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2001年 6月12日
国内物流倉庫15ヵ所を川崎新拠点に統合
リードタイム短縮、在庫削減でキャッシュフロー改善
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は日本通運株式会社と協業で、東京湾岸エリアの川崎市に新設するオリンパスロジテックス株式会社東京センターに物流拠点を統合し、製造から販売までオリンパスグループ全製品の物流効率の向上を図り、リードタイム短縮や物流センターの構造改革、輸配送網の合理化などにより年間6億円のコスト削減をいたします。新拠点の稼動は2001年8月21日の予定です。
当社では現在、国内外の工場で生産した製品を長野県伊那地区と東京都八王子地区の2物流拠点で保管し、その後、国内の取引先や海外現地法人、代理店などへ配送しています。生産品目及び販売数量の増加などに伴い、製品の保管のため伊那、八王子2拠点に加えその周辺に13ヵ所の衛星倉庫を確保せざるを得ない状況となりました。その結果、要員分散による業務の非効率、倉庫間輸送にかかる工数増大、出荷リードタイム及び在庫の増大が課題となっていました。今回の物流新拠点への統合により、倉庫間輸送の解消、グループ販売会社で在庫をもたずメーカーで一元管理をする「在庫の上流化」、及び物流センターの要員構成見直しなどが一挙に進められます。副次的効果として輸配送網の整備による環境負荷の低減も可能となります。
当社では1995年ころロジスティックスの再構築の動きが始まり、その一環として1996年にはカメラ業界各社との都内共同配送も開始しています。1999年にトータルリードタイム半減を目指す全社方針が施行されたことを機に、多様化する顧客ニーズ対応とオリンパスグループ全体最適の観点から検討が加えられ今回の物流拠点設立が実現しました。
今後は、サプライチェーンマネージメント進展による商流変化などに対応するため、在庫の上流化や流通加工体制の拡大などを積極的に進め、国内外への輸送サービスの更なる改善を図ります。
新物流拠点の概要
  1. 名称:オリンパスロジテックス株式会社東京センター

  2. 所在地:神奈川県川崎市川崎区田辺新田1丁目
    (高速神奈川1号線横羽線汐入、羽田ランプ)

  3. 規模:5階建て、総延べ床面積 約9千坪(うち倉庫部分 約8千坪)
    (施設は日本通運株式会社の所有)

  4. 投資額:8億円(含む一時費用)

  5. 機能:全分野の製品保管・流通の統合センター機能

  6. 稼動予定日: 2001年8月21日
新拠点によるリードタイム短縮例の図
新旧組織図
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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