カレンダー撮影記:マダガスカル 第11話

第11話:目にワイパーが欲しくなるほどの雨。しかし、相棒のカメラは頼もしい。

マソアラ半島の熱帯雨林ではインドリのほかにも、体全体が赤みがかって首のあたりがフサフサしているアカエリマキキツネザルや、オスだけ顔の回りが白いシロビタイキツネザルにも出会った。また別の雨林では体が赤いトマトガエルや、爬虫類の宝石といわれるパンサーカメレオンもいた。パンサーカメレオンは1m近く離れたところにいるバッタも、一瞬のうちに捕らえる。舌が2段構えに、ターボみたいに加速して伸びるのだ。その様子は、とてもカメラの画角に収まりきらない。


カメレオン


カメレオン

熱帯雨林での撮影は、雨との闘いだ。15mほど先が白くけむって、全く見えないほどの激しさ。目にワイパーが欲しくなる。全身、下着までずぶ濡れだ。気温は暑いはずだが、雨で身体が冷える。案内してくれたガイドが、カメラは大丈夫かと心配する。オリンパスOM-D E-M1はさすがフラグシップ機だけあって、雨を気にせず撮影を続けられるのがありがたい。機材は、信頼が第一。濡れて大丈夫だろうかと気にしているようでは、撮影に集中できない。

マソアラ半島の先にあるマソアラ国立公園に渡った時は、渡ったその日だけが曇りで、後はずっと土砂降りの雨だった。びしょ濡れの衣類や下着を洗っても、乾かない。泊まっているロッジに洗濯をしてもらったら、生乾きのまま雑巾のようなニオイで返ってきてマイッタ。

雨が上がると、動物たちは木の実などを求めて動き出す。雨の中の撮影は大変だったが、雨を見上げて口ばしから水滴を垂らしているカワセミはなかなかよかった。


アカエリマキキツネザル 野生動物図鑑


シロビタイキツネザル 野生動物図鑑


マダガスカルカンムリカワセミ