受けることになるでしょう。国連グローバル・コンパクト参加企業として、オリンパスはミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けて積極的に行動しています。」と菊川剛オリンパス株式会社代表取締役社長はコメントしています。

ロバート・ホロウェーAFP財団理事は「気候変動は国境を越えた問題であり、世界の様々な人々が気候変動の影響に対し、どのように協力して立ち向かっているかを記録するメディアの役割は非常に重要です。そして、その記録はまた他の人々の行動を促すことにつながります。AFP財団では、このコンテストのプロフェッショナルそしてアマチュアの写真家たちが生み出したイメージに勇気づけられ、今後とも彼らと協力していくことを心待ちにしています。」とコメントしています。

コンテストの審査員について

本コンテストの審査員には、ノーベル平和賞受賞者でケニアの環境活動家のワンガリ・マータイ氏のほか、南アフリカ出身で世界的評価の高いピーター・マグバニ氏、オリンパスビジョナー写真家であり、30年近く国連写真家として活動した経験を有するジョン・アイザック氏を含む4人のプロのフォトジャーナリストが参加しています。

国連開発計画(UNDP)及びAFP財団の概要

国連開発計画(UNDP): UNDPは、国連システムのグローバルな開発ネットワークとして、変革への啓蒙や啓発を行い、人々がよりよい生活を築けるよう、各国が知識や経験や資金にアクセスできるよう支援しています。われわれは、166カ国で活動を行い、各国の人々とともに、グローバルな課題や国内の課題に対し、それぞれの国に合った解決策が見出せるよう取り組んでいます。それぞれの国の能力強化にあたっては、UNDPのスタッフの知識や幅広い分野のパートナーシップが役立っています。
環境の保護と気候変動の影響を緩和することは、UNDPの活動の中核となる使命です。UNDPは、途上国が気候変動へ対応することを支援する一方、災害への対応策の改善、関係機関の強化、そして低炭素開発への方針策定を通じて、貧困削減に取り組んでいます。 気候変動は、私たち人類が発展するには、別の道を歩むべきだと訴えているのです。

AFP財団:AFP財団は、若手の写真家および記者を育成するため、2007年にフランス通信社(AFP)によって設立されました。AFP財団は、『自由で独立した責任あるメディアは、人々が情報を得たうえで生活に関する意思決定を行えるよう支援するものであり、そうすることが開発を推進し、人権を守ることができる』という信念に基づいて活動を行っています。AFP財団は、行動規範に基づいたジャーナリストの専門性の向上および報道の自由を推進しています。AFP財団は、ジャーナリストの職場環境を改善する取り組みや、紛争地域や危険地域に勤務するジャーナリスト、特にフリーランス記者と写真家の保護を支援しています。さらに、報道メディアにおける女性の地位向上にむけた取り組みを支えています。

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