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2002年10月22日
世界初のデジタルカメラによる本格的な写真集
「A Day in the Life of Africa(R)」(アフリカでのある一日)
が米国・カナダで発売
~オリンパス デジタルカメラで世界の一流フォトジャーナリスト100名が撮影~
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)が撮影機材で全面協力した史上最大規模の世界的な撮影イベント「A Day in the Life of Africa」の写真集が、まず北米最大の独立系出版販売会社Publishers Group West社から10月30日に米国・カナダで発売されます。
「A Day in the Life of Africa」は、世界21カ国の著名なフォトジャーナリスト100人が、アフリカ大陸の53カ国に分散し、アフリカ大陸全域のある一日の様子をそれぞれカメラに収めるという一大プロジェクトです。参加者には、ピュリツァー賞を受賞したラリー・プライス氏やデビッド・タンリー氏をはじめ、マグナムやグループVIIといった有名なフォトエージェンシーのメンバーも多数含まれており、日本人としては五十嵐太二氏、村上佳子氏が加わりました。撮影は2002年2月28日に行われ、オリンパスが提供したデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」などが撮影機材として使用されています。
今回発売となる写真集「A Day in the Life of Africa」は、この日に撮影された写真の中から選りすぐりの作品をまとめたものです。序文には、ノーベル賞受賞者の大司教デズモンド・ツツ氏によるコメントが掲載され、圧倒的な多様性と驚異的なコントラストに包まれたアフリカの姿を写し出しています。著名な写真家たちによるデジタルカメラの画像を中心に制作された写真集は世界でも例がなく、新たな試みとして注目されています。
発売に際し、米国ニューヨークのグランドセントラル駅構内で、10月22日から11月4日まで「A Day in the Life of Africa」の写真150点が展示されます。北米に続き、順次南アフリカ、英国、オーストラリアでも出版が計画されており、写真集の利益は全額、アフリカのエイズ教育プログラムの設立資金に充てられる予定です。
日本では、来年の「アフリカ年2003」を機に「A Day in the Life of Africa」写真展の開催を予定しています。オリンパスでは、日本で唯一の協賛企業として、これらの貴重な写真を日本の多くの方にご覧いただけるよう全面的に協力していきます。
写真集「A Day in the Life of Africa」表紙 A Day in the Life of Africa
写真集「A Day in the Life of Africa」表紙
「Day in the Life」について
「Day in the Life」シリーズは20年間にわたり世界各国の文化を記録してきたベストセラー写真集です。米国、中国、ロシア、日本をはじめとする計13タイトルの「Day in the Life」シリーズは、全世界で延べ250万部が発行されています。

今回の「A Day in the Life of Africa」は、子供を含めHIV陽性のアフリカ人男女の数が2,500万人を超え、現在も1分間に2人の割合で感染者が増えているというアフリカ大陸の危機的状況に対して、問題意識を高めることを主な目的とし実施されました。この出版で得られた利益は全額、アフリカのエイズ教育プログラム設立資金に利用されます。プログラムの選択は、Harvard Aids Institute、南アフリカの有名なSoul City Foundation、Johns Hopkins' Center for Communication Programsの協力を得て行われます。基金の管理はTides Foundationが担当します。

※「A Day in the Life of Africa」についての詳細はhttp://www.ditlafrica.com(英文)をご参照ください。
オリンパスの協力
オリンパスはこのプロジェクトに主要4スポンサーの1社として協賛しています。撮影用機材として、参加全写真家に対して、デジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-20」に、リチウムポリマー電池セット「B-32LPS」、ワイドエクステンションレンズプロ「WCON-08B」、テレエクステンションレンズプロ「TCON-14B」を加えた「E-20システム」、及び、その場で写真を確認するためのポータブル昇華型プリンタ「CAMEDIA P-200」をを寄贈しました。プロジェクト本部には編集のために昇華型プリンタ「CAMEDIA P-400」も寄贈しました。

より良い撮影が行えるよう、参加プロに対して、ニューヨークとパリで機材に関するトレーニングセッションを開催しました。また、2月22日から3月5日までの間は、テクニカルサポートとしてパリに24時間のオリンパスサポートセンターを設立し、2名のオリンパススタッフをアフリカに派遣するなど、撮影からプリントまでのトータルソリューションの提供を行っています。
オリンパス「CAMEDIA E-20」に対する参加カメラマンのコメント
● Larry C. Price(ラリー・プライス 1981年、85年ピュリツァー賞受賞)
”「E-20」はすばらしい。この軽く操作性の高いデジタルカメラのおかげで、自分の眼でみたままの映像を捉えることができ、「A Day in the Life of Africa」の過酷な撮影環境を乗り切ることができました”

● Eli Reed(イーライ・リード 1986年 世界報道写真賞受賞 マグナムフォト所属)
”驚くほど使いやすく、楽しめるカメラです。ラグタイムによるストレスもほとんどなく、心のこもった味わいのある写真を思ったとおりに撮影することができます”

● 五十嵐太二(フォトグラファー)
”キリマンジャロの上空約6300m地点での撮影条件は、非常に厳しいものでした。ほとんど「E-20」をセスナの窓の外に出した状態で撮影を行ったのです。つまりファインダーを覗くことは不可能であり、デジカメ初心者の私は『一体どのようにしてちゃんと写真が切り取れるのだろうか?』と一瞬考えました。しかし、液晶モニターがその回答を与えてくれました。露出、アングル、合焦、カラーの全てがその場で確認できました。ここでE-20の力が発揮され、今回の空撮にとって絶対にかかせないものでした。2月にDITLAに参加して以来、デジタルカメラを愛用しています。”
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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