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2000年 6月21日
世界初、マウスオーバーで簡単に音声再生
インタラクティブに楽しめる
新型インターネット・ソリューションモデル
「サウンドウェブ」を実用化
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本正壽)は、普及著しいインター ネット市場での新たな価値の創出と広がりを目指し、既存の文字情報を補完 する音によるコンテンツをインターネットのホームページなどに貼付し、 長文のテキストを読む代わりに音声や音を聞くことで、よりインタラクティブにインターネットを楽しむことができる「サウンドウェブ・システム」を実用化しました。
* 「サウンドウェブ」はオリンパス光学工業株式会社の商標です。
オリンパス光学工業株式会社は、音声や自然音を高圧縮した音コンテンツを インターネット上の種々のイメージなどに貼り付け、その上にマウスオーバー(カーソルを移動)させるだけで音や音声が即座に再生するシステム「サウンドウェブ」を開発しました。今後、この「サウンドウェブ・システム」及びサービスを広く様々な企業に対しご提供していくと同時に、当社ウェブサイトでの活用を図っていきます。ホームページのテキストを読む以上にインタラクティブな表現手段を、新たにインターネット向けソリューションとして広く市場へ普及促進していきます。併せて、5月に発表した、音を同時にプリントできる写真「スキャントークフォト」のライセンスを進めていきます。
「サウンドウェブ・システム」は当社製品、音声認識ソフト対応ICレコーダー 「ボイストレック」シリーズで採用している音声圧縮技術DSS(Digital Speech Standard)フォーマット*を利用し、HTML形式にしてウェブに搭載するものです。ポータブルなICレコーダー「ボイストレック」で録音した音声や自然の音のほか、スタジオ録音した音声などをDSSフォーマットに変換してインターネット上に貼り付けることで簡単にウェブサイトをインタラクティブな世界に進化させることができます。
* 当社とオランダのフィリップス、ドイツのグルンディッヒの3社が設定したデジタル音声記録用の標準規格です。一般的なコンピューターサウンドフォーマットであるWave形式の約20分の1の容量と非常にコンパクトに音声を圧縮できることが特長です。
1960年代に世界初のマイクロカセットレコーダー「パールコーダー」を世に送り出して以来、音声技術の開発を続けるオリンパスはデジタル化、ネットワーク時代に対応した独自のシステム・サービスを積極的に展開しつつ、これからもお客様のニーズに応じて、音によるコミュニケーションの楽しさ、バリアフリーなソリューションを通して人々の生活を豊かにするご提案をします。
「サウンドウェブ」の主な特長
  • 高圧縮サウンド技術で豊富な情報を軽快に提供するウェブサイトを実現
    当社がWWWブラウザにプラグインするDSS Playerと「サウンドウェブ・システム」を合わせることで、臨場感ある豊富な情報を軽快に閲覧できるウェブサイトを提供することができます。ユーザーのコンピュータに一旦ダウンロードし、音声や音楽の再生のためにオーディオ再生ソフトを操作するわずらわしさを解消します。また、高圧縮の音コンテンツのため、ウェブサイトを来訪するユーザーにページを開く時間でストレスを感じさせることがありません。

  • 人にやさしいバリアフリーなウェブサイトを提供できるサウンドシステム
    これまでインターネットの情報はテキストが中心でした。しかし、音声、鳥の鳴き声、風の音、あるいは街頭などの自然な音という臨場感ある効果音を加えることにより、インターネットの情報量を飛躍的に高めることが可能になります。また、従来は小さな文字がぎっしり並ぶようなページレイアウトも、「サウンドウェブ」を使えば効果的にテキストを置き換えることができます。そのため、よりウェブサイトを際立たせる写真やコンピュータグラフィックスなどが使用でき、臨場感あふれるインタラクティブなメディアに進化させることができます。

  • インターネット・メディアと紙メディアをサウンドがインタラクティブにする
    「サウンドウェブ」に写真と音声を同時にプリントする「スキャントークフォト」など「スキャントーク・システム」と組み合わせることにより、即時的で快適なインターネットの楽しさをプリントアウトして保存性の高い紙メディアとして長期間楽しめます。
お問い合わせ先:
オリンパス光学工業(株) インターネットソリューション推進室
TEL 03-3340-2063(ダイレクトイン) FAX 03-3340-5665
〒163-0914 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス 私書箱7004号
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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