本文の始まりです


2009年2月13日

クリエーターにお手軽3D立体視聴環境を提供

「PC用3D立体視聴キット」をモニターとセットで発売

汎用モニターで立体視を可能にする新技術搭載で3D導入コストを低減

PC用3D立体視聴キット PC用3D立体視聴キット

 

 

オリンパスグループのオリンパスビジュアルコミュニケーションズ株式会社(社長:市川 哲哉)は、3D立体コンテンツを制作するクリエーター向けに、3D立体映像再生ソフト・3Dシャッターメガネ・コントローラボックスの3点が同梱された「PC用3D立体視聴キット」を液晶モニター※1とセットにして2月23日から発売します。同製品はオリンパスビジュアルコミュニケーションズが運営するオンラインショップ「olio store(オーリオストア)」およびFAXでご注文できます。
FAX:03-3288-1432

※1  BenQ社製液晶モニター「E2400HD」

このたび、「PC用3D立体視聴キット」を当社推奨モニターとセットで、クリエーター向けに販売を開始します。これまで3D立体視聴には特殊仕様の3D専用モニターが必要でした。しかし「3D立体視聴キット」の製品化により、市販の液晶モニターでもこのキットを取り付けるだけで視聴が可能になりました。

またクリエーターが、制作中のコンテンツの立体感をパソコンモニター上で確認する手段がありませんでした。このキットを使用すると、クリエーターはCGソフトで制作途中の3D立体コンテンツでも、その場ですぐに立体感を確認したり、視差調整ができるため、コンテンツ制作の作業効率が大幅に向上します。

なお、特設サイトにおいて「クリエーターのための3D立体コンテンツ講座」 (全4回)を3月から掲載予定です。

発売の概要

製品名 予約受付開始日
PC用3D立体視聴キット+推奨モニターセット 2009年2月23日

主な特長

  1. 3Dコンテンツ制作途中でこまめに立体感の確認や視差調整が行える便利な機能を搭載。
  2. 「時分割最適化機能」搭載により汎用モニターで立体視を実現。3D製作の導入コストを大幅低減。
  3. 75Hz以上、2ms(GTG)のBenQ社製モニターとのセットでフリッカーも残像も最小限の最適な組み合わせ。

製品導入の背景

弊社は以前より、独自の3D立体映像製作技術を用いてアイケアや動体視力トレーニングコンテンツの開発・販売を中心に3D事業に取り組んで参りました。近年3D映画上映館が増え始め、3D対応の液晶テレビも発表されるなど、3D視聴インフラが整いつつあります。それに伴い、3D立体コンテンツ制作の需要も高まってくることが見込まれます。今回、クリエーターにとって便利な機能を追加した「PC用3D立体視聴キット」を、液晶モニターとセットで販売することで、3Dコンテンツ制作環境の普及に貢献していきます。

「PC用3D立体視聴キット+推奨モニターセット」の主な特徴の詳細

1.3Dコンテンツ制作途中でこまめに立体感の確認や視差調整できる便利な機能を搭載。
これまではクリエーターが制作した3D映像の立体感を確認するには3D上映館用など最終のフォーマットに変換して最終の表示装置で見る必要があり、時間と手間がかかりました。しかし、PC用3D立体視聴キットを使うと、制作途中の3D映像の立体感をこまめにパソコン上でチェックでき、3Dコンテンツ制作の作業効率の大幅な向上と作品のクオリティの向上に役立ちます。

2.「時分割最適化機能」搭載により汎用モニターで立体視を実現。3D製作の導入コストを大幅低減。
独自開発の時分割最適化機能(特許出願中)を採用し、汎用液晶モニターでシャッター式※2による安定した立体視を実現しました。汎用モニターを選べることで、特殊仕様の3Dモニターを購入するより低コストにできます。また、シャッター式なのでフル解像度で立体視できます。

※2  左右の眼に、交互に異なる絵を見せることで立体視する方法。シャッターメガネを用いて、秒間30~60回ずつシャッターを開閉させる。切り替えタイミングは受像機側の映像信号に同期させる。

