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2004年 4月14日
参考資料
「高速原子間力顕微鏡」の簡単な仕組み、模式図
カンチレバーの電子顕微鏡撮影写真
「高速原子間力顕微鏡」の簡単な仕組み
簡単な仕組みは以下の通りです。
(1) 液体内にあるサンプルを縦・横・上下に動く高速スキャナーの上に置く。
(2) 高速スキャナーがサンプルを縦・横に動かすことにより、カンチレバー先端のプローブ(探針)がサンプルを縦・横になぞる。
(3) サンプルを縦・横になぞりながら、カンチレバーは高速に振動していて、サンプルの凹凸によってその振幅が変化する。
(4) カンチレバーにはレーザ光を照射しており、カンチレバーの振幅の変化に応じて反射するレーザ光の位置が変化し、その変化を光検出器が検出する。
(5) その変化をなくすように高速スキャナーがサンプルを上下に動かす。
(6) その上下に動いた量をコンピュータで画像にする。
安藤敏夫教授の研究成果をもとに開発した装置により、従来は1つの画像を得るのに1~4分くらいかかっていたものが約1/1000である0.08秒になりました。
「高速原子間力顕微鏡」の模式図
「高速原子間力顕微鏡」の模式図
カンチレバーの電子顕微鏡撮影写真
 
カンチレバーの電子顕微鏡撮影写真
新開発のカンチレバーは従来と比べて1/20の大きさです。
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