マーケティング・企画医療分野

医師の手となる処置具の市場をリードし続ける提案を
専攻:経営学 / 2007年入社

入社の動機

私は人の衣食住に根ざした仕事がしたいという思いがあり、当初は食品業界を中心に就職活動をしていました。ところが、大学3年生の時に父が大腸がんを患い、腹腔鏡手術を受けたことで、普段当たり前に感じている健康のありがたさや、健康を維持することの難しさを実感しました。父の見舞いで病院を訪れる機会が増える中で、人の健康を守る医療に貢献する仕事も、やりがいと誇りを持って働けるかもしれないと思うようになりました。

そこで医療業界に目を向けた時に、カメラのイメージしかなかったオリンパスが、医療事業を手がけていることを知りました。オリンパスをはじめいくつかの企業を訪問し、会社説明会にも参加してみたところ、オリンパスの先輩社員が自分の仕事のどんなところに誇りややりがいを感じるかといったお話を生き生きとされていて、とても共感できました。比較検討して迷っていた外資系企業では、会社の規模や充実した設備などをアピールしていたので、最終的には自分の思いにより近かった、オリンパスへの入社を決めました。

仕事の内容

現在は、消化器内視鏡と一緒に使う、がんかどうかを調べるために組織を採取する道具、薬液を注入する注射針など、処置具といわれる分野で国内市場の導入戦略やプロモーションの企画立案などを行う部署に所属しています。例えば、新製品がリリースされる時にどのように医師に知っていただくか、既存製品で医師の手技レベルを上げていくために医療機器メーカーとしてサポートできることは何かといったことを考えて、イベントやセミナーなどを企画運営していくのが主な業務です。

私はその中でもとくに、胃がんや食道がん、大腸がんなどの病変を開腹せずに取り除くための処置具製品を担当しています。どのような仕様にすればより使いやすい製品になるのか、より安全性を高めることができるかといったことを医師と機器開発部門との橋渡しをして検討を行うほか、既存製品で先生方の手技レベル向上をサポートするトレーニングの支援なども行っています。

業務では、2つのことを心がけています。1つは、直接関わる医師の先にいる、患者さんのためになるという視点で考え、行動することです。普段は医師と接する機会が多いこの仕事では、ともするとそれを忘れがちです。でも、私は今の部署の前には約6年間、日々患者さんの姿が見える営業を担当していたので、その経験を生かして、常に患者さんの存在を意識して医師と患者さん双方に有益なこと、オリンパスだからできることを考え、行動したいと思っています。もう1つは、仕事を楽しむこと。自分の時間の大半を仕事に費やしているわけですから、組織やチームの仲間と一緒に楽しみながら、目標を達成していきたいと考えています。そうできる雰囲気を、自らつくっていくことも心がけています。

やりがい

最近の仕事で一番やりがいを感じたのは、内視鏡の手技解説を目的としたハンドブックを製作したことです。私たちには、1人でも多くの医師に手技や製品の使用法を正しく理解して、実践してほしいという思いがあります。内視鏡の手技レベルの向上に努めている医師にも同様の思いがあり、そんな先生方4名の監修のもとで、製作が実現しました。

ハンドブックでは、オリンパスの製品に限らず、一連の手技の流れを写真やイラストを使いながらわかりやすくまとめ、正診率を上げるためにエキスパートの医師が実践されているポイントも解説しました。それを医師に配布したところ、「こういう資料は今までなかったですよね」とよろこんでいただけたり、監修をしてくださった先生方からも「メーカーの協力があってはじめて製作できたね」という言葉をいただけたりして、私も純粋にとてもうれしく思いました。そして、社会貢献できたなという実感も持てました。

医療事業の国内市場には女性がまだ少なく、ましてや営業経験のある女性の先輩はほぼいません。そうした中でキャリアプランを描くには不安や迷いを感じることもあるので、今後は私自身が、後輩たちのロールモデルになっていけたらと思っています。

苦心していること

オリンパスは消化器内視鏡でトップシェアを獲得していますが、私が担当している処置具においても、オリンパスが国内市場トップとなっています。医師の手に取られる機会が多いだけに、その期待も大きくなります。その期待にどう応えていくかというところが、難しい面でもあり、やりがいでもあると思っています。

市場トップとなるとどうしても、それを維持しようという守りの姿勢になりがちです。でも、それまでと同じことをしていては、医師の期待に応えることはできません。市場をリードし続けるためには、これまでの実績を一旦捨てて、新しい提案をしていくことが重要だと感じています。

処置具の国内市場で担当製品の戦略を考えるのは、私1人の仕事です。自分の提案や意思決定が、市場全体に影響を与えることになる。そのプレッシャーはとても大きく、難しさに悩むことも多々あります。そこを乗り越えていくために、臨床現場にも積極的に出向いて、医師と話し、ニーズや動向をつかむように心がけています。

職場の紹介

今のチームは全員が営業経験者で、それぞれの経験を大事にしながら提案し合える関係が築けています。体育会系の雰囲気がありつつも、先輩後輩に関係なく、いいものはいい、ダメなものはダメと言える環境だと思います。

就職活動中の会社説明会の時に感じた、自分のやりたいことに誇りを持って働けそうというイメージは、実際にその通りでしたね。大学時代は経営戦略や組織論を学んでいたので、ゆくゆくはマーケティングの仕事がしたいと思っていましたが、入社当初は現場経験を積みたいという思いから、営業を志望しました。その後、6年の経験を経て、自分のキャリアプランに迷った時には、信頼できる上司に自分の思いや考えを話したうえで、今の部署への異動を決めていただきました。自分だけの判断ではもしかしたら、可能性を狭めてしまうかもしれない。でも、信頼できる上司なら、自分には見えていない適性を見出してもらえるのではないか。そんなふうに考えたのですが、それはやっぱり間違っていませんでした。今の職場には営業とは違った楽しさがあり、いい刺激を受けています。

これまでずっと、そんな上司や先輩に恵まれた環境で仕事をしてきたので、私自身もそう感じてもらえるような、先輩でいられたらと思っています。

学生の皆さまへ

就職活動の時ほど、さまざまな業界や企業のことを知ることができる機会はそうないと思います。できるだけ多くの企業を訪ねて、そこで働く人たちから情報を引き出してください。その中で、何かしら共感できること、自分が働くイメージができる会社を見つけていく。そういう気持ちを大切にしてほしいと思いますね。医療業界に関心がある人にとっては、オリンパスは誇りとやりがいを持って仕事ができる会社だと、自信を持っておすすめできます。

医療業界で就職を考える時、医療機器メーカーか製薬会社かで迷う学生さんも多いかと思います。私も時々そうした質問を受けますが、私の場合はモノづくりに楽しさを感じていて、医療機器メーカーであれば、医師の手となる製品を、医師とともにつくっていける。そんな思いから、製薬会社は受験しませんでした。私のように医療業界でのモノづくりに関心のある学生さんには、ぜひ、オリンパスの医療事業や製品を見て、知ってほしいなと思います。そして、一緒に働けたらうれしいですね。

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