製品開発医療分野

新製品づくりに取り組む楽しい毎日。大切な仲間がここにある
専攻:機械工学 / 2013年入社

入社の動機

高校時代は医療関係の仕事に就きたいという思いがあったものの、大学では機械工学を専攻しました。入学後、機械工学の知識は医療機器の開発にも生かせることを教授や先輩から聞き、「患者さんの治療に直接携わるわけではないけれど、医師を支援する医療機器関連の仕事で医療に貢献したい」と考えるようになりました。その中で、オリンパスは消化器内視鏡のシェアが世界トップであること、内視鏡は病気の診断だけでなく治療もできることを知り、関心を持ちました。

就職活動では様々な企業の社員懇談会に参加しましたが、オリンパスの社員の方はどの企業の方よりも、自分の仕事についてとても熱く語ってくださいました。他社では型通りの話をされることも多い中で、実際の製品を見せながら開発の過程をほんとうに楽しそうに話す姿を見て、「同じ医療機器関連の企業に就職するなら、こんな人たちと一緒に働きたい。自分も生き生きと仕事をしたい」と感じ、オリンパスへの入社を決めました。

仕事の内容

内視鏡と組み合せて使用する、処置具の開発の部署に所属しています。内視鏡のレンズが医師の目だとすれば、処置具は医師の手。内視鏡は胃や肺など体の部位ごとに分かれていて、各機器で使用される処置具はさらに複数種類あります。私はその中で、胆管結石を取るための処置具をつくっています。現在は新しい製品を開発中で、先輩や上司の指導を受けながら、設計に沿った図面の作成や検討を中心に業務を行っています。

仕事をするうえでは、誰かに言われたからではなく、自分自身で責任感を持つことを心がけています。そのために気をつけているのは、わかったふりをしないことです。わからないままに進めてしまうと、途中で問題が発生したり、やり直しになったりして、時間を無駄にしてしまいます。また、わからないときやできないときは、それをちゃんと受けとめて相談する。助けてもらったときは、感謝を伝える。そんな素直さも大切にしています。

やりがい

今はまだ、自分が開発に携わった製品は世の中に出ていませんが、病院での症例見学の際、既存の製品が実際に医療の現場で使われているのを見たときに、処置具はこんなふうに治療に役立っているんだと実感しました。それと同時に、高齢の患者さんが時々苦しそうな表情を浮かべていたので、内視鏡での治療は外科手術に比べれば低侵襲ではあるものの、絶対値では低侵襲とは言い切れないこともわかりました。私が担当している処置具でも、もっと結石を取りやすくできれば、治療時間が短縮できて、患者さんの負担を減らすこともできるはずです。現状に満足せず、より良い製品をつくっていきたいと思っています。

また、現在は設計されたものを図面や書類に表す仕事が中心になっていますが、将来的には、自分自身で製品全体の設計ができるようになりたいですね。求められるものに対してどんな設計が必要か、その設計が適切かどうかを確認するためにはどんな検討が必要なのかを考え、製品の仕様を決められるようになりたい。一緒に仕事をしているベテランの設計者でも、その過程で壁にぶつかることが多々あります。新製品の設計ができるようになるには、もしかしたら20年くらいかかるかもしれません。今は知識も経験もまだまだですが、少しずつ力をつけて、10年後には目標に近づいて、具体的な道筋をつけられたらいいなと思っています。

苦心していること

処置具は一見するとシンプルな構造に見えるので、学生の頃は設計も難しくはないだろうと考えていました。でも実際には、身体の中に入れて自分で試してみることができないため、予期せぬことが起こることも多く、簡単にできる仕事ではないなと感じています。だからこそ、やりがいもありますね。

入社2年目を迎える前に新製品の図面作成を任されたときは、既存製品の構造もよく理解できていなかったうえに、新しい設計が多く含まれていたため、自分1人では製図もままならない状態でした。その状況を乗り越えるために、既存製品の図面を読み込んだうえで、工場に足を運んで組み立ての工程を見学したり、図面を見ながら実際につくってみたりもしました。自分でちゃんと体感してみることで、製品の構造や設計の意図を把握することができ、今では自身で製図できるようになってきています。何事もまずはやってみることが、自分の財産になっていくと思います。

職場の紹介

上司は仕事に対しては厳しいですが、何か失敗をしてもそれを責めるのではなく、なぜ失敗したのか、次は失敗しないためにはどうしたらいいのかを、自分で考えさせるような指導をしてくださるので、前向きに頑張れます。先輩方も、困ったときにはどんなに忙しくても親身に私の話に耳を傾け、一緒に考えてくださいます。いつもフォローしていただいているので、少しでも早く成長して、任せてもらえる仕事を増やしていきたいと思っています。

私は毎日、仕事がとても楽しいと感じています。入社以来、つまらないと思ったことが一度もないんですよね。新しい製品づくりにチャレンジしていて、日々知識やできることが増えていくこともそうですが、尊敬できる上司や先輩と働けていることがいちばん大きいと思います。上司やリーダーに褒められることはほとんどありませんが、「やる気と頑張り続けられるところはいい」と言ってもらえるので(笑)、そこは大事にしていきたいと思います。

学生の皆さまへ

勉強や研究、部活動やサークル活動、アルバイトなど、何事も楽しみながら、全力でやり抜き、悔いのない学生生活を過ごしてください。それはきっと、良い思い出になるだけでなく、仕事をするうえでも大切な力になると思います。私もできないことがあったときには、学生時代に1つのことをやり遂げた経験を思い出すことで、くじけずに頑張れています。

就職活動では、企業のいろいろな条件を比較しがちですが、それだけでなく、実際に会社を訪れたり、先輩社員と話したりしてみて、ワクワクするような感覚を持てることも大切だと思います。私がオリンパスへ入社したのも、「この会社をもっと知りたい!こんな人たちと働きたい!」といちばんに思えたことが決め手でした。迷ったときには、そういう自分の直感が頼りになるんじゃないかなと思います。