岩合光昭写真展「ねことじいちゃん」
レセプション&ギャラリーレポート

岩合さんが初監督を務める映画「ねことじいちゃん」が、いよいよ2019年2月22日(金)“ニャンニャンニャン猫の日”に公開されます。
映画の公開に先駆けて、東京・日本橋三越本店では、1月9日(水)から21日(月)まで、映画「ねことじいちゃん」の公式写真展が開催されました。写真展前日の1月8日(火)には、記念レセプションも開催され、岩合監督、柴咲コウさん、そして、映画でタマ役を演じたネコのベーコンくんが登場して「ねことじいちゃん」についてのトークイベントが行われました。
映画公開を待ちきれない岩合さんファン、ネコ好きのみなさんで連日大賑わいだった三越会場の様子をお届けします。

岩合監督とヒロインの柴咲コウさんが見守るなか、
主演のタマを演じたベーコンくんがくす玉を割って、写真展の開催を宣言。

ねこまき(ミューズワーク)さんの大人気コミック「ねことじいちゃん」(KADOKAWA刊)を原作に、小さな島で暮らすネコと人との愛しい時間を描いた、岩合さん初監督の「ねことじいちゃん」。
主役は、岩合監督が熱烈オファーしたという、映画初主演の落語家・立川志の輔さん。共演は柴咲コウさんをはじめ、小林薫さん、田中裕子さん、柄本佑さん、銀粉蝶さん、山中崇さん、葉山奨之さんなど、人気・実力を兼ね備えた俳優陣。そして、もう一人の主人公・ネコのタマ役は、100匹以上のオーディションから、まあるい顔にふてぶてしい表情が何とも魅力的なベーコンくんが抜擢されました。
約160点の写真が展示された日本橋三越会場では、開催前日、岩合監督と柴咲コウさん、そしてベーコンくんを迎えてレセプションが催されました。
岩合さんが、「初めて映画監督に挑戦しました。全シーンどこかにネコがいる映画です」と挨拶。
続いて、天才的な演技を見せたというベーコンくんによって、写真展の開催を祝うくす玉開き。岩合さんが蝶のオモチャをヒラヒラさせると、前足でじゃれつくようにしてパンチを連打。見事にくす玉を割り、会場から大きな拍手を浴びたベーコンくんは、久しぶりに再会した柴咲さんに抱っこされ、目を細めていました。
小さな島の美人カフェオーナー役を演じた柴咲さんは、ご自身もネコを飼われているとか。「大のネコ好きなうえ、ましてや岩合さんの監督デビュー作品。二つ返事でオファーをお受けしました。監督からは、ネコと人間の関係を自然に描きたいと言われていましたので、演技も空気感を大切にすることを心がけました。ネコと一緒にいると、本番撮影中でも顔がとろけそうになって…。ネコセラピーを受けているような、癒される現場でした」。
岩合さんからは、「じつは僕、柴咲さんに叱られちゃったんですよ」と、撮影のウラ話。「最初の主要キャストシーンの撮影のとき、“監督は今、ネコしか見ていなかったでしょ。私のことも見て!”と、茶目っ気たっぷりに言われて。これには、キャストもスタッフも大笑いでした」。

岩合さんだからこそ撮れた、ネコの生き生きとした表情。
美しい島の景色と、そこに暮らす人々の愛しい日常。
「ねことじいちゃん」が暮らす島の空気が、会場をやさしく包みこんでいます。

会場に並んでいるのは、映画の撮影中に岩合さんが監督業と並行して撮りおろした約160点の写真。たくさんの可愛いネコたちに出会え、お客さまの顔もほころんでいます。
まず入口でお客さまをお迎えするのが、早春の花畑でうっとりと水仙の香りをかぐベーコンくんの大きなパネル。岩合さんの直筆イラストも添えられています。
会場のなかほどには、志の輔さん演じる大吉と、ベーコンくん演じるタマが、ちゃぶ台をはさんで見つめ合う写真。じいちゃんとオスネコなのに、長年連れ添った夫婦を見ているようです。
大吉の奥さん役である田中裕子さんが愛おしそうに抱いているのは、まん丸の瞳が何とも愛くるしい、赤ちゃん時代のタマ。撮影後は、岩合さんのおうちの子になったそうです。
本当にその島で暮らしているかのように、島の自然にとけこみ、生き生きとした仕草や、一瞬の表情を見せるネコたち。一枚一枚の写真から、ネコとともに生きる喜びや幸せが伝わってきます。
会場の最後をしめくくるのは、みんなが主役とでもいうように並ぶたくさんのネコたちの写真と、岩合さんのこんなメッセージ。「タマ役を演じた最高の名役者ベーコン。深い感謝とともに、彼と37匹のネコたちをもう一度「いい子だね」と抱きしめたい」。
出口では、岩合さんが実際に撮影に使用したオリンパスのカメラなども展示されており、みなさん興味深そうにご覧になっていました。

お客さまお待ちかねのギャラリートークでは、
とっておきの撮影エピソードが語られ、写真集へのサイン会も大盛況でした。

初日に行われた岩合さんのギャラリートークでは、「みんないい子だね〜」の第一声とともに、いろいろな撮影エピソードが披露されました。撮影期間中は毎朝、「タマ、いい子だね〜。今日は脚本のこのページの撮影だよ」「キミは本当にスーパーキャットだねぇ」と話しかけていたとか。主役の志の輔師匠は「監督、ネコしか褒めないんだよ」と笑いながら愚痴ったそうですが、本番中にタマが膝の上で眠ってしまうほど、仲睦まじかったといいます。
会場では、岩合さんの写真集やオリジナルグッズも販売。サイン会では、「ねことじいちゃん」の写真集を購入されたお客さまが長蛇の列。岩合さんは一冊一冊ていねいにイラストつきのサインをされ、ひとりひとりのお客さまと和やかにお話ししながら握手をされていました。

岩合光昭写真展「ねことじいちゃん」は、全国各地で順次開催予定です。

あなたのお近くで開催される日を、どうぞ楽しみにお待ちください。

関連リンク

巡回写真展のスケジュールはこちらから
「ねことじいちゃん」映画監督記