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2007年11月19日

フルハイビジョンで全方位動画像の撮影・投影が可能に

~ 当社開発の「軸対称自由曲面レンズ」を応用し、
さらに高解像で画角を広げたカメラとプロジェクターの試作機を開発 ~

「軸対称自由曲面レンズ」を搭載したハイビジョン対応カメラ(上段:左)と、
ハイビジョン対応プロジェクタ(上段:右)、
及び円筒スクリーンでの投影図(下段)

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)の未来創造研究所(所長:遊佐 厚)は、当社で開発した「軸対称自由曲面レンズ」を応用し、全方位※1の動画像をフルハイビジョン(走査線1080本・インターレース方式)で撮影・投影できるカメラとプロジェクターの試作機を開発しました。

この試作機は2007年7月に発表した「軸対称自由曲面レンズ」※2を、本レンズを含む結像光学系(レンズ群)と共に最適化し、さらに高解像かつ画角を拡張しました(従来は走査線760本、垂直画角45°)。

今後も、未来創造研究所のコンセプトである“心と体の生き活き”を実現するために、臨場感ある映像が人々にどう安らぎを与えるかといった映像技術の研究を進めていきます。

※1  水平画角360°、垂直画角50°
※2  軸対称自由曲面レンズ :
プラスチック製で直径約6cmのコマ型の形状をしており、このレンズに入射した光線は内部で反射して全方位へ投影されます。この光学系を搭載したプロジェクターを用いて、例えばイベントなどのドーム状のパビリオンにおいて全方位ならではのコンテンツを楽しめます。また、この光学系を搭載したカメラを天井に設置すれば室内を全方位見渡せるセキュリティカメラとして使うことも可能です。
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