本文の始まりです


2008年9月19日
更新日:2008年11月12日

「地球温暖化の目撃者 - 岩合光昭スペシャル」サイト第3弾 日本・知床 編

「地球の素顔-知床」
10月24日に本格オープン

知床半島 オリンパスデジタル一眼レフカメラ「E-3」で岩合光昭氏撮影

知床半島
オリンパスデジタル一眼レフカメラ「E-3」で岩合光昭氏撮影

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、「地球温暖化の目撃者 - 岩合光昭スペシャル」サイトの第3弾 日本・知床 編を2008年10月24日より本格オープンし、季節の移り変わりを通した知床の貴重な写真や取材時の最新映像を、月1回の更新で約半年間長期連載していきます。

厳冬の知床に漂着する流氷の量は年々減少しており、地球温暖化の影響も疑われています。溶けかけた流氷を見て「角がとれて優しくなった」という岩合氏。知床に漂着する流氷は海に栄養分をもたらし、それによりオオワシ、オジロワシといった貴重な鳥の餌となる魚が豊富に集まります。また、その海には森でつくられた栄養分が川を通じて流れ込みます。今回の取材では、"優しくなった"流氷から勇ましく飛び立つオオワシやオジロワシをはじめ、知床半島の海域に訪れたシャチの群、まだ雪深い森で冬眠からはやく目覚めたヒグマなどを撮影。地球の環境循環システムが凝縮しているともいえるここ知床で「地球の素顔」を描写していきます。

【地球温暖化の目撃者 - 岩合光昭スペシャル】

当サイトは、世界的動物写真家・岩合光昭氏の視点で世界自然遺産「知床」の大自然や動物たちのリアルな姿を伝えていくことで、いま、社会的に関心の高い地球温暖化をはじめとする自然環境について考えるきっかけとしていくことを目的としています。
2006年に極北の地カナダ・ウェージャー湾、2007年に赤道直下のアフリカ・キリマンジャロで取材を敢行。それらに続く、2008年は、私たち人間の生活圏が最も多く存在する温帯地域に焦点を当て、その中でも希少な生態系の存在する日本・知床で取材しました。「地球の素顔-知床」をテーマに、春・夏・秋・冬それぞれの季節の表情を描写。美しい季節の景観とともにそこに忍び寄る地球温暖化の影を、写真と映像を通じてウェブサイトで伝えていきます。また、同テーマでフォトコンテストを開催し、多くの人と自然環境について共有していきます。

添付資料

  1. 年間を通じての知床取材
    「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」では、世界自然遺産である「知床」へ年間を通し5回の取材を行い、春・夏・秋・冬それぞれにおける大自然や動物の表情を世界的動物写真家岩合光昭氏の視点で捉えます。冬は年々減少している知床半島の流氷と、そこに生息するワシ類やアザラシ、春は冬眠から早く目覚めたヒグマ、夏はオホーツク海に出没するマッコウクジラなど、年間を通して生態系の驚異の姿を描写していきます。

    これらの貴重な映像記録によって、自然や動物たちだけではなく、私たちの生活までをも脅かすことになるかもしれない地球温暖化の影響を探ります。
  2. 岩合光昭氏撮影によるE-3高画質写真と取材の様子を伝えるブロードバンドムービー
    岩合氏撮影の写真作品で構成するギャラリーページと、岩合氏撮影時の様子を収録したムービーで2009年3月まで約7回にわたり更新していきます。

    サイトで公開される写真はすべて高画質デジタル一眼レフカメラ[E-3]を用いて撮影され、岩合氏撮影の躍動感あふれる写真を、取材風景を収録したムービーと合わせて見ることができます。
  3. GWW※1フォトコンテスト開催中
    「あなたが残しておきたい、生きものと自然」をテーマに、美しい自然や、愛すべき生きものを被写体とした、フォトコンテストを開催しています。(募集期間:2008年11月30日まで。)審査委員長に岩合光昭氏、ゲスト審査員に滝川クリステル氏を迎え、広く一般の方から写真を募集、写真を通じて環境問題を多くの方と共有します。優秀作品には、最高賞E-3(交換レンズ付き)をはじめ、E-520レンズキットなど豪華賞品を予定。また入賞者には2009年2月(予定)の地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル写真展において作品を展示する予定です。
    (※都合により、同写真展は中止になりました。入賞者の作品展示はサイト上で公開する予定です。謹んでお詫び申し上げます。)
    ※1  Global Warming Witness("地球温暖化の目撃者"の略称)
  4. WWF※2ジャパンとの協力体制
    世界最大級の民間自然保護団体WWF、その日本事務局にあたるのがWWFジャパンです。WWFジャパンとオリンパスは、1983年から25年間協力関係にあり、「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」においても、その企画趣旨に賛同し、温暖化が与える野生動物に対する影響についてのコメントを提供するなど、本企画に協力しています。
    ※2  WWF(世界自然保護基金)
    500万人を超える人々の支援を受けて約100カ国で活動する世界最大級の自然保護団体。絶滅のおそれのある野生生物の保護を目的として、1961年に設立された。現在では、地球温暖化や有害化学物質による汚染などの環境問題にも取り組んでいる。また、木材や水産物などの自然資源の利用を持続可能な形に改善するなど、人と自然が共存できる社会の実現をめざしている。

岩合 光昭(いわごう みつあき)氏 略歴

1950年東京生まれ。19歳で訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家としての道を歩み始める。以来、地球上のあらゆる地域をフィールドに撮影を続けている。独特の色とコントラストを持つ写真は海外メディアからIWAGO'S COLORと称され、「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度にわたって飾るなど、国内外で高く評価されている。また、アフリカ・セレンゲティ国立公園に滞在して撮影した写真集「おきて」は英語版となりロングセラーとなる。近年はカナダ極北でホッキョクグマ、中国で野生のジャイアントパンダやトキなど、世界各地の自然と野生動物をオリンパスのデジタル一眼レフカメラで撮影し、地球環境の急激な変化と影響を自分自身の目で見つめ、さまざまなメディアで伝え続けている。「デジタル岩合  http://www.digitaliwago.com」で随時公開中。

  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
  • 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
  • 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。


本文の終わりです