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1999年 8月23日
更新日:1999年 9月14日
手軽に“音声”を紙に印刷できる新感触マルチメディア
ScanTalk(スキャントーク)スキャントークリーダーR300と
パソコンソフト“サウンドプリント工房”
左:サウンドプリント工房 右:スキャントークリーダーR300
左:「サウンドプリント工房」 右:「スキャントークリーダーR300」
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本  正壽)は、紙に音声をプリントし、再生する新メディア「スキャントークシステム」の新商品「スキャントークリーダーR300」と、写真など画像と音声情報をパソコン上で編集し、家庭用プリンターで手軽に音の出るプリントをお楽しみいただけるソフトウェア「サウンドプリント工房」を1999年11月5日に同時に発売します。
オリンパスは1998年10月に光学技術、デジタル符号化技術、デジタル画像及び音声処理技術を融合した独自の高度デジタル符号化記録技術により、音声コードをラベルに印字できるプリンター「スキャントークラベルプリンタLP100」と、そのコードを読み取り、音声として再生する「スキャントークリーダーR200」を発表しました。以来、「紙」という身近なメディアに「声」や「音」を記録・再生する楽しみ方を提案してきており、さまざまな分野で利用が広まってきています。
今回の新製品「スキャントークリーダーR300」は、内蔵スピーカーで音を再生することができるため、複数の人が同時に再生した音声を楽しむことができます。形状も操作時の安定性を考慮しマウス型とすることで、お子様にも握りやすく、無理なく簡単に音声コードをなぞることが可能です。価格的にもお求めやすい設定としました。
「サウンドプリント工房」は従来、一般のご家庭では印刷が困難であった高精細ドットを用いるスキャントークコードを、一般のパソコン環境で初めて印刷可能にした画期的な画像と音声の編集、印刷ソフトです。デジタルカメラで撮影した写真などの画像や文字などの視覚情報に声や音を組み合わせることにより、今までは十分伝えきれなかった情景、情感までもよりリアルに記録することが可能となりました。写真などの画像の価値を大きく変え、ますます画像の利用範囲を広げ、生活を楽しく彩る便利なソフトと言えます。パソコンの画面上で、台紙(テンプレート)の上にお好きな画像と音声データを自在に組み合わせ、家庭用プリンタ(*)を使って印刷するだけで、年賀状・グリーティングカードやアルバム、さらにイラスト・絵画・写真等の作品などで今までにない多様な楽しみ方を広げることができます。
当社では、より多くの人にパソコン環境で、音声を印刷し、楽しんで頂けることを目指し、スキャントークコードを印刷できるソフトの普及をしていきたいと考えております。
この度は、人気毛筆印刷ソフト「筆まめVer.10」(株式会社クレオ)にもスキャントークコードを作り、印刷する機能の搭載を予定しています。定番の人気機能に音声を加え、ご家族でますますアイデアが広がる年賀状づくりをお楽しみ頂けます。
また、当社デジタル関連商品の販売機会やキャンペーン等を通じ「サウンドプリント工房」簡易版を配布することにより、一層お手軽になったスキャントークと併せて、広がる音声と画像の世界を、より多くの方に楽しんでいただきたいと考えております。
なお、1999年9月、[スキャントーククラブ]というウエブサイトがScanTalk Club事務局により開設されました。目的は、ユーザーとともに[スキャントーク]の新しい使い方、楽しみ方を開拓し、より豊かなサウンドカルチャーをつくりだすことです。
* 対応プリンター: EPSON PM-670C、PM-680C、PM-750C、PM-770C(1999年8月23日現在)
* なお、サウンドプリント工房アップデートソフト3をダウンロードして、プログラムを実行することで、EPSON製プリンタPM-3300C PM-3000C PM-2000C PM-800C PM-770C PM-800DC PM-760C PT-100 PT-110W/PT-110Bでもスキャントークコードをプリントすることができます。
製品名 製品型番 メーカー希望
小売価格(税別)
発売日
スキャントークリーダーR300 ST1200RWS 8,000円 1999年
11月5日
R300と「サウンドプリント工房」のセット ST9100RWB 9,800円 1999年
11月5日
スキャントークリーダーR300
スキャントークコードを再生するための専用リーダーです。内蔵されたスピーカーで音声を楽しむことができます。
手軽な操作
    マウス型で重量約112g(電池含む)と小型で操作が容易な形になっています。またコードガイドを設け、スキャントークコードをなぞり易くすることで、小さなお子様でも簡単に操作できます。
  データ変換
    コードには、低圧縮と高圧縮の2種類の圧縮率が採用されています。本製品は、この圧縮率の違いを自動的に読みとり再生を行います。
主な仕様
音声再生帯域 通常音質モード 100Hz~3.8kHz
高音質モード 200Hz~7.6kHz
音声再生時間 通常音質モード
最大約48秒(低圧縮)
最大約64秒(高圧縮)
高音質モード
最大約24秒
チャンネル数 モノラル
再生出力 100mW
最大走査速度 150mm/秒
電池 単3型電池2本
電池寿命 約5時間以上(アルカリ電池使用時、当社測定条件による)
大きさ 97×58×40mm
質量 約112g(電池含む)
パソコンソフト「サウンドプリント工房」
スキャントークコードをパソコン上で手軽に扱うためのソフトウェアです。ご家庭で簡単に音の出る印刷物を作成できます。
台紙作成編集機能
    あらかじめポストカード、アルバム等の台紙を用意しており、その台紙の上に画像や音を簡単に貼り付けることができます。また、任意のサイズ・レイアウトを持った独自の台紙を保存して利用することができます。
  画像・音声編集加工機能
    台紙に貼り付ける画像・音声をそれぞれ編集することができ、画像データに対しては拡大/縮小/回転/各種フィルター機能、音声データに対しては切り出し/合成、フェードイン/アウトなどのエフェクト機能を装備します。
  スキャントークコード出力機能
    編集して貼り付けた音声データをスキャントークコードとして出力できます(対応プリンタのみ)。
主な仕様
動作環境 OS Windows95(OSR1,OSR2.1,OSR2.5)
Windows98
推奨動作機種 PC/AT互換機
PC 98NX
CPU Pentium133MHZ以上
RAM 32MB以上
モニター 800×600以上 16bitカラー以上
その他 サウンドカード、CD-ROMドライブ
出力対応プリンタ EPSON‐PM770C、PM750C、PM670C、PM680C
対応画像フォーマット JPEG(JFIF/EXIF)(ベースライン方式) 8bit、24bit
BMP 1bit、4bit、8bit、24bit
TIFF(RGB、圧縮なし、シングルレイア)
1bit、4bit、8bit、24bit
対応音声フォーマット WAVE(EXIFv2.1)
AIFF非圧縮
(両方ともステレオデータはモノラルに自動変換後編集可能)
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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