本文の始まりです


2003年10月14日
オリンパス株式会社
理想科学工業株式会社
世界最速、毎分105枚・1枚2.5円の
高速・低コストフルカラー印刷ができる
新世代のビジネスプリンター
「ORPHIS HC5000」を新発売
-オリンパス株式会社と理想科学工業株式会社が共同開発-
ORPHIS HC5000
「ORPHIS  HC5000」
オリンパス株式会社(社長:菊川  剛、以下、オリンパス)と理想科学工業株式会社(社長:羽山  明、以下、理想科学工業)は、インクジェット方式による高速プリンターを共同開発しました。
理想科学工業が平成15年12月 9日(火)から新発売する「ORPHIS HC5000」(オルフィス エイチ シー ゴセン)は、世界最速※1、毎分105枚※2 のスピードでフルカラー印刷ができるビジネスプリンターです。(当初は東京、大阪、名古屋地区限定発売)
※1 平成15年10月現在販売の枚葉(カット紙)カラーPOD(プリントオンデマンド)機において(理想科学工業調べ)
※2 A4判横送り、片面・標準設定連続印刷時
「ORPHIS HC5000」は、インクジェット方式によりCMYK(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)の4色フルカラー印刷を行います。1色につき1つのラインヘッドユニットを割り当て、4つのユニットを紙の送り方向に対して垂直に配置する機構となっています。また、用紙の反転機構を装備しているため1回の紙通しで両面印刷が可能です。
ランニングコストは1枚当たり2.5円※3です。対応する用紙サイズはハガキサイズからA3ワイドまで。また、専用封筒を使えば社名入り封筒やDM封筒もフルカラー印刷が可能です。
※3 コストは予定、A4判CMYK各色5%、解像度標準設定時、用紙代別
「ORPHIS HC5000」は、理想科学工業が新しく提案するフルカラープリントソリューション「ComuColor.TM」(コミュカラー)を具体化した製品の第一弾です。
「ComuColor.TM」は多枚数印刷領域で「高速性・経済性・即時性(オンデマンド性)」を追求することによって、「訴求力あるカラードキュメントの作成」をいっそう身近なものにし、ペーパーコミュニケーションのフィールド拡大をめざしていこうというものです。
「まとまったロットのカラー印刷物は、コスト高で納期がかかる」といった観念をくつがえし、「グラフをカラーでわかりやすく」「写真はカラーで見せたい」「多枚数カラー印刷を短時間で経済的に仕上げたい」など、ドキュメントに対するカラー化のニーズに、「ComuColor.TM」は応えていきます。
「ORPHIS HC5000」の主要な販売先は、企業の印刷部門および営業販促部門(マニュアル類、セールスツール類の印刷)、官公庁の広報部門(地域住民へのお知らせ、催事案内、広報紙の印刷)、教育機関(教材、発表資料等の印刷)、そしてプリントショップを想定しています。
カラー写真やグラフ、図版を多用したマニュアル、プレゼンテーション資料、会報や連絡文書の印刷から、チラシ、リーフレット、DMなどのセールスツールの印刷まで幅広い用途でご利用いただけます。またプリントショップなどでは、高速・低ランニングコスト特性を生かした、短納期で安価なカラー印刷サービスを提供するプリンターとしてご導入いただけるものと期待しています。
「ORPHIS HC5000」の発売に伴い、平成15年12月9日(火)・10日(水)の両日、東京国際フォーラムにて新製品発表会を実施する予定です。
商品名、価格、発売日等
商 品 名 価  格 発 売 日
ORPHIS HC5000
(オルフィス エイチ シー ゴセン)
3,370,000円(予定価格) 平成15年12月9日(火)予定
(当初東京、大阪、名古屋地区限定)
「ORPHIS HC5000」の主な特長
1. 高速で両面フルカラー印刷ができる
片面印刷は毎分105枚のフルカラー印刷が可能。両面印刷時は毎分最高37枚の高速印刷性能を持つ。(A4判横送り、標準設定連続印刷時)多枚数のカラー印刷物もスピーディーに処理できる。
2. 低ランニングコストでフルカラー印刷ができる
ランニングコストは1枚当たり2.5円。標準的なカラープリンターの約3分の1から10分の1の低コスト。
3. 無版デジタルプリント方式のためソート印刷ができる
刷版不要で、ページものの印刷物のように1枚1枚異なる内容の印刷も低コストでフルカラー印刷ができる。部単位での印刷処理が可能なため、印刷後の丁合が不要、効率的な印刷物作成ができる。バリアブル印刷環境にも対応する。
4. 用紙対応の幅が広い
用紙サイズはハガキサイズから最大A3判ワイドサイズまで対応する。専用封筒は長3、洋0、角2サイズを順次用意。DM用途から事務用途の封筒までフルカラー印刷が可能。用紙紙質は、普通紙、上質紙に対応する。また、より高品位な印刷を実現する専用紙も発売する。
5. 専用RIPを内蔵、Adobe(R) PostScript(R) 3TMを標準で搭載
本体には専用のRIP(ラスターイメージプロセッサ:画像生成装置)を内蔵。ページ記述言語は、デザインの現場等で広く使われているAdobe(R) PostScript(R) 3TMを標準で装備。高機能のグラフィックソフトで作成した原稿データの出力に対応できる。
6. ネットワーク印刷機能が充実、スキャナ装着でさらに多機能に使える
本機はネットワーク接続専用仕様。1台のマスター機から4台のスレーブ機を制御できる。親機と任意の1台で印刷ジョブを分担して処理するクラスタリング機能を使うと毎分210枚の高速フルカラー印刷が可能。また、指定機種のスキャナを装着すれば、紙原稿の複写もできる。
