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2001年10月 5日
Intuitive Surgical Inc.(米国)とオリンパス
ロボティック・エンドサージェリー(ロボット内視鏡手術)分野で
世界で初めて超音波手術システムを共同開発・販売
ダビンチサージカルシステム
超音波手術システムSonoSurg(ソノサージ)を組み込んだ
da VinciTM Surgical System(ダビンチサージカルシステム)
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛/以下、オリンパス)とIntuitive Surgical Inc.*1(インテュイティブ・サージカル社:以下、インテュイティブ社/カルフォルニア州・マウンテンビュー市/President&CEO:Lonnie M.Smith)は、インテュイティブ社の最先端ロボティック・エンドサージェリーシステム「da VinciTM Surgical System(ダビンチサージカルシステム)」にオリンパスの最先端超音波治療技術を採用することに合意しました。
両社は、内視鏡外科手術で必要不可欠な超音波手術システムとして、切開・凝固を統合した「ダビンチ超音波凝固切開シザース」を世界で初めて共同開発しました。
「ダビンチ超音波凝固切開シザース」は、オリンパスの超音波手術システム「SonoSurg」ジェネレータを動力源として駆動し、高性能な凝固切開能力を発揮します。また、複数症例の使用が可能なため高いコストパフォーマンスを実現します。インテュイティブ社は「ダビンチサージカルシステム」及び「ダビンチ超音波凝固切開シザース」を、オリンパスは「ダビンチサージカルシステム」向けの超音波手術システム「SonoSurg」ジェネレータを米国・欧州地域で販売します。
尚、このたび共同開発したシステムは、米国・ニューオーリンズ市で10月7日から12日まで開催される第87回全米外科学会(American College of Surgeon)のインテュイティブ社ブースにて展示いたします。
ダビンチ超音波凝固切開シザース
ダビンチ超音波凝固切開シザース「da VinciTM Ultrasonic Shears」
da VinciTM Surgical Systemについて
制御装置側で術者が画像を見ながら操作可能な高精細3D画像システム「InSiteTM」と患者手術台側で鉗子や内視鏡を正確かつ巧みに操る多関節の3つのロボットアーム「EndoWristTM」で構成されます。インテュイティブ社はコンピュータ技術と術者の技術を統合することによって、より優れた手術が可能となると考えています。術者の手・腕・指の自然な動きを、患者の体内に小切開された孔を通して挿入された鉗子等の先端の微細な動きに一致させることにより、術者は患者手術台から離れた制御装置でシームレスに直接的な手術が行なえます。
超音波手術システム「SonoSurg」について
超音波振動のエネルギーを伝達したシザースによって、組織・血管等をはさみ炭化に至らないレベルで加熱し、出血しないように凝固させた後切開を行う装置です。
*1 Intuitive Surgical Inc.の概要。
    設立年月:1995年12月
所在地:1340 W.Middlefield Road,Mountain View,California 94043 USA
事業内容:ロボティック・エンドサージェリーシステム及び器具の製造
売上高:27 Millionドル(2000年度)
従業員数:200名以上
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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