カレンダー撮影記:マダガスカル 第5話

第5話:美しい甲羅のホウシャガメ。その動きは意外と素早かった。

マダガスカルに生息するホウシャガメは、美しいカメだ。甲羅に、放射状の模様がくっきりと走る。絶滅のおそれがあり、ワシントン条約で国際的な商業取引が規制されているが、その美しさのせいで、残念ながら密輸が横行しているという。

ある日、僕は、甲羅10cmくらいのホウシャガメが、森の中を歩いているのに出会った。現地のガイドに、「日本では、カメは万年と言うけれど、このカメは何歳ぐらいだろう」と尋ねると、25歳ぐらいだと教えてくれた。ホウシャガメを撮影するため、僕は地面にはいつくばってカメラを構えた。木が邪魔をし、なかなかいいアングルでカメを捉えることができない。この位置に来たところで撮ろうと思っても、意外とカメの動きが素早く、手こずった。

別の日、バオバブの自然林を訪れると、大きな甲羅をのせた貫禄あるオスのホウシャガメとメスのカップルが、仲良く連れ立って散歩している姿を見かけた。マダガスカルには他にも、独特の爬虫類が数多く生息している。爬虫類の宝石と呼ばれる大型のパンサーカメレオンや、赤いトマトガエル、見つけるのが非常に難しいスベヒタイヘラオヤモリなど、貴重な野生動物の宝庫だ。


ホウシャガメ 野生動物図鑑


ホウシャガメ 野生動物図鑑


カメレオン 野生動物図鑑


トマトガエル 野生動物図鑑


スベヒタイヘラオヤモリ 野生動物図鑑