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1998年12月 8日
20分の測定時間で迅速処理が可能な
自動化学発光酵素免疫分析装置
「SphereLight 180」
SphereLight 180
自動化学発光酵素免疫分析装置「SphereLight 180」
現在の検査部門はより管理されたデータ(Quality)を、より速く(Speed)、 より低コスト(Cost)で臨床側に提供していくことが強く求められています。「SphereLight 180」は、検査部門のQuality、Speed、Costの3要素を向上させることを目指し開発致しました。化学発光を用いた卓上型フルオート機と専用試薬からなる「SphereLight 180」は下記の特徴があります。
Quality: 1) ルミノール化学発光(注1)方式を用いた高感度分析を実現
2) 同時12項目の多項目分析が可能(ランダムアクセス(注2)
3) 検体汚染がないサンプルディスポチップ方式採用
Speed : 1) 20分の測定時間による迅速報告
2) 時間180テストの高速処理
3) 検体、試薬、チップの随時交換・追加が可能
Cost : 1) 試薬カートリッジ方式により試薬ロスがない
2) 検量線バーコード入力により試薬使用量の削減
3) 壁コンセント対応で専用ブレーカー不要、給排水設備不要の為設置が容易
主な特長
1. 測定時間20分の迅速処理
新開発のルミノール化学発光方式の採用により、測定時間20分の迅速処理を実現し、従来機より処理時間を大幅に短縮しました。(当社従来機50分)
2. 幅広い測定項目の品揃え
甲状腺、腫瘍マーカー、ホルモンに加えて、感染症項目をラインアップしました。さらに萎縮性胃炎や早期胃がんのスクリーニング検査として注目を浴びている血清ペプシノゲン値の測定が可能です。
3. 簡易な操作性
(1)分析中に検体、試薬の随時追加が可能。
(2)検体、試薬、検量線のバーコード自動管理が可能。
(3)日本語漢字カラーで操作性に優れたGUI画面の採用、等の機能を実現したことで、操作される方の負担を大幅に軽減します。
4. 設置が容易なデスクトップ型
本体はデスクトップ型で、電源コンセントは通常の100V、15Aに対応し、給排水の設備も必要とせず、設置が非常に簡単です。(当社従来機3kVAのブレーカー、専用純水装置必要)
主な仕様
分析方式 化学発光方式
構成 装置本体(デスクトップ型)、パソコン、プリンタ
処理能力 180テスト/時
測定時間 20分
同時測定項目数 12項目
検体架設数 10本ラック方式6本(60検体分)、随時追加可能
検体管理 検体バーコード、ラックバーコード可能
試薬形態 ディスポーザブルタイプカートリッジ封入試薬
試薬管理 項目、ロット、有効期限等バーコード管理
サンプル分注 ディスポーザブルチップによるピペッティング方式
検体希釈 可能(最大100倍)
自動再検 可能
外形寸法(本体) 1250(W)×750(D)×690(H)mm
電源 本体 1.5KVA
DPR 0.4kVA   (100V/200V)
検体搬送システム 対応可能(特注)
測定可能項目(開発予定含む)
腫瘍マーカー AFP、CEA、CA19-9、CA125、PSA、NSE
甲状腺 FT3*、FT4、T3*、T4*、TSH
他ホルモン PRL、LH、FSH
感染症 HBs抗原*、HBs抗体、HBe抗原、HBe抗体
HBc抗体、IgM-HBc抗体
その他 ペプシノゲン I、ペプシノゲン II
インシュリン、フェリチン、IgE、β2-m
☆スフィアライト専用試薬は、三洋化成工業(株)、和光純薬工業(株)が分担して製造し、スフィアライトシリーズとして和光純薬工業(株)から発売いたします。

* は、開発予定項目。

(注1) ルミノール化学発光: 免疫反応で固相に結合したPOD(ペルオキシターゼ)と過酸化水素によりルミノールを酸化し、独自に開発したエンハンサー(化学発光増強剤)を用いることで発光量を増大させた高感度測定系。
(注2) ランダムアクセス: 反応ラインが1つで、必要な単一検査項目を任意に検査指定できるタイプ。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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