カレンダー撮影記:アメリカ 第6話

第6話:ウィンドケーヴ国立公園編-1:大草原に、アメリカバイソンの群れ。アメリカならではの光景だ。

僕は北米大陸の中央部、サウスダコタ州にあるウィンドケーヴ国立公園にやって来た。ここは地下に広大な鍾乳洞が広がることで知られているが、地下との気圧差によって、入り口から強い風が吹き出すため、ウィンドケーヴと名づけられたという。鍾乳洞の上はプレーリーと呼ばれる草原地帯で、ゆるやかな起伏がどこまでも続いている。


アメリカバイソン 野生動物図鑑

この大草原地帯を代表する野生動物といえば、アメリカバイソンだ。僕が訪れたのは、まだ夏の繁殖期に入る前だったが、大きなからだのオス同士がにらみ合い、互いの巨体を比べ合うかのように横に並んで牽制し合っていた。ある細かな雨の朝、遠くから見てもオスとわかる、大きなアメリカバイソンがたたずんでいた。肩のあたりがぐぐっと盛り上がっている。ほれぼれするような迫力のあるからだを眺めていた。いつのまにか雲間から光が射し、大草原の空に虹がかかった。


アメリカバイソン 野生動物図鑑