オリンパスイメージング株式会社（社長：大久保 雅治）は、非圧縮のデジタル録音形式に対応した当社初のリニアPCMレコーダー「Linear PCM Recorder LS-10」を、2008年2月7日から発売します。

主な特長

• 高感度／低ノイズのマイクとアンプ回路、非圧縮の録音フォーマットにより、音楽CDを超える高音質録音を実現
• リニアPCM形式に加え、MP3、WMAの3つの録音フォーマットに対応
• 片手で持てる小型軽量ボディと使いやすいデザイン

「Linear PCM Recorder　LS-10」は、オリンパスがトップシェアを誇るICレコーダー「Voice-Trekシリーズ」で長年培ってきた技術の粋を集め、初めて開発したリニアPCMレコーダーです。会議／講義の録音がメインである「Voice-Trekシリーズ」の録音形式がパソコンで扱いやすい圧縮タイプのWMAフォーマットであるのに対し、リニアPCMレコーダーは音質を最優先した非圧縮タイプのリニアPCMフォーマットを採用しているので、音楽CDを超える音質で“原音”のまま録音を楽しむことができます。さらに、新開発の高感度／低ノイズのマイクと低ノイズ／低歪率のアンプ回路による高音質も実現しています。また、片手で持てる小型軽量のボディを採用し、単3形アルカリ電池2本で最長12時間の長時間録音が可能^※1なので、気軽に持ち歩いて録音することができます。楽器演奏や、鳥の声、波の音、機関車の走行音などの“生録”が楽しめるほか、パソコンと組み合わせて使うことでオリジナルのCD作成も楽しむことができます。また、リニアPCMレコーダーとしては最大^※2となるリニアPCM（WAV）、MP3、WMAの3つの録音フォーマットに対応しているので、用途に応じた使い分けも可能です。

※1	リニアPCMフォーマット（16bit/44.1kHz）で録音した場合
※2	2008年1月10日現在。当社調べ。

発売の概要

製品名	メーカー希望小売価格	発売日
Linear PCM Recorder　LS-10	オープン価格	2008年2月7日

主な特長の詳細

1. 高感度／低ノイズのマイクとアンプ回路、非圧縮の録音フォーマットにより、音楽CDを超える高音質録音を実現
   新開発の高音質マイクは、高感度録音を実現している他、アルミの削り出し筐体を採用することで振動によるノイズの低減を実現しています。また、周波数特性や指向特性といったマイクの基本性能を最大限に引き出すために、マイク筐体の大きさや開口部の形状にもこだわった設計をし、本体の上部左右に配置したマイクユニットを90度外側に向けて配置することで、自然で拡がりのあるステレオ感と中抜けのバランスがとれた高音質録音を可能にしています。
   マイクアンプには、低ノイズ、低歪率のアンプ回路を左右に独立して搭載。チャンネル間の干渉を排除することにより、クリアな信号伝達が可能となり、高いS/N（入力信号対雑音）比を実現しています。 さらに、量子化ビットレート最大24ビット、サンプリング周波数96kHzのリニアPCM形式の録音に対応し、音楽CD（16ビット/44.1kHz）を超えた高音質録音が可能です。
   鳥の声や波の音、機関車の走行音などの“生録”が楽しめるほか、録音したデータをパソコンを使ってCDにコピーするだけで、クラシックやジャズなど楽器演奏を録音したオリジナルの音楽CDづくり^※も楽しめます。

2. ※	音楽CDと同じビットレートとサンプリング周波数で録音する必要があります。

3. リニアPCM形式に加え、MP3、WMAと3つの録音フォーマットに対応
   リニアPCMレコーダーとしては最大^※となる3つの録音フォーマットに対応しています。リニアPCMの非圧縮記録形式に加え、汎用性が高く長時間録音に適したMP3形式とWMA形式にも対応しているので、音質や互換性、録音時間など、用途や目的に合わせて3つの録音フォーマットの中から最適な形式を選ぶことができます。

