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1998年 9月10日
「CAMEDIA」シリーズのコンパクトデジタルカメラがパワーアップ!
高性能光学3倍ズームレンズ搭載
「CAMEDIA C-900ZOOM」
CAMEDIA C-900ZOOM
「CAMEDIA C-900ZOOM」
「CAMEDIA」コンパクトシリーズとしては初めて光学3倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「CAMEDIA C-900ZOOM」(希望小売価格:89,800円)を1998年10月31日より発売いたします。
「C-900ZOOM」は、「C-840L」の基本性能・機能をさらに進化させ、
(1)小型化、高画質を同時に実現した新開発の光学3倍ズームレンズ(マルチバリエーター3倍ズームレンズ)を搭載
(2)3倍ズームデジタルカメラでは世界最軽量、携帯に便利な小型なボディを実現
(3)きれいに撮るための撮影機能を追加した、
カメラメーカーだからこそ実現できたこだわりのコンパクトデジタルカメラです。また、コンパクトシリーズとしては初のズーム機となるためデザインを一新、ズームレンズが飛び出す沈胴式のスタイリッシュなカメラです。
「C-900ZOOM」の撮像の心臓部には、「C-840L」に用いた1/2.7インチ131万画素CCDにさらに改良を加え、基本性能を向上させたCCDを採用しています。「C-900ZOOM」には、小型軽量化と画質へのこだわりを徹底的に追求した結果、遂に小型・高画質の同時実現を可能にした新開発の「マルチバリエーター3倍ズームレンズ」を搭載しています。この3倍ズームレンズ(35mm換算で35~105mm相当)とCCDを組み合わせることにより、細部までクリアーに、そしてより自然の色に近い色再現を発揮し、同画素クラスでもトップレベルの高画質が得られます。また、「C-900ZOOM」は、独自のデジタルESP測光及びスポット測光を採用、デジタルカメラが苦手と言われる逆光時などの難しい撮影条件下でも、失敗のない自然な画像を得ることができます。
さらに「C-900ZOOM」は、マニュアルホワイトバランス設定機能、マニュアル露出補正機能、名刺サイズまで画面いっぱいに撮影できるマクロ撮影モード等、撮影者の意図を反映できる多彩な撮影機能や、2倍デジタルテレモード、3倍クローズアップ再生・印刷等、デジタルならではの機能も搭載し、目的に合わせて様々なシーンで活用できます。
「C-900ZOOM」の記録メディアには3.3Vスマートメディアを採用しており、「C-900ZOOM」は現時点での最大容量32MBにまで対応します。本体には大容量8MBスマートメディアを同梱しています。さらに、当社が発売する機能付きカードを別途ご購入いただければ、カレンダーやテンプレート、手書きタイトルと撮影画像との合成も簡単にでき、デジタル写真の楽しみがよりいっそう広がります。
製品名 メーカー希望
小売価格(税別)
発売日
「CAMEDIA C-900ZOOM」 89,800円 1998年10月31日
主な特長
  1. 高画質
    • マルチバリエーター3倍ズームレンズ の新開発
      「C-900ZOOM」には、3倍ズームレンズとしては最軽量、また、収差・周辺光量差などを最小限に抑えた高いレベルの画質を達成する光学系を同時に実現した新開発の「マルチバリエーター3倍ズームレンズ」を採用しています。ガラス非球面レンズ2枚を含めた6群8枚で構成され、今後のCCD画素の微細化にも対応できる当社デジタルカメラの光学系の基盤となる画期的な技術です。また、F2.8~F4.4と明るいレンズで、中心部最高200本/mmレベルの高解像度を誇ります。5.4~16.2mm(35mmフィルム換算で35~105mm相当)の範囲をカバーし、風景写真からマクロ撮影まで幅広い撮影が楽しめます。

    • 基本性能を向上させた131万画素CCDの搭載
      「C-900ZOOM」はズーム用の1/2.7インチ131万正方画素CCDを採用しています。これまで発売してきた「CAMEDIA」に寄せられたユーザーの様々な声を反映し、高画質を作るうえでキーポイントととなるセンサーの感度、画像処理にそれぞれ改良を加え、より自然の色に近い色再現を目指しました。

    • 独自の測光方式(デジタルESP測光)の採用
      「C-900ZOOM」は、撮影画面の中央部と周辺を自動的に別々に測光し、新開発の演算プログラムにより最適な露出を決定する、独自のデジタルESP測光方式を採用しています。逆光時や被写体と背景の輝度差が大きい撮影場面でも、白飛びや黒つぶれのないきれいな写真に仕上がります。また、コントラストの低い撮影場面でも見たままの自然な写真を得ることができます。さらに、被写体の狙いの部分に確実に露出を合わせるスポット測光も用意しています。

    • 非圧縮モードを追加した4種類の画質モード
      撮影画像をきれいなまま状態を保つ非圧縮SHQモードを新たに追加。4種類の画質モード(非圧縮SHQ、SHQ、HQ、SQ)が設定できます。


  2. 小型軽量・スタイリッシュなデザイン
    銀塩カメラで培ったデザイン、小型軽量化技術を駆使することにより、操作性・携帯性に大変優れた仕上がりとなっています。3倍ズームレンズを搭載しながら横127mm×高さ66.5mm×奥行き53mmと小型化をはかり、重量270gと3倍ズームデジタルカメラの中では世界最軽量を実現しました。
    電源のON/OFFはレンズバリアの開閉方式で、バリアを開けると約3秒で撮影可能となります。また、レンズバリアはズームレンズを保護する役割も併せ持ち、安心して携帯できます。


