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2007年5月25日

オリンパスの英国子会社が、

医療機器製造センター(Medical Device Manufacturing Centre)を新設

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)の連結子会社であるキーメッド社:KeyMed(Medical & Industrial Equipment) Ltd.は、製造の効率と品質をより高めるため、英国サウスエンド オン シーに医療機器製造センター(Medical Device Manufacturing Centre)を新設しました。新センターは、地熱などの再生可能エネルギーの積極的な活用による、革新的な環境配慮デザインを取り入れており、2007年5月25日から業務を開始します。

オリンパスは環境負荷削減を進めるため、建物の新設に際して、環境負荷を大きく低減できる好機と考え、地域・事業特性にあった建物設備の環境配慮をグローバルレベルで進めています。例えば、血液分析機の開発・生産拠点である三島事業場(2007年4月開設)では、地球温暖化防止を目的とした建物の高断熱化や竪型蓄熱槽、純水・雨水の再利用設備を導入しています。アメリカの販売・マーケティングの拠点であるオリンパス アメリカ本社(2006年7月開設)では、オゾン層保護のためにフロンを使用しないエアコンや消火設備を導入するとともに、地元素材や再生素材を建物に積極的に採用しています。

キーメッド社も「利益追求だけでは空虚である」という企業理念のもと、積極的な社会貢献、環境への取り組みを推進しています。新センターは、以下の環境設備を取り入れており、先進的な地熱システムを中心にこれらの環境設備を備えた建物は英国初となります。環境負荷を低減するだけでなく、事業の効率を高め、コスト削減に寄与するよう設計されています。

<新医療機器製造センター 環境設備>

ソーラーパネル 製造で使用する温水の大部分を、太陽熱を利用して温める。夏季には温水の75%をまかない、本システムにより、温水を作るためのエネルギーを約50%削減(推定値)。
雨水リサイクル 雨水を貯留し、トイレの洗浄水や建物外壁の清掃水として再利用し、年間25%の水道使用量の低減を図る。
エネルギー管理システム 建物で消費する照明や空調などのエネルギーを最小にするような自動制御システム。
地熱システム 夏は冷たく冬は暖かいという地熱の特性を活かし、地下約100mに埋められたパイプ中の水を自然エネルギーである地熱を用いて温めたり冷やしたりして、空調エネルギーとして使うシステム。

<新医療機器製造センター 概要>

稼働日 2007年5月25日
所在地 Journeymans Way, Temple Farm Estate, Southend-on-Sea, Essex, UK
建築面積 約5,200m2
総床面積 約4,000m2(2階建て)
従業員数 約90名
ウェブサイト http://www.keymed.co.uk/ (英語のみ)

 

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