2020年オリンパス/WWFカレンダー「Botswana/アフリカ屈指の野生の楽園-ボツワナ」
写真展&ギャラリートーク レポート

2019年12月6日(金)から12月11日(水)まで、オリンパスギャラリー東京にて、2020年オリンパス/WWFカレンダー完成記念 岩合光昭写真展「Botswana/アフリカ屈指の野生の楽園-ボツワナ」が開催されました。今年も、写真展会場は多くの来場者で賑わい、ご好評のうちに東京での会期を終えました。今回は、東京会場の写真展の様子と、12月8日(日)に開催された、岩合さんによるギャラリートークの様子をお届けします。


カレンダー写真展 ギャラリートーク動画(全編)

12月8日(日)にオリンパスプラザ(東京)で開催されたギャラリートークの動画全編を公開しています。


会場では迫力の写真と、ボツワナの風が吹く?

2020年のカレンダーの舞台は、アフリカ南部の「ボツワナ」。会場の写真はライオン、ヌー、キリンやアフリカゾウなどアフリカ大陸ならではの野生動物たちの写真で構成され、2mを超える特大サイズの写真6点の他、計25点が展示されています。どの写真も、野生動物たちの一瞬の躍動感と豊かな表情、生きる力強さと美しさに圧倒され、見ている時間を忘れるほどです。

また、写真とともに設置された大型モニターでは、岩合さんのメッセージ動画と展示していないボツワナの動物たちの写真がスライドショーで観ることができました。

さらに、今回特別なのは、会場に流れる「BGM」です。BGMと言っても音楽ではなく、なんと岩合さん自身が撮影時に録音したボツワナの環境音です。ボツワナの風の音、さえずるトリたちの声、肉食獣の声など、ボツワナ撮影時の音は、まるで岩合さんと一緒にボツワナにいるような臨場感があり、不思議な空間を演出していました。


ギャラリートークは、笑いから始まった

12月8日(日)には、恒例のギャラリートークが開催されました。WWFさんの方からお言葉を頂いた後、いよいよ岩合さんのギャラリートークの開催です。今年もまた、岩合さんの「いい子だね~。」で、会場が笑いで包まれて、ギャラリートークが始まりました。

野生動物の撮影期間は、数ヵ月〜1年以上掛かるのもあたりまえなのですが、岩合さんの今回の「ボツワナ」での撮影期間はなんと!「19日間」だったそうです。それを聞いた多くの人は、「よくこの短い期間で、これだけのものを撮影できましたね!」と言うそうで、岩合さんご自身も、この充実さにビックリしているそうです。

岩合さんは会場に展示している写真をエピソードを交えながら、岩合さんが作品1点ごとに解説してくれました。カレンダー表紙のライオンは、早朝で4〜5mの距離から撮影し、ライオンの年齢は「鼻の色」で判断できること。2頭の兄弟ライオンが顔を寄せ合っている写真、よく観ると手が重なり合っていることに気がついてほしいとのこと。リカオンのリズミカルに動く姿は、とてもかっこ良くて、見とれてしまうそうで、見た目で動物を嫌ったりしないでほしいとも言っていました。写真を観た人が「この後どうなったのか…」がとても気になる、アフリカゾウのローアングルの写真。実はボートを岸につけて片手で岸をつかんだままボートから撮影したそうです。ゾウの眼を見れば、それほど怒っていないのが岩合さんは分かるそうです(何かスゴイ!)。チーターはとても美しい動物で、草の中を歩いている姿を見るだけで、岩合さんは涙が出てしまうそうです。

母親ゾウが子ゾウの匂いを嗅ぐのは、子ゾウの健康管理でもあること、東アフリカのライオンより、ボツワナのライオンの方が体が大きい(ベルクマンの法則だとのこと)など、貴重なお話もたくさんして頂きました。撮影のレクチャーも少ししてくれました。例えば撮影時には、ポイントをひとつ絞って撮ると写真が良くなり、時には自分で写真をイメージすることも大切だと岩合さんは教えてくれました。トーク終了後「質問コーナー」が設けられ、参加した数人の方の質問に、ていねいに岩合さんは答えてくれました。

野生の動物を初めて見た人は「痩せている」と思う人が多いそうです。しかし自然環境は、動物園のようにあたりまえに食べ物がある環境と違うので、「痩せている」方が実は自然で本来の姿なのだと。さらに「アフリカは、まだ生命力(エネルギー)が残る場所。今回の撮影地ボツワナも例外ではありません。」と岩合さん。写真解説だけではなく、貴重なお話もたくさん聞くことができ、とても充実したトークショーでした。

ギャラリートークの全容は、2020年1月下旬頃から、YouTubeやIWAGOサイトで公開予定です。どうぞお楽しみに。


ギャラリートーク終了後は、カレンダーへのサイン会を開催

ギャラリートーク終了後は、会場で2020年オリンパス/WWFカレンダーを購入された方を対象に、サイン会を開催。ギャラリートークに参加した方のほとんどがカレンダーを購入されたようで、すぐにサインを待つ長蛇の列ができてしまいました。岩合さんは、カレンダーに1点1点ていねいにサインをしながら、おひとりおひとりと和やかに会話し、最後は握手でお見送りをしていました。カレンダーは、WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)の通販サイト「PANDA SHOP(https://shop.wwf.or.jp)」で販売され、収益はWWFの地球環境保全活動に役立てられます。


今年も登場! 絶好のSNSスポット「大型ポスター掲出」

写真展の見どころをもう1つご紹介。昨年と同様に、ギャラリー外の通路に、写真展の大型ポスターが設置されました。ギャラリーのガラス面を覆い隠す大きなポスターで、「ライオン版」と「アフリカゾウ版」があります。会場外なので撮影は自由です。岩合さんが撮影したライオンやアフリカゾウと一緒に写真が撮れる、絶好のSNS撮影スポットでした。

カレンダー写真展は、2020年1月6日(月)〜16日(木)まで、オリンパスギャラリー大阪で開催です。大阪会場でも同様の大型ポスターが掲出されますので、ご来場の記念に、是非、撮影してみてください。皆さまのご来場、お待ちしています。