システムエンジニア情報共有基盤システム

ITを活用したシステム構築と運用で、社内業務の効率化を実現
専攻:情報科学 / 2006年入社

入社の動機

自分が開発に携わった製品を世の中に送り出したい。そんな思いが強く、就職活動を始めた当初は、家電メーカーを希望していました。ところが、就職活動中に母親が病気を患ったことをきっかけに、医療機器メーカーに目を向けるようになりました。

オリンパスへの入社の決め手となったのは、採用段階での人事部の対応がとても丁寧だったこと。例えば、一次面接の開始時間を間違えて2時間も早く到着してしまったのですが、私の不注意をとがめることなく待たせてくれて、その間、あたたかく見守ってくださいました。人事部は会社の顔と考えていたので、そうした対応に好感を持ち、良い会社に違いないと思えました。

仕事の内容

IT企画開発1部はオリンパスの社員が効率的に業務を行えるよう、主にITを活用したシステムの構築・運用を行う部署です。社内向けのIT部門は会社を下支えする黒子的な存在ですが、近年はIT化が進んでいることもあり、重要度が増しています。

職場では最近、内視鏡を修理する手順書を、グローバルで公開するためのシステムを構築しました。その中で私は、サーバの構築とネットワークの設定・運用、問い合わせ受付専用のヘルプデスクの立ち上げと教育に携わりました。機密情報を扱うため、高いセキュリティの確保と維持が求められるほか、海外の社員も多く利用することから、いかに迅速なレスポンスを可能にするかが重要な課題でした。

業務を行う上では、3つのことを心がけています。1つめはスピード感。例えば、1週間かけて90%の完成度に仕上げるよりも、まずは70%程度を数日で提出する。そうすることで、ほかのメンバーや上司のフィードバックを受けることができ、結果的にはより質の高いものを早く提供できます。2つめは業務の効率化。とくに多くの人の時間を拘束する会議は時間を短縮できるよう、事前に資料を配布する、スムーズに発表ができるようリハーサルをしておくといった工夫をしています。

そして、3つめが国内外の最新情報の収集です。その一環として、英語力の向上にも努めています。通勤電車を利用して地道に勉強を続けたところ、TOEICのスコアが4年間で350以上アップしました。実は入社当初から、将来的には海外で仕事をしてみたいという思いがありました。グローバル企業のオリンパスなら、努力次第で実現できる可能性があります。今後は会話を含めた実践的な英語力を磨いて、その夢を叶えられたらと考えています。

やりがい

システムはネットワーク、サーバ、OS、アプリケーションなどさまざまな環境がすべてうまく動作した時、初めて機能するものです。どれか1つでも障害が生じればたちまち稼働しなくなり、原因を一つひとつ検証しなければなりません。システム構成や技術が正しく理解できていれば、トラブルの多くは解決できるものなのですが、すぐに原因がわかることは稀で、関係者と協力して調査、対応していくことになります。

時にはなかなか解決策が見つからず途方に暮れそうになることもありますが、無事に解決できると、難解なパズルが完成したかのような達成感が得られます。一緒に対応に当たった方々との信頼関係が深まったり、その時にわかったことや理解できたことがその後の運用に生かせたりと、障害を乗り越えることで、さまざまなスキルアップが図れます。「育児は育自」と聞くことがありますが、障害が発生しやすく手がかかっていたシステムが、改修を重ねて安定的に稼働するようになると、1人の子どもを育て上げ、自身の成長にもつながったように感じますね。

苦心していること

IT部門は業務の幅が広いため、担当が変わると、ゼロから学ぶことになる場合も多くあります。私もユーザーサポートの仕事から、Webサイトのセキュリティ強化施策の推進を担当することになった時は、未知の分野で苦労しました。しかし、メンバーのサポートを得ながら自身で検証環境を立ち上げて学んだり、専門書を熟読したりすることで、知識を習得。施策を促進するうえでは、Webサイトの管理者にセキュリティの重要性を理解していただくために、技術的な話もわかりやすく伝えるように努めました。その中で、自身の知識の整理と発言に説得力を持たせるための方法として、「情報セキュリティスペシャリスト」という国家資格も取得しました。

苦心しながらも施策が浸透してくると、Webセキュリティについて相談されることが多くなり、貢献できたことを実感しました。この時の経験から、未知の分野でも努力すれば乗り越えられることを学びましたし、専門知識を噛み砕いて伝える力も伸ばせたので、今後の業務にも生かしていきたいと思っています。

職場の紹介

IT部門は東京事業場(渋谷区笹塚)にあります。メンバーは真面目で温和な方が多く、入社以来、人間関係で悩んだことはありません。部署の中では私は若手になりますが、積極的に提案できる環境です。上司でも役職ではなく「さん」づけで呼ぶ慣習があるので、気さくに話しかけられる雰囲気がありますね。チームリーダーもグループリーダーも面倒見がよく、それぞれの部下の成長につながるような業務の采配をしてくれているように感じます。

私は入社後の4年間は、会社の独身寮で暮らしていました。当時は風呂・トイレが共同の古い建物だったので、入寮前は気が進まなかったのですが、入ってみるとすぐに慣れて、むしろ快適に過ごせました。家賃は安いし、食事は寮母さんが作ってくれます。何より、寮の同期とは平日の夜でも一緒に遊んだり、仕事の情報交換をしたりして、今でも親交が続いているほど深い関係が築けました。条件が合えばぜひ、寮に入ることをおすすめします。

学生の皆さまへ

オリンパスに限らず、いろいろな企業の説明会に参加して、面接を受けてみてください。その中で、自分のやりたいことや、興味を持てるのものが見えてくると思います。見えてこない場合でも、説明会や面接で感じた会社の雰囲気を重視してみることもできます。入社後の配属が自分の希望とは違っていたとしても、ひとまず取り組んでみると、面白いと感じられる部分は見つかると思います。私も当初の希望はIT部門ではなかったのですが、現在は楽しく仕事ができています。オリンパスの場合は、異動を希望するチャンスもあります。ですから、あまり気負いすぎずに頑張ってほしいと思います。

また、私は知識やスキルよりも、意欲のある人と一緒に働きたいと考えています。IT部門では教育に力を入れているので、知識やスキルは入社後にも習得していけます。その時に、素直に先輩の話を聞き、その話を自分なりに理解して、ほんとうにそれが最善か、自分の頭で考える習慣があるとなおいいですね。IT分野は日進月歩なので、新鮮な視点での提案が、職場の活性化、効率化につながっていくでしょう。