基盤技術開発診断技術

生物学と光学の融合で、医療・ライフサイエンスの未来を切り開く次世代機器開発に一意専心
専攻:生物学 / 2007年入社

入社の動機

私は経験者採用で入社しました。学生時代に分子生物学を専攻し、前職では糖尿病のリスク要因などの基盤技術開発をしていました。このような経験を重ねるうちに、医療分野の中でもとくに、早期診断や早期治療に貢献できる仕事を目指したいと思うようになりました。

学生時代から顕微鏡を使用していたことから、オリンパスはとてもなじみのある会社でした。入社の最終的な決め手になったのは、当時の面接担当者の存在です。物理学や光学、精密工学、生物学と、多種多様な専門技術を持つ多数の社員を牽引している、女性リーダーの姿が印象的でした。

仕事の内容

私が所属する部署では、生物系の技術者を中心に光学技術者やエンジニアが集まり、生体を解析・評価する技術の開発をしています。今後の医療・ライフサイエンス機器開発では、技術の効果や価値を客観的なデータを用いて示すことが重要です。私たちは、細胞や分子、遺伝子など、生体をさまざまな角度から検証することで、これを実現しようとしています。さらに、未だ有効な診断方法が見つかっていない病気や、医学的ニーズの高い疾患について生体をより深く理解することで、新たな診断手法のコンセプトの発掘や将来の診断技術開発につなげていこうと、日々業務に取り組んでいます。

普段の業務では、生物系技術者が集まるチームの運営をしており、医師との共同研究の推進や、臨床研究にも取り組んでいます。

この業務は、基盤技術開発や機器開発のサポートとしての要素が色濃いことが特徴です。そのため、時間的な配慮も含めつつ、医学・生物学研究としての質と、開発進捗のバランスを考慮し、日々の仕事に取り組んでいます。

やりがい

取り組んでいる研究や開発機器に対して、ユーザーである研究者や医師が共感してくれた時はうれしいですね。未知の分野を開拓する仕事も多く、困難に直面することも多々あるのですが、研究者や医師と新たな機器の構想について語り合ったり、自分の仮説が将来の機器開発のコンセプトに結びついたりする際は、胸が高鳴り、やりがいを感じます。

海外では、さまざまな研究者や医師と出会う機会に恵まれています。日本とは異なり、研究分野の垣根がないのが特徴で、人の輪がどんどん広がっていく楽しさがあります。経営者、管理者など、高い役職についている女性も多く、彼女たちのプロフェッショナルとしての意識、仕事に向かう姿勢から、数多くのことを吸収できています。これまで出会ってきた海外女性キャリアの特徴は、オンとオフの切り替え方がうまいこと。自分のライフワークバランスを見つめ直すきっかけになりました。

将来は、新しい医療・ライフサイエンス機器を開発して社会に貢献するとともに、世間にその医学・生物学的価値をアピールしていきたいですね。また、海外での臨床研究の経験を着実に自分の中に取り入れ、キャリアの向上につなげていきたいと思っています。

苦心していること

専門分野やバックグラウンドが異なる研究・開発者が集まることで、多角的な視点が生まれるという利点を持つ一方、言葉の違いや検証プロセスの組み立て方に違いを感じることがあります。メンバーが一丸となり共通課題を乗り越えていくため、協力体制を整え、コミュニケーションを活発化することに、とても気を配っています。また、新たな提案をする場合には、相手先の医師や研究機関に対する動機づけも必要です。現状の課題や、将来への貢献度に共感してもらい、共通の目標意識を持てるよう、コミュニケーションを図っています。

仕事で海外経験ができるようになったのは、オリンパスに入社してからです。数々の経験や学びを得られる一方、時には文化や仕事上の立場の違いにより、壁に突き当たることもあります。しかし、思いが通じてパートナーとしての関係を強めることができた時は、とてもうれしいですね。

職場の紹介

技術系部署ではめずらしく女性が多い職場です。業務上、男女差を感じたことはなく、その意味では女性にとって働きやすい環境にあると思います。実際、海外との共同研究など新規チャレンジもできますし、男性と変わりなく役職に就く人も増えています。

また、専門性の高いメンバーが多いため、各自の得意分野を活用して補い合ったり、ディスカッションも活発に行われたりしています。仲も良いので、たまにチームでそろって飲み会やホームパーティーを開くこともあります。理系出身者は比較的淡々としているように見えますが(笑)、心の内には秘めたる熱い想いをきちんと持っています。また、真面目な人が集まっているのが研究職の特徴だとも思います。

学生の皆さまへ

海外体験なども含め、学生時代にはバラエティに富んだ経験をして、あらゆる角度から自分の可能性を探ってほしいと思います。とくに、入社後は、1日の多くの時間を会社やその仲間と共有するようになります。だからこそ、事業内容に興味を抱いたり、企業姿勢に共感したり、自分なりの考えを持って企業を選ぶことが大切だと思います。

私は業務上、英語を話す機会が多々あるのですが、実は英語は大の苦手で(笑)、いまだに日々四苦八苦しています。ただ、私には生物という専門性を生かし、世界各国の医師や研究者と関わりながら、新しい医療機器開発に貢献したいという目標があり、その実現のためには、コミュニケーション力が必須であると考えています。人はしっかりと目標が定まれば、大概のことは乗り越えられるのではないか、と考えています。就職活動では、入社後に後悔しないよう自分の目標や信念を見つめ直し、自分に符合する就職先を見つける努力をすることをおすすめします。