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1997年 7月22日
世界初超音波リニアモータ採用パッチクランプ用
マイクロマニピュレータ「ONU-31P」
「ONU-31P」
マイクロマニピュレータ「ONU-31P」
「ONU-31P」は、X.Y.Zの3軸駆動にリニアモータを使用した世界初のマイクロマニピュレータです。電気生理分野におけるパッチクランプ実験では、光学顕微鏡下でガラス電極を細胞に吸着させるため微妙なドリフトの発生が常に課題となりますが、当製品は従来のピエゾ式、水圧式、メカ式、ステップモータ式のマイクロマニピュレータを凌ぐドリフトフリーを実現し、長時間安定した測定を可能にしています。「ONU-31P」は当社BX-50WI(ステージ固定式正立顕微鏡)やIXシリーズ(倒立型顕微鏡)等との組合わせで使用されます。
主な特長
1. 新開発の超音波リニアモータを用いたドリフトフリー設計
  超音波リニアモータは超音波発振子(弾性体、積層圧電素子、駆動子とで構成)とリニアガイドから成ります。二つの積層圧電素子に交流信号を加えることで、縦振動(伸縮振動)と屈曲運動を同時に起こさせます。この両振動の合成の結果、超音波発振子はあたかも尺取虫が歩くかのように動きます。この動作によりリニアガイドを直進させるのが基本的な原理です。サブミクロンの微小動作をさせるには、少ないサイクル数の交流信号を加える事で可能となります。
2. 粗微動一体型 ~大きな動作ストローク~
  超音波リニアモータが実現したX.Y.Z各方向25mmの動作ストロークと微小最小ステップ約0.1μm。また、粗微動の切り替えが操作部に設けられたスイッチで簡単にできるため、作業効率が大幅に向上します。
3. コンパクト設計による広い実験スペース
  マニピュレータ本体をコンパクトに設計し、顕微鏡へのマニピュレータの取り付けも容易で、ステージ上に広い実験スペースを確保できます。
4. 一台のコントロールボックスに2セットのマニピュレータが接続可能
  コントロールボックスには2セットまでマニピュレータを接続でき、それぞれのマニピュレータごとにX.Y.Zの動作感度を独立して調整できるため、ニーズに応じたセッティングが可能です。
パッチクランプ法とは
  顕微鏡下で肉薄ガラス電極を細胞膜に密着させて、その部分の膜とイオンチャネルを周囲から絶縁し、このチャンネルに化学的、電気的操作を施すことによって細胞自身が発生させる微弱な電気信号を測定する方法です。
主な仕様
項目 仕様
マニピュレータ本体
(ONU-TAM)
形式 3軸粗微動一体型
駆動方式 超音波リニアモータ
微動最小ステップ 約0.1μm
ストローク X,Y,Z各軸25mm
粗動速度 X,Z軸2μm/sec以上
Y軸 1μm/sec以上
動作ドリフト 約0.05μm(約2.5μm動作後の値)
温度ドリフト 約0.5μm/℃ (20℃恒温下)
ケーブル長 2.5m
顕微鏡への取付け部品 ON-IXW(別売)-----IX-70用
ON-WIXA(別売)またはON-WIXB(別売)--BX-50WI用
重量 680g(1台)
付属品 ヘッドステージアダプタ(ON-HIS)
操作部(ONU-TOP) 形式 3軸ドラムハンドル方式
粗動操作 プッシュスイッチ切り換え方式
重量 1000g
コントロールボックス
(ONU-31PO)
出力 2チャンネル
制御方式 粗動1段階固定/微動99段階可変
重量 7200g
定格 100-110V/200-240V~0.6/0.3A
50/60Hz
使用環境室温 10~35℃、湿度30~80%
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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