2000年 4月 4日 | ||||
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オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は、研究・開発・設計部門を担う技術開発センターにおいて2000年3月7日付けでTUV ラインランド技研株式会社(神奈川県横浜市)より、環境マネジメントシステムの国際規格ISO 14001の認証を取得致しました。 |
技術開発センターは東京都八王子に所在し、オリンパス光学工業株式会社の研究・開発・設計・生産技術等の源流機能を擁しています。1963年に技術開発センター 石川(八王子市石川町)、1988年に技術開発センター 宇津木(八王子市久保山町)が設立されました。現在、技術開発センター 石川においては主に内視鏡、顕微鏡、情報機器、デジタルカメラ、生産技術等の研究開発が行われています。一方、技術開発センター 宇津木においては主に銀塩カメラ、録音機、血液分析装置、新事業関連、要素技術等の研究開発が行われています。
今回の認証取得のポイントは、省エネルギー・廃棄物削減・汚染防止などの日常活動に対する取組みだけでなく、製品ライフサイクルアセスメント(製品の調達・製造・物流・使用・廃棄段階における環境影響を評価する)の取組みを行ったことです。製品の開発・設計を行う各部門が、製品の環境アセスメント手順を策定して、環境への影響が高い項目をリストアップして計画的に改善に取組んでいることが評価されました。研究部門においても、製品化された場合を想定して、各テーマごとに環境への影響を評価して重点施策を策定しています。 |
製品の開発・設計の源流部門がISO14001の認証を取得する事例は少ない状況です。当社の「99環境基本計画(1999年4月1日に策定した5ヶ年計画)」においては、「製品の全ライフステージにおける環境対応」を掲げています。技術開発センターでのISO14001に適合した環境マネジメントシステムの運用は、当社が製品の環境対応を業界に先駆けて取組んでいくための有力な手段になると捉えています。
今回の技術開発センターの認証取得で、オリンパスグループ中13事業場(※1)がISO 14001の認証取得を受けたことにより、日本国内の工場・技術開発関係の主要事業場の取得を完了しました。今後は、販売・サービスを担う国内外の事業所および海外の製造拠点を対象に、ISO14001認証取得を推進して参ります。 |
当社は1992年8月1日に「オリンパス環境憲章」を掲げ、オリンパスグループ全体での組織整備や計画策定を行い、環境に配慮した技術開発・事業活動を積極的に取り組んでいます。また、各事業場におけるISO 14001環境マネジメントシステムの認証取得が、オリンパスグループの環境施策に的確に結びつくと考えています。 |
※1 認証取得事業場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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