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2000年 3月21日
光スイング方式採用により 580万画素相当の超高精細画像を実現した
高級顕微鏡デジタルカメラ「DP50」
高級顕微鏡デジタルカメラ「DP50」
高級顕微鏡デジタルカメラ「DP50」
(当社生物顕微鏡「BX50」とPC(OS:Windows98)の統合システム)
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は、150万画素(有効画素数145万画素)CCDに光スイング方式(注)とペルチェ冷却機構を組み合わせることによって、580万画素相当の超高精細且つ高感度な画像が得られる高級顕微鏡デジタルカメラ「DP50」を新発売致します。
「DP50」は、CCD画素数の約4倍相当の解像度を達成できる光スイング方式により、580万画素相当(145万画素x4)の銀塩写真に迫る高精細画像が得られます。ユーザーからご要望の多かった高感度な蛍光写真撮影もペルチェ冷却機構により可能となります。また、顕微鏡標本撮影での色再現の最適化を図っています。
当社は、141万画素顕微鏡デジタルカメラ「DP10」を1998年 3月に発売以来、全世界で「顕微鏡デジタルカメラはオリンパス」との高評価を頂いております。「DP50」は、さらに高精細画像を望む病理/臨床関連分野の研究者を始めとして、蛍光観察を主に行う遺伝子/染色体の研究者、工業材料関連の研究者などに最適な商品です。
製品名 発売時期
高級顕微鏡デジタルカメラ「DP50」
(PC、PCIインターフェースボード
ハンドスイッチ標準付属)
2000年3月27日
(※1) WindowsNT版は、2000年4月以降発売予定。
(※2) MacOS版は、発売時期未定。
(注)光スイング方式(DiRactorTM)
撮影光路中に光学素子を設け、水平/垂直方向の傾斜角を微小に振ることによってCCDに投影される像を光学的にシフトさせて4度撮像することにより、等価的に解像度を約4倍にアップさせる手法です。
DiRactorの商標と、この技術の特許は米国 Pixera Corporation(President&CEO:井手 祐二)が所有しています。
主な特長
  1. 580万画素相当の高解像で顕微鏡に適した色再現性の良いデジタル画像の取得が可能
    CCD画素数の約4倍相当の解像度を達成できる光スイング方式を採用し、580万画素相当の高精細画像が得られます。さらに色再現に関しては、病理標本から工業材料標本まで様々な種類の画像を多数撮影し、顕微鏡画像の色再現として各種パラメータの最適化を図っています。

  2. 蛍光デジタル画像の取得が可能
    CCD冷却にペルチェ冷却を採用したことにより、画像データ上の暗電流のノイズを大幅にカットでき、高感度化を実現致しました。顕微鏡観察手法で主流になっている蛍光観察像の微弱な光を撮影することができます。
主な仕様
項目 仕様
構成 光スイング式CマウントカラーCCDカメラ
撮像素子 150万画素(有効画素数145万画素)プログレッシブスキャン型カラーCCD(1/2インチペルチェ冷却)
最大記録画素数 580万画素相当
量子化 10bit
露出制御 AE/AEロック/マニュアル
シャッタースピード 60~1/10,000sec電子シャッター
ホワイトバランス オート/ワンプッシュ/マニュアル
画像サイズ 640×480(動画)、640×480、1392×1040、2776×2074(静止画)
動画表示速度 最大10フレーム/秒
画像取得時間 画像転送時間:約15秒(最大解像時2776×2074)
画像フォーマット TIFF、BMP、JPEG、PICT、FlashPix
パソコンI/F PCIバスインターフェースボード
バンドルソフト カメラ制御(View Finder)&ファイリング(Studio)
パソコンOS Windows98 (WindowsNTは4月以降予定、MacOSは対応予定)
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


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