デザインGUIデザイン

ユーザーの心に寄り添い利便性を追求。「使って楽しい」液晶デザインを
専攻:デザイン / 2010年入社

入社の動機

私は経験者採用でオリンパスに入社しました。以前も現在と同じく、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)デザイナーとして働いていましたが、扱っていたのはカーナビゲーションでした。GUIとは、コンピュータなどの電子機器の液晶画面をデザインする仕事です。当時は、地図やルートの案内方法、ホーム画面のメニューなどを制作していたのですが、より広い分野の製品に携わりたいと思い、転職を考え始めました。

そんな中、興味を持ったのがオリンパスでした。父はカメラが趣味で愛用していた製品も、私が学生時代に自分で貯めたお金で初めて購入したカメラもオリンパスの製品だったので、親近感があったのです。調べてみると、オリンパスはコンシューマ(一般消費者向け)製品だけでなく、自社で医療製品も製造・販売していることを知り、広く事業展開を行っている点に魅力を感じるようになりました。また、発表される製品がユニークで、新しい価値を創造する雰囲気を感じたことが、入社の決め手となりました。

仕事の内容

デジタルカメラやオーディオなどのコンシューマ製品のデザインを手がける部門に所属しています。私は、GUIデザイナーとして、デジタルカメラのメニューデザインや、機能提案を担当しており、具体的には、撮影メニューの画面をデザインしたり、アートフィルターなどの撮影機能および画像処理の提案から実装までを行っています。また、最近では、デジタルカメラに関連したスマートフォンのアプリケーション制作も増えてきました。

GUIは製品の利便性や使い心地を左右し、撮影の楽しみを広げる大切な要素です。ユーザーの製品選びにも大きな影響を与えるため、作業過程では使用シーンを想定し、操作の快適性を追究することが重要です。とくに、日常生活の中で活用されるコンシューマ製品は、安心・安全を最優先とする医療機器とは少々異なり、人の心と密接な関係にあります。感動の一瞬を切り取るカメラは、その代表的なものと言えるでしょう。それだけに開発メンバーも心を1つにし、検証を繰り返し、実用性を確認しながら製品を形にしていきます。「写真を撮っていて楽しい」「オリンパスだから使いたくなる」、そんなふうに感じていただけるユニークネス(独自性)のあるものを提案・実装するよう心がけています。

やりがい

新しい発想の受け入れにオープンな職場なので、好奇心旺盛な人にとってはとてもやりがいがあると思います。むしろ、提案することは1つのミッションで、私自身、プロトタイプを用意して周囲を説得したり、グループのメンバーと意見交換を重ねたりしながら、実現化に向けて試行錯誤しています。

そうして自分が手がけた製品や機能が世に出て、実際に使われているのを見た時は、やはりとてもうれしいですね。以前、あるイベントで、私が携わった色彩加工機能を使い、青色だけを抽出して仕上げた花火の写真を見かけました。儚さの中に凛とした雰囲気を放つとても素敵な作品で、おこがましくも撮影者の感動を再現するサポートができたように感じ、よころびの気持ちで一杯になりました。

当社には「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ オリンパス」というスローガンがあり、コンシューマ製品から医療機器までさまざまな製品を扱っています。幅広い分野の仕事にチャレンジできるだけでなく、海外も含めた多様な人々に触れることができます。現在、私はデジタルカメラという「ココロ」との結びつきが強い製品を担当していますが、将来は医療機器をはじめ、他分野も横断的に扱えるデザイナーになりたいと思っています。そして、「これが欲しかった!」と言ってもらえる仕事ができるようになることが目標です。

苦心していること

製品機能の検討時など各担当者間の折衝には苦労します。反面、その中には、開発に必要な気づきやヒントも多く含まれています。どんな人が何を好むのか、どんな動作が使いやすいのかなど、振り返ってみるとデザインに直結することばかりです。この気づきの積み重ねが、私をデザイナーとして成長させてくれているのだと思います。

また、ユーザーから使用感の予期せぬ不備についてご指摘をいただいた時などは、申し訳ない気持ちになります。落ち込みはするのですが、ご意見は真摯に受け止め、開発メンバー全員で改良方法を必死に模索するようにしています。次々あがるユーザーの声に応えつつ新たな提案をし続けていくことは大変ですが、一方ではそれを一つひとつ解決していくことは楽しみでもあります。

職場の紹介

思ったことをすぐに言うざっくばらんな雰囲気で、楽しいですね。興味を持ったことがあれば、「やってみよう」と気軽にチャレンジさせてくれる社風があり、ユニークな商品を生み出すための土壌ができているように感じます。また、GUIの仕事は他部署との接点がひじょうに多く、知識や考え方を広げながら進められることも、アイデアを出す際にとても役立ちます。

他部署には、既存の操作や機能について教えてもらうこともあれば、新規提案の相談に行くこともあります。さまざまな人と関わる業務なので、コミュニケーション能力や細かい気配りが必要となる場合も少なくありません。その点で女性に向いていると思いますし、実際、現場で活躍している女性も多いと思います。

学生の皆さまへ

学生時代は、たくさんのことに挑戦することをおすすめします。私の場合は油画や陶芸を習ったり、大学ではデザインを学んだりしましたが、興味があることだけでなく、誘われて何となくやってみたことまで、あらゆる経験が人間性を豊かにしてくれます。人のつながりも同じで、他の大学に通う人、自分が知らない世界を持つ人にも触れてみると、視野が広がっていくことでしょう。増やした引き出しは後々仕事上でも生きてきますし、さまざまなことに興味を持ち、物事に積極的に取り組む人は、こちらのモチベーションまで上げてくれるので一緒に働いてみたくなります。就職活動も大変かと思いますが、今しかない時間を大切に過ごしてほしいですね。

振り返ると、就職活動はいくつも会社を訪れたり、大勢のOBに話を聞いたりできる貴重なチャンスでした。企業を知ることができる良い機会と捉え、楽しむ心を忘れずに頑張ってください。