製品開発科学分野(ライフサイエンス)

再生医療の発展を支える生物顕微鏡の開発で、プロの技術を持つエンジニアを目指す
専攻:機械物理 / 2011年入社

入社の動機

私は大学時代は工学部に所属していましたが、就職活動をしていた当時は、iPS細胞をはじめとする再生医療の分野が取りざたされていた時期と重なり、生物研究への関心が高まりました。そこで、工学部出身の自分が生物研究に関わっていく方法の1つとして、オリンパスの顕微鏡分野に興味を持ちました。

研究室にはオリンパスの古い型のレーザー顕微鏡があったのですが、営業の方がずっとメンテナンスに来てくださっていて、良心的な会社だなという印象を持っていたんですよね。先輩社員の方が大学内で会社説明会を主催してくださったこともあって、顕微鏡開発の仕事ではユニット設計から製造までトータルに関われるという話も聞き、非常にやりがいのある仕事だなと感じました。

さらに、医療機器分野で高いシェアを持っていることも魅力でした。そして、再生医療の発達などから、オリンパスの医療関連事業は今後さらに伸びていくだろうという将来性を予見できることが、入社の決め手となりました。

仕事の内容

現在所属しているグループの主な業務は、生物顕微鏡の設計開発です。その中で私はメカ設計を担当していて、商品化前の技術検討から設計、評価、量産のための準備まで、すべての段階に携わっています。

仕事をするうえでは、効率的に業務を進めていく方法を常に考えながら、改善すべきところはすぐに取り組んでいくことを心がけています。また、時間が限られた状況の中で行う業務が多いため、その日に何をするかをイメージしてから仕事に入るようにすることで、優先順位を明確にし、無駄のないスケジュールを組み立てるようにしています。

やりがい

エンジニアは理論に基づいて設計し、評価、検証を行います。しかし、実際には予想通りにならないことも多く、思った通りの製品ができ上がった時のよろこびはとても大きいですね。様々な不具合に遭遇した時は、新しい知識を得るチャンスでもあり、苦労しながらも解決できた時の達成感はひとしおです。

また、報道で著名な研究者の研究室が映った時などに、オリンパスの顕微鏡が使用されているのを見ると、たいへん誇らしく感じます。

現在はメカ設計をメインで担当していますが、将来は分野にとらわれず、光学や電気制御といった技術もわかる、オールマイティーなプロのエンジニアになっていきたいと思っています。

苦心していること

量産に入る間近の段階まできたところで、不具合が続出してしまったことがありました。日程的にも非常に厳しい状態に陥りましたが、開発のほかのメンバーや、工場の方々をはじめとする多くの関係者の協力を得て、乗りきることができました。

そうした時には、日頃からチーム内にとどまらず、関係者とコミュニケーションを取っておくことがとても大切だと実感します。そこで、開発メンバーや工場の方などと頻繁に技術レビューを行って、知識や経験を持った人の知恵を取り入れていくようにしています。また、予期せぬトラブルが発生した際は、技術者としてレベルアップできる機会だと考えて、原因をきちんと明確にし、次につなげるようにしています。

職場の紹介

チームのメンバーは、若手からベテランまでさまざまな年代で構成されていて、4年目の私が一番の若手です。それぞれが違った経歴を持っていて、互いに協力し相談し合える関係が築けていると思います。自分だけではわからないことが出てきた時には、知恵を出し合う場を気軽につくることもできます。技術に対してこだわりを持った個性的な人が多く、いろいろなアドバイスももらえるので、自分の成長につながる面白い職場だと思いますね。

学生の皆さまへ

就職活動は、今までの自分を振り返るいい機会だと思います。現状にとらわれず、自分のやりたいこと、好きなことを見つめ直してみてください。自分の就職活動は決して順調ではありませんでしたが、そうしたことを考えながら、面接を重ねるごとに一つひとつ気づきを得て、成長していくことができました。面接もそんなふうに、前向きに取り組んでいくといいんじゃないかなと思います。自分のやりたいことができる会社なら、苦しいことがあってもきっと、やり抜くことができるはずです。最後まで諦めずに、頑張ってほしいですね。

技術に対する興味がある人は、開発の仕事に向いていると思います。現状に満足せずに、新しいものに取り組むことが、次の技術を生み出す力になります。その中でも、顕微鏡分野はまだ人が少ないので、設計開発のすべてを見ることができます。全部見ることの楽しさ、全部見なくてはいけないことの大変さ、どちらもありますが、自分から仕事を取りにいくぐらいの姿勢で、私たちに刺激を与えてくれる人と一緒に働けたらうれしいです。