別売消耗品
インク
商 品 名 単  位 価 格(予定)
RISO HC インクシアン 1,000ml / 個 33,500円
RISO HC インクマゼンタ 1,000ml / 個 33,500円
RISO HC インクイエロー 1,000ml / 個 33,500円
RISO HC インク黒 1,000ml / 個 33,500円
(価格は税等別途)
用紙
商 品 名 単  位 価 格(予定)
RISO HC 用紙マット IJ  A3 500枚 × 3包 / 梱 18,000円
RISO HC 用紙マット IJ  B4 500枚 × 3包 / 梱 13,500円
RISO HC 用紙マット IJ  A4 500枚 × 4包 / 梱 12,000円
RISO HC 用紙 IJ  A3 500枚 × 3包 / 梱 5,940円
RISO HC 用紙 IJ  B4 500枚 × 5包 / 梱 7,425円
RISO HC 用紙 IJ  A4 500枚 × 5包 / 梱 4,950円
RISO HC 用紙 IJ  B5 500枚 × 5包 / 梱 3,725円
(価格は税等別途)
「ORPHIS HC5000」の開発の背景
2003年3月期の国内市場におけるカラー複写機の出荷状況は、前年同期比62%増(台数ベース)を示し、カラードキュメントへのニーズが大きく伸びていることが伺えます。(社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会調べ)
フルカラーの印刷物が比較的容易に作成できる昨今、「ORPHIS HC5000」はビジネスの現場で求められる「高速性・経済性・即時性」を多枚数印刷の領域で実現した新鋭フルカラープリンターです。高速性と経済性の要であるプリントエンジンには、ラインヘッドを使ったインクジェットによる印刷方式を採用しています。
「ORPHIS HC5000」に使われている技術は、インクジェットヘッド関連をオリンパスが担当し、インクと周辺技術を理想科学工業が担当して共同開発しました。オリンパスが産業用高速大判カラーインクジェットプリンタなどで培った技術と、理想科学工業がデジタル孔版印刷機「リソグラフ」シリーズの開発・製造・販売で培った技術やノウハウをベースに、A3判ワイドまで印刷できるビジネス用途の枚葉プリンターとしては世界で初めて、インクジェットラインヘッドによる高速フルカラー印刷を実用化しました。
「ORPHIS HC5000」の販売は、理想科学工業が担当します。同社の主力製品である「リソグラフ」は、世界150以上の国々で広く活用されており、国内18営業部41支店、海外16子会社を中心としたネットワークが販売や技術サポート、消耗品の供給等を行っています。同社のネットワークが持っている販売力やノウハウが、本機の今後の販売展開に大きく発揮されます。
オリンパスと理想科学工業は、本年9月12日に合弁で「オルテック株式会社」(本社:東京都新宿区、社長:野見山  誠一)を設立し、「ORPHIS HC5000」の上市に向けて準備を進めてまいりました。新会社は「ORPHIS HC5000」の発売を皮切りに、インクジェット技術関連の新たな事業機会を創出する会社として歩みを始める予定です。
「ORPHIS HC5000」の主な仕様
項  目 仕  様
プリント方式 ライン型インクジェット方式
解像度 高精細設定時900dpi相当、標準設定時600dpi相当
(文字スムージング処理時)
印字ヘッド ピエゾ型 物理解像度300dpi 最大8階調
インク 油性顔料タイプ C / M / Y / K インク各色 1,000ml
印刷速度 片面105ppm 両面74ppm
(A4判横送り、標準設定連続プリント時)
用 紙
サイズ
フロント給紙台 最大A3判、最小B5判
給紙台 最大A3判ワイド(340mm×550mm)、
最小ハガキサイズ相当(90mm×140mm)
有効印字領域 最大 316mm×460mm
(余白は上下左右最大1mm:用紙がA3判以下の場合)
給紙容量 フロント給紙台:上段1,000枚、下段500枚 / 給紙台:1,000枚  給紙トレイ選択可
排紙台容量 1,000枚
RIP CPU Celeron  1.2GHZ
メモリ容量 128MB
ハードディスク 20GB
PDL Adobe(R) PostScript(R) 3TM
搭載フォント 和文:2書体(リュウミンライト-KL、中ゴシックBBB)、欧文:139書体
インターフェイス Ethernet:100Base-TX / 10Base-T
対応プロトコル TCP / IP、AppleTalk
対応OS Windows(R) Me、2000、XP  Mac(R) OS 9、Mac(R) OS X
使用電源 AC100V、50 / 60Hz、12A以上
消費電力 最大700W以下・待機時約300W以下・スリープ時70W以下
本体寸法
使用時 1,780mm(W)×695mm(D)×1,135mm(H)
収納時 1,180mm(W)×695mm(D)×1,135mm(H)
質   量 約256kg  (架台含む)
※製品の仕様は予告なく変更する場合があります。
お問い合わせ先
理想科学工業株式会社  ORP統括部  電話03-5441-6112
http://www.comucolor.com/
関連リンク
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


本文の終わりです