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1997年 4月14日
新開発のサンプラにより血清皿への自動分注を実現
自動電気泳動装置「AES630」
AES630
自動電気泳動装置「AES630」
「AESシリーズ」は(※)電気泳動法を用いて血清蛋白の分析を高速かつ全自動で行う装置で、検査センターや病院での検査数に応じて選択できるように大型機と小型機をシリーズ化しています。電気泳動法による血清蛋白分画は、多様な病態の診断及びスクリーニングに有用な手段として、国内や欧州における臨床検査の現場で広く普及している検査方法です。
当社では1978年に世界に先駆けて電気泳動装置の完全自動化システムを発売以来、継続的にシステムの改良やシリーズ化を進め、常にトップの販売実績を得てきております。
本機は1990年に発売した「AES620」の後継機で、検体数の比較的多い検査センター及び大病院向けに開発されました。採血管から血清皿への分注作業を自動化したことにより、従来は人の手で行われてきた分注作業が省力化できます。また、最大処理能力は155 検体/時、内蔵の大容量ハードディスクには60,000検体分のデータが保存可能で、時系列表示や検索も容易に行えます。さらに、オプションの搬送ライン接続用キットにより、ラボ・オートメーション化した検体搬送ラインへの接続も可能です。
当社では、装置だけでなく試薬の製造・販売やオープンセミナーを毎年開催しているほか、ユーザーを対象とした精度管理調査を実施するなど、分画パターン解析技術の向上に役立つ活動を続けており、トータルな面でユーザーサポートに努めております。
※電気泳動法による血清蛋白分析
人間の血液を遠心分離すると、上澄み液(血清)と血球に分離します。この血清には数十種類もの蛋白質が含まれ、健康な人はこの成分量が常にほぼ一定に保たれています。身体に異常があったり何らかの疾病があると、この蛋白質のバランスが崩れ構成比率が変化します。
電気泳動法は、この血清蛋白質の構成比率を測定する検査法です。血清中の各種蛋白質はそれぞれ固有の荷電量をもって帯電していますので、血清を支持体に塗布し、その両端+-の電圧を加えると、各蛋白成分は荷電量に応じて支持体上を移動・分離し、通常5つのバンドを形成します。この各バンドの大きさを測定し、蛋白成分のバランスを検査します。
主な特長
  1. 分注作業の自動化を実現従来は人の手で行われてきた採血管から血清皿への分注作業の自動化を実現しました。分注作業が省力化されるうえに、ラックIDとサンプルIDに対応しているため、検体の取り違えミスも防止できます。

  2. 多彩なデータ処理機能内蔵の大容量ハードディスクには60,000検体分のデータが保存可能です。時系列表示や検索、標準パターンへの重ね書き機能などにより、多彩なデータ処理を実現しています。また診断支援プログラム(オプション)により、的確な診断へのサポートも可能です。

  3. 搬送ラインとの接続搬送ライン接続用キット(オプション)により、検体搬送ラインへの接続も可能です。 
主な仕様
分析対象 1)ヒト血清の蛋白分画 2)ヒト尿の蛋白分画
使用支持体 1)セパラックス-SP 2)ザルトリウス11200
最大処理能力 1)ミニゾーン:155検体/時(泳動時間19分)
2)標準ゾーン:58検体/時(泳動時間38分)
検体同時セット数
サンプラ有り  ラック15本(150検体)   QC検体 2種類
サンプラ無し  血清皿10枚(ミニゾーン:310検体、標準ゾーン: 210検体)
データ処理能力 患者検体時系列表示、デンシトグラムの重ね書き、報告書 編集等
データ保存: 内蔵ハードディスクに60,000検体
フロッピィディスクによるデータ入出力、オンライン出力標準装備
寸法・重量
本体部 1,400(W)×700(D)×1,500(H)mm、280kg
サンプラ部  680(W)×730(D)×1,200(H)mm、150kg
電源
サンプラ有り 100V 、2KVA
サンプラ無し 100V 、1KVA
オプション 診断支援プログラム、オプションプリンタ 、搬送ライン接続用サンプラ改造キット
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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