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2004年 5月10日
オリンパス 映像事業、医療事業を分社化
~事業特性に応じたグローバルな一貫体制の確立~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、基幹事業である映像事業と医療事業において、市場変化のスピードにグローバルに対応できる一気通貫体制と事業特性に応じた意思決定の枠組みを確立して企業価値最大化を図るために、2004年10月1日付で会社分割を実施する予定です。具体的には、映像事業については、「オリンパスイメージング株式会社」(映像事業会社)を承継会社とする分社型新設分割*1とし、医療事業については、2004年4月27日設立の準備会社である「オリンパスメディカルシステムズ株式会社」(医療事業会社)を承継会社とする分社型吸収分割*2と致します。両事業会社は、事業持株会社となる「オリンパス株式会社」の100%出資子会社となります。これら会社分割は、2004年6月29日に予定される定時株主総会決議をもって正式に決定されます。あわせて、海外においても同様に、米国、欧州等主要販売子会社の分社化を予定しています。
※1 分社型新設分割:会社の営業の1部を分離し、新たに設立する会社に移転すること。
※2 分社型吸収分割:会社の営業の1部を分離し、既存の他の会社に承継させること。
1. 会社分割の背景・目的
当社は2001年4月に社内カンパニー制を導入し、顧客ニーズにスピーディーに対応できる「グローバル価値創造企業」を目指し、効率経営の追求、事業部門の再編による自主自立経営に取組み、一定の成果をあげてまいりました。今回の分社化により、
1)グローバルな事業一貫体制の確立
2)事業特性に応じた意思決定の枠組みによる事業スピードの向上
を図ってまいります。さらに、権限委譲と事業責任については、より一層明確にしてまいります。一方、オリンパス株式会社は事業持株会社として、グループ戦略立案機能、本社機能、研究開発、ライフサイエンス・産業事業の推進と新規事業の創成などを担います。
また、今年度は2005年度を初年度とする05経営基本計画(5ヶ年中期経営計画)の策定年度にあたっております。この経営基本計画は、新しい組織体制を前提に編成してまいります。
2. 分割当事会社の概要
(1)商号 オリンパス株式会社
(分割会社)
平成16年 3月31日現在
オリンパスイメージング
株式会社
(新設会社)
平成16年10月 1日予定
オリンパスメディカル
システムズ株式会社
(承継会社)
平成16年10月 1日予定
(2)設立年月日 大正8年10月12日 平成16年10月 1日 平成16年 4月27日
(3)本店所在地 東京都渋谷区幡ヶ谷
二丁目43番2号
東京都渋谷区幡ヶ谷
二丁目43番2号
東京都渋谷区幡ヶ谷
二丁目43番2号
(4)代表者 代表取締役社長
菊川 剛
代表取締役社長
小宮 弘
代表取締役社長
宮田 耕治
(5)資本金 40,832百万円 1,000百万円 1,000百万円
(6)発行済株式総数 264,472,608株 20,000株 20,000株
(7)株主資本 213,743百万円 20,000百万円 9,000百万円
(8)総資産 438,057百万円 88,000百万円 53,000百万円
(9)決算期 3月31日 3月31日 3月31日
(10)従業員数 6,259名 1,385名 1,807名
※ 分割後の当社の状況
(1)商号 オリンパス株式会社
(2)事業内容 精密機械器具の製造販売
(3)本店所在地 東京都渋谷区幡ヶ谷二丁目43番2号
(本社事務所:東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス)
(4)代表者 代表取締役社長 菊川 剛
(5)資本金 40,832百万円
(6)総資産 325,700百万円
(7)決算期 3月31日
(8)業績に与える影響 平成16年5月10日発表の平成17年3月期の業績予想に織り込み済みです。
3. 分割後の新組織
1) オリンパスイメージング株式会社(映像事業会社)
現、映像システムカンパニー
2) オリンパスメディカルシステムズ株式会社(医療事業会社)
現、医療システムカンパニー
3) オリンパス株式会社(事業持株会社)
・ 現、ライフサイエンスカンパニー
・ 現、産業システムカンパニー
・ 現、研究開発センター
・ 現、コーポレートセンター
・ 現、社長直属組織(未来創造研究所、知的財産本部、総合経営企画室など)
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