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2001年 2月14日
デジタルカメライメージング市場の更なる拡大を狙い
米国イーストマン・コダック社とデジタルカメラテクノロジーにおける
包括的クロスライセンス契約に合意
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は、このたび、成長産業であるデジタルカメライメージング市場の更なる拡大と発展を目的として、米国イーストマン・コダック社(会長:ダニエル・A・カープ)とデジタルカメラテクノロジーにおける、包括的なクロスライセンス契約を締結することで合意いたしました。
オリンパス光学工業株式会社(以下オリンパス)は、このたび米国イーストマン・コダック社(以下コダック)と、デジタルカメラテクノロジーにおいて、包括的なクロスライセンス契約を結ぶことで合意いたしました。今後、オリンパスとコダックは両者でイニシアティブをとり、デジタル写真の利便性をより多くの方々に享受していただくために協力を行っていきます。
コダックはデジタルカメラとその周辺技術の開発に早くから着手し、ハードウエアだけではなく、画像処理技術やオンラインフォトサービスなどの研究とサービスの提供にも取り組み、デジタルカメラやデジタル写真システムに関する技術を数多く開発してきました。
一方、オリンパスも早くから撮像素子の研究に着手するなど、デジタルイメージングに関する様々な研究に取り組み、1996年にはコンシューマー市場に向け、高画素・高画質を実現した「CAMEDIA C-800L」を発売。以来、高解像度CCDを搭載し高画質を実現したデジタルカメラを次々に発売し、デジタルカメラのリーディングカンパニーとして、コンシューマー市場におけるデジタル写真活用の機会を大きく広げるとともに、デジタルカメラコンポーネント、光学系、画像処理技術、プリンタなどの分野において数多くの技術を開発してきました。
当社はコンシューマーデジタルカメラ市場参入当初から、家庭用の昇華型プリンタを発売し、デジタル写真を家庭でプリントアウトして楽しむ「ホームプリンティング」というコンセプトを提案してきました。今回、プリンタというハードからのアプローチだけではなく、ネットワークを通じたオンラインプリンティング・共用サイト上での画像共有化をはじめとする各種サービスの提供を含めたトータルなデジタル写真システムを可能にするなど、デジタルカメライメージング市場の更なる拡大を図ることを目的にクロスライセンス契約を締結いたします。
また、今回の契約締結で、今後はレンズやCCDコンポーネントの相互供給あるいはデジタルカメラそのもののOEM供給などについても検討し積極的なアライアンス活動を展開することで、市場の技術革新を更に進める事ができるものと確信しています。
今後も当社は、デジタルカメライメージング市場規模の更なる拡大に向けて、新たな価値の提案と、革新技術の製品やサービスの開発によりいっそう積極的に取り組んでいきます。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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