4. ※	2008年1月10日現在。当社調べ。

5. 片手で持てる小型軽量ボディと使いやすいデザインを採用
   長さ131.5mm、幅48mm、厚さ22.4mm（最大突起部含まず）／165g （電池含む）の小型軽量ボディを採用しています。片手で持てる大きさと使いやすさを追求したボタン配置に加え、1.8型の大型ディスプレイにより、気軽に持ち歩いて快適な“生録”が楽しめます。

その他の特長

• 単3形ニッケル水素電池2本で最長16時間、単3形アルカリ電池2本で最長12時間の電池寿命を実現
  （リニアPCMフォーマット（16bit/44.1kHz）で録音した場合）
• マニュアル録音レベル調整が可能
• 2GBの内蔵メモリーに加え、SD/SDHCメモリーカードに対応
• ステレオスピーカーを搭載
• 三脚穴の標準装備により、三脚で固定した状態でより低ノイズの録音が可能
• 指向特性制御技術「DVM」により、離れた場所の音源もクリアに録音
• サラウンド方式「EUPHONY MOBILEM（ユーフォニーモバイル）」による高音質再生

別売アクセサリー

• ワイヤレス操作が可能な専用リモコンセット「RS-30W」　（2008年春発売予定）
• 全指向性の2チャンネルマイク「ME-30W」
• ACアダプター　（2008年春発売予定）

「Linear PCM Recorder　LS-10」の主な仕様

記録・再生形式	リニアPCM（Pulse Code Modulation）形式（WAV） MP3（MPEG-1/MPEG-2, Audio Layer3）形式 WMA（Windows Media Audio）形式
ヘッドフォン最大出力	3mW＋3mW（16Ω負荷時）
記録媒体	内蔵型フラッシュメモリー 2GB SD/SDHCメモリーカード　（最大8GB）（別売）
スピーカー	φ16mm丸型ダイナミックスピーカー×2内蔵（ステレオ）
MICジャック	3.5mmインピーダンス2kΩ
LINE INジャック	3.5mmインピーダンス約78kΩ
EARジャック	3.5mmインピーダンス8Ω以上
実用最大出力	200mW＋200mW（スピーカー8Ω）
電源	電池：単3形アルカリ電池「LR6/ZR6」2本、またはニッケル水素充電池2本（別売） 外部電源：ACアダプター（DC-5V）（別売/2008年春発売予定）
対応OS （USB接続時）	Microsoft Windows 2000/XP/Vista Mac OS X 10.2.8～10.5
外形寸法	131.5（長さ） × 48（幅） × 22.4（厚さ） mm （最大突起部含まず）
質量	165g （電池含む）
同梱品	単3形アルカリ電池2本、USB接続ケーブル、コネクティングコード、キャリングケース、ストラップ、ウインドスクリーン（風防）、CD-ROM（サウンド編集ソフト「DigiOnSound5 Express for OLYMPUS」収録）

この中に掲載の社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
	DVMTM は、DiMAGIC(ダイマジック社)のマイクロホン指向性制御技術の商標です。
	EUPHONY MOBILETM は、DiMAGIC(ダイマジック社)の仮想音源処理技術を含む総合的な音質向上技術の商標です。

周波数特性

LINE IN ジャック録音時：

リニアPCM形式		MP3形式		WMA形式
録音モード	周波数特性	録音モード	周波数特性	録音モード	周波数特性
96 kHz	20 Hz～44 kHz	320 kbps	50 Hz～20 kHz	160 kHz	50 Hz～19 kHz
48 kHz	20 Hz～23 kHz	256 kbps	50 Hz～20 kHz	128 kHz	50 Hz～19 kHz
44.1 kHz	20 Hz～21 kHz	128 kbps	50 Hz～17 kHz	64 kHz	50 Hz～15 kHz

内蔵ステレオマイク録音時：70Hz～20kHz

主な録音時間の目安

録音形式	録音モード（各録音形式の最高音質の場合）	内蔵メモリー（2GB）	SD/SDHCカード（8GBの場合）
リニアPCM形式	96 kHz 24ビット	約55分	約3時間45分
MP3形式	320 kbps	約14時間10分	約55時間40分
WMA形式	160 kHz	約25時間50分	約109時間

※	リニアPCM形式でのファイルサイズは最大約4GBの制限があります。
※	WMA形式でのファイルサイズは最大26時間40分です。