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2007年10月23日

オリンパス 創薬基盤技術系ベンチャー
カイオム・バイオサイエンスに出資

-バイオイメージング・早期診断分野での製品開発を加速-

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛、本社:東京都新宿区、以下オリンパス)は、株式会社カイオム・バイオサイエンス(社長:藤原 正明、本社:東京都文京区、以下カイオム)による第三者割当増資を引受けることで合意致しました。

様々な生命現象の可視化技術に強みを持つオリンパスは、高付加価値抗体獲得技術を持つカイオムとの提携により、バイオイメージング・体外診断の高度化などのライフサイエンス分野への貢献に加え、オリンパスの持つ生体内アクセス技術との組み合わせによる難治性疾患の早期発見など、臨床応用への展開を目指します。

背景

オリンパスは高度な光学技術と最新のデジタル技術の融合によるOpto-Digital Technologyを基盤技術として、研究、製薬、臨床診断、治療の各領域において革新的な技術を提供してまいりました。

近年、バイオ関連分野で注目を集める技術に生体内物質の可視化技術があります。とりわけ2000年半ば頃から盛んになった生体内の分子レベルの機能・状態変化の可視化は基礎研究領域への貢献にとどまらず、今まさに臨床応用に着手されようとしています。具体的には、生体内における早期の疾患診断の容易化、術中の手術方法変更の判断、あらゆる慢性疾患治療、更には急性期治療に対する薬剤デリバリーのモニタリングなど、様々な臨床応用に供せられ、患者管理、薬剤による治療体系そのものを変える可能性があると考えられます。

生体内物質可視化には対象物質を標識する必要があります。その際、対象物質の抗体を用いることが極めて有効な手段となりますが、抗体の獲得が困難な場合があり、多様な抗体獲得技術を持つことが重要となります。オリンパスでは今回の提携を初めとして抗体関連技術に総合的に取り組み、バイオ関連事業で所有する従来技術との組み合わせによって世界最初の知見の獲得に貢献すると共に、世界最高の臨床応用技術の提供を推進してまいります。

株式会社カイオム・バイオサイエンス概要

代表者 代表取締役社長 藤原 正明
本社所在地 東京都文京区本郷2丁目39番11号 アロニアビル
TEL: 03-5842-3323
FAX: 03-5842-3393
会社設立 2005年(平成17年)2月8日
資本金 2億700万円

カイオムは、ADLib®※1システムの事業化を目指して、理研ベンチャー認定企業※2として2005年2月に設立されました。ADLib®システムは遺伝子変換により高度に多様化された抗体提示トリ細胞ライブラリーをもとに、試験管内で迅速なモノクローナル抗体を作製する技術で、従来法では作製が不可能な付加価値の高い抗体作製に成功しています。カイオムは既に研究用抗体提供サービスを展開しておりますが、現在は、治療用リード抗体創製、ヒト化技術や独自の親和性向上技術によるリード抗体の最適化など、医薬品・診断薬開発企業への高付加価値サービスの提供を開始しています。

※1 ADLib®システム  ニワトリDT40細胞の組換え活性化によって抗体産生細胞の多様性を増大させ、特定のたんぱく質抗原を固定した磁気ビーズで特異抗体を産生する細胞をつり上げる仕組みである。
※2 理研ベンチャー  理研ベンチャーとは、世界最先端の科学研究分野で活躍する独立行政法人理化学研究所(理研)の研究者が、自らの研究成果を中核技術として起業した企業群である。理研からの主たる支援措置として、特許権等の実施許諾における優遇措置・共同研究における優遇措置などがある。
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