中期経営計画

当社は2016年3月30日に2017年3月期を初年度とした新しい5ヵ年の中期経営計画(16CSP)を発表しました。新しい中期経営計画では「To be the greatest "Business to Specialist" Company」、「One Olympus」を経営方針に掲げ、専門性の高い顧客のニーズを正しく理解し、的確なソリューションをスピーディーに提供することで、当社の価値を判断いただける市場でビジネスを強化していきます。

中期経営計画(16CSP)関連情報

Investor Day プレゼンテーション資料・動画 (2017年9月13日)

16CSPの位置づけ

創立100周年(2019年)の節目を越えて、持続的な発展を実現するための、足下固めと攻めの事業ポートフォリオの構築

2012年~経営再建ステージ 2016年~2021年持続的発展ステージ 「経営ビジョン」世界の人々の健康・安心と心の豊かさの実現を通して社会に貢献する

中期ビジョン(2013年3月期~)では「一連の不祥事により毀損した信頼の回復による企業価値の向上」を目指し、経営の建て直しに取り組んできました。16CSPは、創立100周年(2019年)の節目を越えて、持続的な発展を実現するための、足下固めと攻めの事業ポートフォリオ構築のための期間と位置付けており、その結果として、将来的に世界トップレベルのプレーヤーになることを目指します。

基本的な考え方

"Business to Specialist" Company

"Business to Specialist" Company とは、専門性の高い顧客(Specialist)の要求、潜在ニーズを正しく把握し、的確なソリューションをスピーディーに提案・提供できる会社と定義しています。オリンパスは、これまでも"Business to Specialist" Companyとして強みを発揮し、顧客の信頼を得ることで成長してきました。

これからも、この強みを活かし、高い倫理観を持ち、イノベーティブマインドと高い技術開発力、卓越した業務品質により、今まで以上に顧客にとって価値あるパートナーであり続けたいと考えています。

One Olympus

グローバル・グループベースで、価値観・戦略を共有し、経営資源を最大活用することで、全社パフォーマンスの最大化を図ります。

重点戦略

持続的な発展を実現するための、足下固めと攻めの事業ポートフォリオの構築と、経営目標の達成に向け、以下の6つの重点戦略を定めました。

事業成長に向けた積極的取り組み

  • 戦略的な製品ラインアップの拡充
  • インストールベース型医療ビジネスモデルから症例数ベース型医療ビジネスモデルへのシフト
  • 周辺事業拡大機会の追求

必要経営資源の適時確保・最大活用

  • 伸びしろの小さい事業の縮小と拡大事業領域への経営資源シフト
  • 優秀な人材のタイムリーな獲得・戦力化
  • グローバル研究開発体制、グローバル生産構造の最適化

持続的成長を可能とする将来に向けた仕込み

  • 長期的視点に立った事業開発・先行投資(研究・探索・技術開発)
  • 「低侵襲治療」を軸とした医療事業における新事業創出に向けた取り組み
  • 新興国向けビジネス拡大のための長期的取り組み

更なる事業効率の追求

  • 製品ラインアップの最適化によるコスト削減、効率向上
  • プロセス標準化推進、在庫オペレーション改善

グローバル・グループ連結経営深化に向けた体制強化

  • 機能部門の強化・効率化
  • One Olympusを実現する為の意識徹底

品質・製品法規制対応、内部体制の強化、コンプライアンスの徹底

  • 医療ビジネス拡大を見据えた全社品質マネジメントシステム、品質保証体制の強化
  • 内部統制機能の更なる強化
  • 真のグローバル企業としてふさわしいコンプライアンス/ガバナンスの仕組み構築と実行

経営目標

戦略遂行の成果を「株主資本利益率(ROE)」、「営業利益率」、「EBITDA成長率」、「自己資本比率」の4つの指標でモニタリングします。これらのバランスを保ちながら、いずれも高い水準を目指します。

経営資源(資本・資金等)の創出(資本・資金の有効活用)、適切な経営資源配分(重点戦略) 「経営目標「ROE資本効率性15%」、「営業利益率 事業収益性15%」、「EBITDA成長率 2桁成長※ 事業成長性」、「自己資本比率 健全性50%」」
※ 期間平均成長率=CAGR

参考資料

16CSP初年度の評価

主なポイント 1年間の進捗(2017年3月期)
KPI
(経営指標)
  • ROEは19%(前期比+2pts)と、目標の15%を上回る水準を確保
  • 自己資本比率は43%(前期末比+5pts)と、目標の50%に向けて財務体質が改善
  • 営業利益率(収益性)とEBITDA(成長性)は、為替の影響を主因にスローな進捗
戦略施策
(重点戦略1~3)
  • 事業成長に向けて、医療・科学・映像の各事業において主力の新製品を投入
  • 持続的成長を可能とする将来に向けた仕込として、新興国を中心に内視鏡トレーニングセンターを拡充(東南アジア:タイ、中近東:ドバイ)
  • 欧米を中心に医療修理拠点の再編や統合、新設等の大規模な改革がスタート
  • 将来の外科の成長に向けて、米Image Stream Medical社買収により手術室インテグレーション・ビジネスの取り組み強化
体質強化、構造改革
(重点戦略4~6)
  • 生産性と収益性・効率性の向上に向けて「業務改革プロジェクト」がスタート
  • マトリックス型の組織運営の考え方が定着、事業の垣根を越えたベストプラクティスの横展開がスタート
  • 欧米現地法人のトップを経営執行メンバーに加え、よりグローバルな経営執行体制を強化
  • 企業文化の改革を目指して「グローバルブランドプロジェクト」がスタート
  • グローバルなガバナンス全体を強化していく基礎となる「内部統制フレームワーク」の策定に着手
  • コンプライアンス意識をグローバルで徹底するため「グローバルコンプライアンスオペレーションチーム」を新設
  • 品質・製品法規制対応においては、要員の大幅増員等、組織と仕組みの両面で強化

経営目標の進捗

KPI 2017年3月期
(IFRS)
2021年3月期
(経営目標)
ROE
(資本効率性)
11% 15%
営業利益率
(事業収益性)
10% 15%
EBITDA
(事業成長性)
1,240億円 2,400億円(2桁成長)
自己資本比率
(健全性)
41% 50%

連結数値計画

(単位:億円)

2021年3月期 目標水準
売上高 11,000
営業利益 1,800
当期純利益 1,200

セグメント数値計画

(単位:億円)

2021年3月期 目標水準
売上高 医療 9,000
科学 1,300
映像 550
その他 150
合計 11,000
営業利益 医療 2,350
科学 130
映像 20
その他 -700
全社・消去
合計 1,800

2021年3月期目標水準は国際会計基準(IFRS)適用後の数値

2017年9月13日更新

過去の発表