製品開発映像分野

性能だけでなく、操作性にこだわりのあるメカ設計を
専攻:機械工学 / 2007年入社

入社の動機

もともと写真を撮ることが好きで、カメラに興味がありました。そのカメラの小さなボディに搭載されたさまざまな機構を設計してみたいと思い、カメラを扱っている会社を中心に就職活動を開始。その中でオリンパスは、流線型の変わったデザインのカメラなどを出していたので、オリジナリティのあるこだわりの製品をつくっているところに惹かれました。

先輩社員の方と実際にお話をした機会には、皆さん真摯に仕事に取り組まれているなと感じられました。選考の段階では、「カメラをつくりたい」という私の希望にしっかり耳を傾けてくださいました。他社ではカメラの開発を希望しても、それが叶う保証はないと言われることがほとんどでした。オリンパスでも必ず開発に携われるかはわからないと言われたものの、私の思いをしっかり聞いてくださり、前向きに検討していただけそうな印象を受けたので、オリンパスに入社しようと決めました。

仕事の内容

私は現在、ミラーレス一眼カメラのPENシリーズとOM-Dシリーズのボディのメカ設計を行うグループに所属しています。「こういうカメラをつくろう」という最初のコンセプトから企画部門と一緒に考え、その後、設計・試作・評価と、さまざまな業務を行う部署です。

会社によっては、企画は企画、設計は設計というように、担当が分かれているところも多いと思いますが、オリンパスでは、1つの製品が完成するまでの一連の業務に携わることができます。私自身も、PENシリーズのE-P1とE-P3でコンセプトワークから参加しました。

やりがい

私たちは小さなチームで製品づくりをしているので、製品に対してもメカ開発に対しても、いろいろな提案をすることができます。「こういうカメラをつくりたい」という自分の思いを製品に反映できること、考えたアイデアを自分の手で製品にしているという実感を持てることが、やりがいにつながっていますね。

デジタルカメラが主流になってからは、ソフト面の機能が重視されるようになっています。そうした中で、メカ開発者としては、性能はもちろんのこと、操作性にこだわりを持って設計をしています。以前担当した新機種に、ポップアップフラッシュを導入することになった時には、ポップアップのスイッチを入れるまでは、そこにフラッシュがあるとわからないようにしようと、いろいろな機構を考え、実現しました。ユーザーの方やプロの写真家の方と接する機会に、そうした私たちのこだわった部分を評価していただいたり、そのカメラでの撮影を楽しむ姿を見たりすると、とてもうれしく思います。

オリンパスはこれまでも世界初の機能を持ったカメラなど、他社にはない製品を世に送り出してきました。私もメカ開発者として、新しいアイデアを積極的に提案して、オリジナリティのあるカメラをつくっていきたいと思っています。

苦心していること

設計者というと、1人でCADに向かっていることが多いと思いがちですが、実際はチームワークが求められる仕事です。どんなに設計能力が高くても、1人では優れた製品はつくれません。チームのメンバーはもちろんのこと、製品に関わるほかの部門の人たちとも、密にコミュニケーションを取って、人との関係を大事にしていくことが重要だと思っています。

また、カメラは精密機械なので、寸分違わぬ調整が必要です。ボディの生産は中国やベトナムで行っており、設計が終わって試作に入る段階になると、そうしたひじょうに細かい作業の重要性がなかなか伝わらず、苦心することがあります。文化や価値観の違う人たちと製品をつくっていく時には、実際のモノを見せて、大切な作業だということを根気よく伝えて、一緒に取り組みながらリードするようにしています。

職場の紹介

職場の雰囲気は、和気あいあいとしています。チームで一丸となって製品をつくっているので、仲間意識が強いのかもしれないですね。上下関係も厳しくはなく、若手でも遠慮なく意見を言えますし、上司も一緒になって考えてくれます。

工場での試作期間に入ると、チームでの海外出張が頻繁になります。海外出張ではみんなで食事をしたり、お酒を飲んだりしながら話す機会が多いですね。普段も製品の完成時など、定期的に交流の機会があります。

学生の皆さまへ

私はわりと楽観的な性格なので、「カメラをつくりたい!」という気持ちだけで、あとはあまり考えずに入社しました。そのため、入社してから驚いたことがたくさんありました。例えば、設計者は格好良く仕事をしているイメージがありますが、実際には日々、とても細かい計算や作業を積み重ねていくような泥くさい仕事です。私の場合、そうした驚きが仕事の面白さになっていったのでよかったのですが、「こんなはずじゃなかった…」と思っていた可能性もあります(笑)。ですから、今また自分が就職活動をするとしたら、いろいろ調べて、たくさんの人に話を聞いてみると思います。そうして情報を得ることで、自分の興味のある仕事とも出会えると思います。

また、就職活動でも仕事をするうえでも、前向きな姿勢が大切だと思います。商品開発の仕事は時間的な制約があり、忙しくなると失敗をしたり、精神的につらくなったりすることがあります。そんな時は周りもネガティブな雰囲気になってしまうので、なるべくそうならずに、明るい気持ちを持てるといいと思いますし、そんな人と一緒に働きたいと思っています。