  3. きれいに撮影するための機能満載
    • マニュアルホワイトバランス設定
      今までのオートホワイトバランスに加え、昼光、曇天、白熱灯、蛍光灯の4段階の色温度が設定できるマニュアルホワイトバランス機能が追加され、オートホワイトバランスが難しい光源下でも、適正なカラーバランスで撮影できます。
    • ワンタッチフォーカス
      オートフォーカスに加え、ワンタッチフォーカスで∞、2.5mの設定を追加しました。動きの速い被写体やオートフォーカスの難しい被写体に対してもきちんと捉えることができます。
    • マニュアル露出補正
      プログラム露出制御に加え、より細かなマニュアル露出補正機能を搭載しているため、簡単にさらなる高画質の画像を得ることができます。
    • 視度調整機能付き光学ファインダ
      「C-900ZOOM」の光学ファインダには視度調整機能を搭載しています。視力の弱い方でも被写体をクリアに見ることができます。


  4. デジタル機能で楽しさアップ
    • クローズアップ機能
      2倍デジタルテレモード(SQモードでの撮影のみ)を搭載しています。また、撮影画像を3倍にクローズアップして再生、印刷できる機能も追加しました。「C-900ZOOM」は光学3倍ズームと合わせて、6倍のクローズアップ撮影ができます。
    • ビデオ出力端子
      本体にはビデオ出力端子がついています。同梱のビデオケーブルでTVに接続でき、撮った画像をTV画面で楽しむことができます。


  5. 記録メディアは3.3Vスマートメディア
    • 現時点で最大容量32MBまで対応
      本体には3.3Vスマートメディア標準カード(パノラマ合成機能付、8MB)を同梱。購入してすぐに何枚もの撮影が可能です。また「C-900ZOOM」は現時点での最大容量である32MBにも対応しています。8MBスマートメディア1枚でSQモードで122枚以上、HQモードで36枚以上、SHQモードで18枚以上、非圧縮SHQモードで2枚の画像が記録できます。
    • パソコンへの簡単インターフェイス
      3.3Vスマートメディアを差し込むだけで通常の3.5インチフロッピーディスクと同じ感覚でパソコンに画像を簡単に取り込むことができるフロッピーディスクアダプタ「MAFP-1N」や、ノートパソコン用のPCカードアダプタ「MA-2」で、ケーブル接続をしなくてもパソコンへの画像転送ができます。
    • ファンクションモード対応
      当社のスマートメディアは画像記録媒体としてだけでなく、ファンクションカードとしても使え、デジタルならではの楽しさを味わえます。同梱の標準カード(8MB)ではパノラマ合成モードで撮影した画像を、別売のパソコン接続キット「C-5KP」に同梱されている専用ソフト「CAMEDIA Master1.0(※)」で自動的に1枚のパノラマ写真に合成できます。そのほか、撮影画像をカレンダーに貼り付ける「カレンダーカード(4MB)」、撮影画像を簡単に内蔵のイラストと合成できる「テンプレートカード(4MB)」、撮影画像と手書き文字や手書きイラストを合成し、年賀状をはじめとするオリジナルカードを作成できる「手書きタイトルカード(4MB)」を別売品としてご用意しています。
      Windows用は使用できますが、当面、Macintosh用は画像合成機能等で一部制限があります。


  6. 画像記録の新フォーマットとしてExif2.1を採用
    当社のデジタルカメラとしては初めて画像記録フォーマットにJEIDA規格に準拠したExif2.1を採用。他社メーカーのプリンタとの組み合わせも利用しやすくなったほか、写真店・ラボなどでのプリントサービスの利用も大変便利になりました。

  7. より充実したパソコン接続キット(別売)をご用意
    別売のパソコン接続キット「C-5KP」(12,000円)には新開発の「CAMEDIA Master1.0(※)」、バンドルソフトとしてアドビシステムズ(株)から近日発売予定の最新フォトレタッチソフトをご用意しました。
    Windows用は使用できますが、当面、Macintosh用は画像合成機能等で一部制限があります。
新開発「CAMEDIA Master 1.0」の特長
(1) 画面構成を一新し、画像管理にはわかりやすいフォルダ階層形式を採用。カメラから直接(ケーブル)、間接(カードアダプタ等)に画像ダウンロードをする際にも見やすい画面構成にいたしました。また、ファイル名をユーザーの決める名前に一括して変更できます。
(2) 従来からあパノラマ貼付けの機能を刷新して、今までよりもさらに高速かつきれいにパノラマ画像を仕上げられるようになりました。
(3) 撮影日付やユーザー入力のコメントで検索ができます。
(4) レンズによる画像の歪みを自動補正する機能や、画像のレタッチがしやすいように、フィルター類を装備。「明るさ」や「コントラスト」「カラーバランス」など基本的なレタッチ機能を搭載。
(5) 壁紙作成やスライドショー機能、オリジナルテンプレート集による画像合成機能等を搭載。
(6) 「CAMEDIA」で撮影した画像だけでなく幅広くご使用いただけます。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


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