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2005年6月27日
「オリンパス社会環境報告書2005」を発行
~昨年までの環境報告書を一新し、内容を更に拡充~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、このたびオリンパスグループの企業としての社会的責任(CSR)に関する理念・方針や2004年度における環境保全活動や社会貢献活動などの実績をまとめた「オリンパス社会環境報告書2005」(日本語版・全52ページ)を発行致しました。
今年度からは、読者の個別ニーズに対応するため、専門用語は分かりやすく解説し、ウェブ上に、より詳細なデータを掲載するなどの工夫をしています。また客観性を担保するため、初めて第三者審査※1を受審しました。8月末には、英語版および中国語版を発行する予定です。
※1  TUV(テュフラインランドジャパン社)による審査を受けています。
オリンパスでは、昨年、国連グローバル・コンパクトへの支持を表明し、その10原則を取り入れる形で企業行動憲章および行動規範を整備しました。本報告書は、オリンパスグループ企業行動憲章の6項目「健全な企業活動」「顧客原点の行動」「人間尊重」「活力ある職場環境」「環境との調和」「社会との融合」に沿った構成になっています。
「オリンパス社会環境報告書2005」の主なトピック・特長は、以下の通りです。
 1.  エコプロダクツの導入加速: 映像・医療・ライフサイエンス・産業のオリンパスの事業分野すべてにおいて、オリンパスエコプロダクツの市場導入を達成するなど、環境配慮型製品の導入を加速しました。
 2.  地球温暖化防止に向けた取り組み: エネルギー系CO2排出量の報告範囲を欧米や中国番禺(パンユウ)工場まで拡大しました。建物建造時における省エネ対策を行い、CO2売上高原単位※2は前年度比0.3%減少しました。また新たに非エネルギー系の温室効果ガス※3を把握し削減に努め、CO2換算で前年度比16%削減しました。
 3.  環境基本計画「エコロジービジョン21 PartII」: 5年先を見据えた環境基本計画を3年ぶりに見直しました。環境先進企業をめざしている中期の計画と進捗状況を紹介しています。
 4.  環境マネジメントシステムの導入の拡大: 国内や欧州の拠点につづき、中国の番禺(パンユウ)工場が新たにISO14001を認証取得しました。
 5.  特集記事でポイントを紹介: オリンパスのCSRに関する理念と映像事業・医療事業での具体的な取り組みについて読みやすい特集記事という形で紹介しています。
 6.  CSR・サステナビリティーの観点から包括的に記載: 環境関連の記載以外にも、コーポレートガバナンスやコンプライアンス、品質向上やお客様対応、人事労務関連制度、社会貢献とコミュニケーションなど、CSRやサステナビリティーの観点から包括的に方針や取り組みを記載しています。
※2  CO2売上高原単位:売上高1億円当たりを達成する企業活動のために、どれくらいのCO2を使ったかを示す指標。数値が小さいほど、環境に負荷をかけずに効率の良い活動をしていることを表しています。
  ※3  非エネルギー系の温室効果ガス:メタンやフロン類など、それ自体の大気への放出がそのまま温暖化に繋がるものを指します。身近な例では、代替フロンを使ったほこり飛ばし噴射剤(スプレー缶)があります。
オリンパスは1994年から「Social IN(ソーシャル・イン)※4」を経営理念とし、社会と融合し社会と価値観を共有しながら、社会に価値を提案する「価値創造企業」を目指しています。 今年4月には、環境・品質・危機管理などを統括するCSR本部を設け、グループ全体での社会的責任への取り組みを促進しています。 環境については、企業活動の中にエコデザイン手法を定着させ、持続可能な社会の実現に向けた責務を果たしていきます。
来年度以降も毎年社会環境報告書の発行を予定し、お客様、株主の皆様など多くの関係者とのコミュニケーションを図ってまいります。
※4  Social IN:「社会との融合 INvolvement」、「社会との価値観の共有 INsight 」そして「新しい価値の提案 INspiration」を意味するオリンパスの造語です。
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