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2008年12月2日

オリンパス、自動分析装置の“予防保全”を目指す新しいサポートシステム

「OSV(オリンパスサポートビジョン)」の導入を開始

~インターネット経由で装置の状況をリアルタイムに収集することにより、
ダウンタイムの短縮が可能~

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、当社の生化学自動分析装置「AU680」、「AU480」の新しいサポートシステムとして、「OSV」(オリンパスサポートビジョン) の国内市場への導入を2008年12月2日より開始します。「OSV」は、インターネット経由で装置の状況をリアルタイムに収集するシステムです。装置のダウンタイム短縮化を実現するほか、将来的には装置の異常を未然に防ぐ“予防保全”の実現も可能にします。

自動分析装置の主なお客様である病院では、患者様の血液などの検査を迅速かつ大量に行うために装置の経常的な正常稼動が必要ですが、経年劣化などによる何らかの異常により装置が使用できない時間(ダウンタイム)が発生してしまうことがあります。これまでは装置の異常が発生した後に、お客様からの情報を基に当社のサービス部門が原因を調べて対応していましたが、この方法ではダウンタイムが長くなってしまうという問題がありました。今後は、「OSV」を利用することにより、ダウンタイムの短縮が可能になります。「OSV」は当社の自動分析装置を専用のサーバーに接続することにより、リアルタイムに装置の状況を収集するシステムです。何らかの異常が発生した場合も、お客様に負担をかけることなく、異常原因の特定および復旧を正確かつスピーディーに行うことができます。

さらに、今後は「OSV」をベースとした不具合解析事例の蓄積・整理・解析などを行うことにより、装置に異常が発生する兆しを事前に察知し、異常を未然に防ぐ“予防保全”の実現を目指します。また、このほかにもお客様に役立つ様々なサービスを開発し、順次追加提供する予定です。

「OSV」は、装置からの情報を専用サーバーに送信するのみの単方向通信であるため、双方向通信に比べ、不正アクセスによる患者情報の漏洩、コンピューターウィルスの感染などに対するセキュリティー性が高いことが特長です。

オリンパスは、これまで実施してきたサービスマンによる訪問サービスに、「OSV」による新サービスを加えることで、当社自動分析装置のサポートを強化していきます。

従来のサービス体制とOSV導入後のサービス体制

従来のサービス体制とOSV導入後のサービス体制

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