3.75Hz以上、2ms(GTG)のBenQ社製モニターとのセットでフリッカーも残像も最小限の最適な組み合わせ
シャッター式3Dの場合、モニターの垂直周波数が高い方がフリッカー(ちらつき)が気になりません。また、モニターの応答速度が高速の方が立体視時の残像がなくなります。その点、今回セット販売するBenQ「E2400HD」は現在販売されているモニターの中で最もきれいに3D立体コンテンツを表示する当社推奨モニターです。※3

※3  当社調べ(2009年2月13日現在)

その他の特長

  • ファイル履歴参照機能、avi形式対応など、クリエーターに便利な機能を搭載
  • 3Dヘッドマウントディスプレーや偏光モニター、3Dプロジェクターなどにも対応したマルチな立体再生ソフトウェア

「PC用3D視聴キット」の主な仕様

立体映像再生アプリケーションソフト「OLYMPUS POWER3D Media Player ver.1.3」

機能一覧

  • 3D動画ファイルの再生(横分割または縦分割のwmv, avi, mpeg, mpg, divx, div, p3d)
  • 3D画像ファイル(ステレオ写真等)の再生 (横分割のjps, jpg, jpeg, bmp)
  • 2D動画ファイルの擬似3D再生 (wmv, avi, mpeg, mpg, divx, div)
  • 2D画像ファイルの擬似3D再生 (jpg, jpeg, bmp)
  • 3Dディスプレー切り替え(シャッターメガネ/3Dヘッドマウントディスプレー/マイクロポール偏光モニター/[プログレッシブ方式]プロジェクター
  • 視差調整、2D/3D切り替え、逆視切り替え、シャッターメガネとの同期
  • その他:ファイルの情報表示、画像スライドショー、色調調整、自動アップデート
※  拡張子p3dはオリンパスビジュアルコミュニケーションズ提供の3D映像形式です。
※  横分割は2枚画像を左右に配置すること、縦分割は上下に配置することを指します。
※  コンテンツの解像度は無制限ですがPCのスペックに依存します。
※  映像形式の再生パフォーマンスはCODECのデコード処理に依存します。

本ソフトウェアの動作環境

OS Windows Vista 32ビット
WindowsXP 32ビット
CPU Intel Core 2 Duo 1.4GHz以上(デュアルコア時)
またはPentium4 3.0GHz以上(シングルコア時)
メモリ 1024MB以上
ハードディスク 2GB以上の空き容量
グラフィック Intel 945G 以上
解像度 800x600以上

シャッター式3Dメガネ「OLYMPUS POWER3D Glass S-LM100」

メガネ本体 有線式液晶シャッター方式
有効視野範囲:44.5(W)x27.0(H)mm
折りたたみ式(フラットタイプ)
接続ケーブル(電源供給、同期)

コントローラーボックス「OLYMPUS POWER3D CONTROLLER BOX CB100」

コントローラーボックス 外形寸法:26(W)×52(H)×13(D)mm
USBケーブル
画面センサー部 外形寸法:21(W)×27(H)×14.5(D)mm
接続ケーブル

液晶モニター動作条件

解像度 800x600以上 Hi-Color以上(1,677万色を推奨)
応答速度 8ms以下の高速タイプ(白黒6ms以下 中間調2ms以下を推奨)

BenQ社製液晶モニター「E2400HD」の主な仕様

サイズ 24型ワイド
解像度 1920x1080(HD 1080)
応答速度 5ms / 2ms(GTG)
色再現性 約1677万色
垂直周波数 50 - 76(Hz)
外形寸法 582.6(W)×451(H)×197.4(D)mm
※  BenQ社製液晶モニターに関するお問い合わせ先
ベンキュー ジャパン テクニカルサポートセンター 03-5684-8810
月曜から金曜 9:00~17:00 土日祝日・弊社指定日を除く
e-mailでのお問い合わせ http://bcc.benq.com/BCCFRONTUI/process/newcase.aspx
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


本文の終わりです