製品開発映像分野

オリンパスの映像事業の魅力は、他社にはないユニークなカメラの開発
専攻:機械工学 / 1993年入社

入社の動機

大学では機械工学を専攻していて、卒業研究ではガラス繊維の配向などをテーマに実験を行っていました。その際に、自身で実験の過程を撮影し、現像もしていたことで、カメラに関心を持ちました。当時はまだ銀塩カメラで、シャッターやフィルムの巻き上げといったメカニカルな部分に興味があったんですね。実験で使っていたのはオリンパスのカメラではなかったのですが、友人が持っていたオリンパスのカメラを使ってみて、カメラをつくる仕事も面白そうだなと思い、そう思うきっかけとなったオリンパスを志望しました。

仕事の内容

デジタルカメラの商品開発部門に所属しています。私がリーダーを務めているグループでは主に、コンパクトデジタルカメラの設計や、商品の開発リーダーとして開発を推進する業務を担当しています。

企画部門が立案したコンセプトや仕様などのプランをもとに、詳細設計を行い、図面を出図。ベトナムと中国にある工場へ出向いて製品を立ち上げ、QCD(Quality=品質、Cost=コスト、Delivery=納期)をマネジメントします。商品によっては、発売前に実施される内覧会に立ち合い、商品説明などを行うこともあります。

また、グループリーダーとして、メンバーのマネジメントはもちろん、開発に関わるさまざまな部署との連携や市場の動向などにも気を配り、コミュニケーションや情報収集を行うように心がけています。とくにコンシューマ(一般消費者向け)製品では、市場環境により設計途中で仕様変更が必要になる場合もあります。その判断材料としても、社内外のいろいろな情報にアンテナを張っています。

やりがい

もともとモノづくりやメカに興味があるので、自分で設計した仕様や機能が実際の商品としてでき上がった時はやはり、とても充足感がありますね。さらに、内覧会などでプロカメラマンや雑誌記者の方々に評価してもらえると、「やったな!」とひじょうにうれしく思います(笑)。

商品開発の仕事では、実際のユーザーと接する機会は少ないのですが、街中や旅先でオリンパスのデジタルカメラを使って撮影している人を見かけると、自分が携わった製品が、写真を撮る楽しさやよろこびを提供できていることが実感できますね。

また、営業担当者から聞くユーザーの声も、やりがいにつながっています。例えば、オリンパスでは耐衝撃性や防水性に優れたコンパクトカメラ「TG(Tough)シリーズ」を開発・発売していますが、冬にスキー場のリフトから落としてしまったカメラが、雪解けした春に見つかり問題なく使えたとか、キャンプ中に川に沈んでいたカメラを拾い、その中に残っていた画像を頼りに持ち主を探し出せたといったエピソードを聞いた時には、このカメラをつくっていてよかったと思えました。

苦心していること

詳細設計を行っていく中で、最初に目指していた仕様を100%実現するのはひじょうに難しいことです。トレードオフになる部分が少なからずあります。それをどう判断して、商品にまとめていくかが、いつも苦心するところですね。ただ、どんな時でも、ユーザーの視点に立って考えることを重視しています。

また、コンパクトデジタルカメラの市場のニーズは変化が速く、開発の途中で製品化が中止になる場合もあります。携わってきたメンバーに対して、その事情を理解してもらうのはリーダーの務めで、配慮が必要な部分だと感じています。メンバーのモチベーションが下がらないようフォローをしますが、それには日頃の信頼関係が大切だと思っています。

職場の紹介

メンバー同士、活発に意見を言い合える職場です。チーム全員がフレックスタイムで仕事をしているので、始業時間などある程度自分のペースで調整していますし、比較的自由な雰囲気があると思います。また、開発の職場には、モノに対してこだわりを持っている人が多いですね。銀塩カメラに愛着のある人、カメラ以外にもバイクが好きで何台も所有している人、車はコレにしか乗らないと公言している人など、話をしていても面白いです。

オリンパスの映像事業の魅力は、他社にはない、ユニークなカメラをつくっていることだと自負しています。そうでなければ存在価値もないと思っているので、メンバーとはそんな志も共有できているように思います。

学生の皆さまへ

私は採用面接を担当することがありますが、自身の研究課題を説明していただく時には、どこまでテーマを理解しているか、どんなふうに取り組んできたかを重視して、話を聞くようにしています。

仕事をするうえでも、与えられたことをただこなすだけの人より、自分なりに目標を持って、深く考えながら取り組める人のほうが、仲間として一緒に働きたいと思えます。ですから、研究にしても、ほかのことにしても、今自分が取り組んでいることに、目的意識を持って頑張ってほしいと思います。