ソフトウェアエンジニア映像分野 組み込みソフトウェア開発

ソフトで新しい価値を生み出し、できなかったことを可能に
専攻:工学部機械工学科 / 2017年入社

入社の動機

大学では機械工学を専攻していましたが、一般的なメカやマシンというよりも、生体に関わる研究をしていたため、レーザー顕微鏡を使ったり、画像解析を行ったりする機会が多くありました。そんな環境から就職活動を始めることになったとき、真っ先に思いついたのがオリンパスでした。研究で使用していた顕微鏡がオリンパス製だったことから、親しみを感じていたのです。

企業研究を進めるうちに、オリンパスの医療・科学・映像事業とソフトウェア開発の業務が、自身のやりたいことの方向性と合致しているとも思えました。ソフトウェア開発の経験はなかったものの、研究で画像解析を行う際にプログラミングに少し触れ、論理的な思考が求められる点が自身に合っていると思い、プログラミングに関わる職種に就きたいと考えていました。

そこで、説明会やインターンシップに参加してみると、学生一人ひとりに真摯に向き合ってくださる姿勢や、人材育成に力を入れていることが感じられました。そして、オリンパスなら安心してスキルを身につけ、成長していくことができると思えたことが、入社の決め手となりました。

仕事の内容

私たちの職場では入社1年目には、新人研修として2つの部署に仮配属され、私は科学事業と医療事業のソフトウェア開発を経験。2年目に映像事業のソフトウェア部門に本配属となり、現在はカメラ製品の組み込みソフトウェア開発に従事しています。

カメラ製品の組み込みソフトウェア開発は、カメラがカメラとして動作し、さまざまな機能を実現できるようにプログラミングする業務です。その中でも私は、撮影したいものに自動でピントを合わせるAF(オートフォーカス)機能の設計・実装を担当しています。

AFは一般の方からプロの方まで多くの人が使ってくださる機能ですが、被写体の撮りたい一瞬を逃さずに切り取るためには、さまざまな制御が必要です。難しいことも多い一方、自身が携わった機能を使うことでより良い撮影が可能になり、多くの人に喜んでもらえることを思うと、楽しく取り組めています。

やりがい

カメラの大規模な展示会で、お客様に新製品に触れていただくハンズオンのコーナーのアテンドを担当する機会がありました。その新製品には自分が開発に携わったAFの追従性度を向上させるための新機能も搭載されていて、お客様の反応がとても気がかりだったのですが、皆さん驚いたり喜んだりと、楽しんでいただけました。中には10分以上も「この機能のココがすごい!」と熱く語ってくださるお客様もいらして、とてもうれしく感じました。そんなお客様の様子を目の当たりにして、こんなふうに喜んでいただけるなら、さらに難しい機能の実装にもチャレンジして、実現したいという思いを強くしました。

開発職の面白さは、この新しいものを生み出し、提供できることにあると思います。特に、ユーザーの負担を軽減し、それまでできなかったことを可能にすることができるのは、情報系職種ならではの醍醐味です。医療従事者がより多くの人の命を救う。研究者が新しい発見をして科学を発展させる。プロのカメラマンが最高の作品を生み出す。オリンパスの情報系職種では、こうした様々な分野で新たな価値を生み出し、貢献することができる。それが、自身の誇りややりがいになっています。まずはAF機能を極めて、ソフトウェアの無限の可能性に挑戦していきたいと思っています。

苦心していること

ある新機能の設計・実装の計画が立ち上がったとき、自らやらせてくださいと声を上げ、挑戦しました。その機能はとても難しいアルゴリズムを使ったものでしたが、大学時代の経験や自分の得意分野が活かせるように思ったのです。しかし、いざ取り組んでみると、全体のシステムとして成り立たせる必要があるため、アルゴリズムを理解するだけでは足りず、処理のシーケンスをどうするのが正解なのか、わからなくなることが多々ありました。期日が迫る中で思い悩み、先輩に相談してみると、「ほかのメンバーが得意とするところは、任せてみたら」とのアドバイスをいただきました。

当初は自分自身の力で乗り越えたいという思いが強くあったのですが、先輩の言葉を聞いて、開発は個人プレーではなく、チームプレーだということに気づきました。そのおかげで、自分の得意とするところ、メンバーが得意とするところをうまく組み合わせて、期日までに完遂することができました。この仕事を通して、達成すべき目的を第一に考え、周りのメンバー、時にはほかの部署の人も巻き込んでいくことの大切さを学びました。

職場の紹介

私の職場は八王子の技術開発センター石川にあります。ソフトウェア開発という仕事柄、パソコンに向かうことが多く、論理的に物事を考えていくので、目や脳が疲れがちです。そんな時は休憩室で、景色を眺めながらコーヒーを飲んで、リフレッシュしています。休憩室からは八王子の街並みや高尾山などの自然を見渡すことができるので、リラックスできますし、そこにある人々の生活に思いを馳せ、よりよい製品をつくろうという気持ちにもなれます。

映像事業のソフトウェア開発部門のメンバーは、仕事はもちろん、趣味を満喫している人が多いです。物事に対するこだわりが強いのか、休憩室で自らコーヒー豆を挽いている人がいたり、楽器演奏や山登り、水中で使えるカメラを扱っていることもありダイビングにハマっている人など、いろいろな趣味を楽しんでいる人がいます。

私はもともと写真を撮るのが趣味でしたが、開発に携わっていると、製品をより理解したいという思いが強くなったこともあって、社内の写真コンテストや部署の有志の撮影会などにもよく参加しています。

学生の皆さまへ

近年は就職活動に関してもさまざまな情報が溢れていて、迷ったり、疲れたりしてしまうこともあるかもしれません。しかし、情報に振り回されず、自分の好きなことややりたいこと、その企業で挑戦したいことをしっかり考え、伝えてほしいと思います。そうしたブレない軸があれば、きっと自分に合った企業に出会えるはずです。

オリンパスは、高品質で、それまでになかった新製品を数多く生み出してきた、チャレンジングな企業だと思います。近年のカメラ製品では、他に類を見ない手振れ補正機能やAIによる被写体認識を実現するなど、新しい技術も追求しています。ソフトウェア開発は今後も多くの新しい価値を創生していける分野であり、私はオリンパスの今後のチャレンジを実現させる一人になりたいと思っていますし、志を同じくする学生さんが仲間になってくれることを願っています。