製品開発科学分野(ライフサイエンス)

チームワークの大切さを実感。仲間と切磋琢磨して行うモノづくり
専攻:電子工学 / 2008年入社

入社の動機

大学時代は工学部で脳の視覚野に関する研究をしており、就職先にも社会貢献ができる医療系の企業を志望していました。ただ、入社しても希望通りの仕事を担当させてもらえる保証はないと考えていたので、就職活動では仕事内容に焦点を絞るより、働きやすさに重点を置くことにしたのです。そのため企業説明会に参加しても、人事担当者と話をするだけでなく、OBの方々にも会社の雰囲気を根掘り葉掘り聞いていました(笑)。

オリンパスを選んだのは、医療機器を扱っている会社のうえ、チームワークが良く、ひときわ仕事がしやすそうな印象を受けたからです。最終的にはその直感を信じて入社を決めました。結果的に配属先は大学時代に学んだ技術を生かせる部署になり、今では仕事内容にも満足しています。

仕事の内容

顕微鏡用デジタルカメラの開発を担当しています。具体的には、画像処理開発をはじめ、画像の色を決めるパラメーター調整、色の再現度合いを数値評価するための画質評価手法の開発を行っています。さらに、それらの業務を効率良く実施するためのソフトウェアを開発し、評価基盤を整備・運用するなど、画像全般の業務に携わっています。

仕事をするうえで重要なことが2つあると考えています。まず、仕事に対して思想を持つこと。例えば、前任者の仕事を安易に流用せず、なぜ流用するのか、それが今回もベストなのかを自分なりに検討し直し、状況に応じた判断をすべきです。日頃から自分の考えを持って業務に取り組んでいれば、レビューの場などでの質問や意見に対してもきちんと説明できるはずです。たとえそれが間違っていても、思想さえ持っていればその後の成長につながります。

そしてもう1つは、常に物事の全体を見ることです。仕事中は、検討課題などに集中するあまり、視野が狭くなり、当初の目的を見失ってしまうことも少なくありません。しかし、一段高い視点や別の角度から物事を捉えてみると、意外な解決策が見えてくる。つい忘れがちなことですが、大切なことだと思います。

やりがい

顕微鏡は、大学の研究室や医療機関といった法人や特定の顧客が対象の製品です。一般向けの製品と違い、ユーザーとの接点が少なく、ダイレクトに反応を得にくい製品ではあるのですが、ユーザーからよころびの声が届いたり、営業担当に試用したユーザーが購入を決定したと聞いたりする時は、やりがいを感じます。もちろん、頭の中でイメージした機能が完成した時にも、開発者ならではの達成感があります。

また、私は画像処理開発の環境構築など社内向けの仕事もしているので、広い意味では一緒に働いている社員もユーザーだと思っています。開発した環境やツールに対し、「使いやすい」「業務が捗どって助かった」などと言われると、モチベーションがアップします。

現在、仕事はチームを組んで行っていますが、学生時代からチームで物事を成し遂げることに魅力を感じていました。1人でできる仕事は限度がありますが、チームなら互いに助け合ったり、アイデアを出し合ったりして、集まった人数以上の成果を得られます。大変なことがあっても、チームワークにはそれに勝る楽しみがあると思うのです。この先はもっと経験を重ね、メンバーを引っ張っていける統率力を磨きたいですね。

苦心していること

人との意思疎通の大切さ・難しさを痛感しています。例えば、他部署や関連会社と仕事をする場合です。関係する人数が増えるほど、認識を合わせることが難しくなります。口頭やメールによる文字伝達だけでは認識に差異が出ることも多く、混乱や誤解が生じたこともあります。そこでコミュニケーションでは、できるだけ図形などを使い、イメージをわかりやすく伝える工夫をしています。実物を提示して説明したり、概念的な話をする時にはホワイトボードに描き出したりして互いの認識を統一させることで、業務が円滑に進むよう心がけています。苦労して体得した今だからこそ、できることなのだと思います。

職場の紹介

上司はリーダーとしても技術者としても尊敬できる方々ばかりです。上下の隔たりを感じたことはありません。忌憚なく意見交換ができるという意味でフラットな関係にあり、とても恵まれた環境で働かせてもらっていると思います。

部署では、忘年会や新年会など季節ごとのイベントを開いたり、製品立ち上げ時や製品開発後の飲み会などもあり、和気あいあいとした雰囲気です。また、新入社員研修で交流を深めた同期はとても大切な同僚で、飲みに行ったり、休日を利用して一緒に旅行したりしながらオフタイムを楽しんでいます。

学生の皆さまへ

大学は学年があがるほど専門性が高くなりますが、興味の幅を広げておくと、将来仕事を決めるうえでも選択肢が広がり、また意外なところで仕事に活用できるものです。学生時代はさまざまな体験ができる貴重な環境にあるので、積極的に物事に興味を持ち、知識や視野を広めてみてください。

個人的な考えですが、面接は、エントリーシートなどに表れない自分の人間性をアピールすることが大切だと思います。就職は企業とのお見合いのようなもの。企業に自分を知ってもらう一方、自分自身も肌が合う企業かどうかを見極めるチャンスです。そのためにも人生をふり返り、自分の価値観をきちんと理解して相手に伝えることが必要だと思います。入社後に後悔しないためにもしっかりと自分をさらけ出し、企業と対等に向き合うつもりで臨むことをおすすめします。