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2009年7月8日

7月14日は「内視鏡の日」
オリンパスメディカルシステムズ(株)、「内視鏡検査に関する意識
アンケート」の2008年結果紹介と、2009年アンケートを開始

~12,577名の内、上部消化管内視鏡検査※1で6割、大腸内視鏡検査※2で8割の方が、
検査を受けたことがないと回答~

医療用内視鏡のトップメーカーであるオリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人、以下オリンパス)は、内視鏡および、がんの早期発見などに貢献する内視鏡検査についての理解促進を目的に、「内視鏡の日※3」である7月14日から8月20日まで、オリンパス運営の健康応援ポータルサイト「おなかの健康ドットコム」上で「2009年 内視鏡検査に関する意識アンケート」を実施します。また7月8日から同サイト上で2008年のアンケート結果を紹介します。

※1  食道、胃、十二指腸を検査する。内視鏡を口または鼻から挿入する。
※2  大腸を検査する。内視鏡を肛門から挿入する。
※3  「内視鏡の日」は、日本記念日協会より(財)内視鏡医学研究振興財団が2006年7月に認定を受けました。

2008年アンケート結果紹介

調査概要

対象: 全国20才以上の男女
方法: インターネット調査
オリンパス運営の健康応援ポータルサイト「おなかの健康ドットコム」上で実施
期間: 2008年7月14日~8月20日
回答者数:  12,577名(男:6,149名、女:6,428名)
設問数: 内視鏡検査経験の有無や、内視鏡検査についての印象など13問

結果概要
上部消化管内視鏡検査※1で約6割、大腸内視鏡検査※2で約8割の方が、検査を受けたことがないと回答しています。その中で今後も内視鏡検査を受けようと思わない方が、上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査共に約7割という結果になりました。検査を受けない理由は、痛みなどの自覚症状がないことが最も多いのですが、一方で約8割の方が早期がんに自覚症状がないことを知っている、という結果が出ました。

※  詳細は添付の参考資料および、「おなかの健康ドットコム」で本日よりご覧いただけます。

医師からの講評:田坂記念クリニック 山口芳美先生 (一部抜粋)
内視鏡検査は、検査前に軽い鎮静・鎮痛剤を用いたり、大腸内視鏡検査前に飲む下剤の量を少なくしたり飲みやすいように錠剤タイプの下剤を用いたりと、施設によって様々な工夫がされるようになっており、安心して検査を受けていただけると思います。また、大腸内視鏡検査について「はずかしい」と回答されている方も多いのですが、専用の検査着を着用してもらうので、おしりは見えませんし、検査を受けるのが2回目以降の方からは「はずかしい」という声は聞かれなくなるので、あまりご心配されることはないと思います。さらに、内視鏡も進歩していて、太さが細くなったり、硬さが変えられるものもあったりと、内視鏡検査を受ける方の苦痛はかなり軽減されているのではないかと思われます。

一方で、年齢が上がるにしたがって「苦しい」「怖い」というイメージが少なくなり、代わりに「検査結果が信用できる」「病気が早期発見できる」など、内視鏡検査の役割や重要性について、理解されている方が増えています。これは医師としてはよい傾向だと思います。

2009年アンケート実施概要

アンケート実施概要

対象: 全国20才以上の男女
方法: インターネット調査
「おなかの健康ドットコム」(http://www.onaka-kenko.com/)の「内視鏡の日アンケートキャンペーン」
のバナーからアクセスし、アンケート欄に必要事項をご記入下さい。
期間: 2009年7月14日(内視鏡の日)午前9時~2009年8月21日午後5時まで
結果発表予定:  2010年7月
設問数: 内視鏡検査を受ける前のイメージと、検査を受けた後の感想など13問

アンケートに回答いただいた方の中から抽選で当たるプレゼント

A賞:ICレコーダー(5名様) B賞:マグカップ(30名様) C賞:ペンダント式体脂肪計(300名様)
A賞:ICレコーダー(5名様) B賞:マグカップ(30名様) C賞:ペンダント式体脂肪計(300名様)
(オリンパス製 V-41) ※ B賞は5色、C賞は9色ありますが、色は選べませんのでご了承下さい。

内視鏡について

1950年にオリンパスが世界で初めて実用化した胃カメラは、胃の中を直接写真撮影できる画期的な製品でしたが、リアルタイムの観察はできませんでした。1960年代にはファイバースコープが登場し、胃カメラはリアルタイムの観察が可能な「内視鏡」に進化しました。これに伴い、疾患の疑いがある組織を採取して病理検査をするための生検が可能になり、内視鏡は観察をするだけではなく診断および治療が行える唯一の医療機器に発展しました。1980年代には内視鏡画像をモニタ画面に表示できるビデオスコープが登場し、ファイバースコープでは検査を行う医師しか見られなかった内視鏡画像を、医療スタッフも同時に見ながら検査・治療が行えるようになりました。最近ではカプセル型の内視鏡が登場し、スコープ型の内視鏡では到達できない小腸に対しても検査が行えるようになるなど、内視鏡は進化を続けています。

さらに内視鏡は、検査をしながら病変部を切除することができるほか、腹腔鏡下外科手術ではおなかを切らずに穴をあけて手術ができるなど、治療における苦痛を軽減できる医療機器としても活躍しています。

代表的な内視鏡の例
代表的な内視鏡の例

内視鏡検査について

内視鏡検査は、主に、健康診断の一種として任意で行う人間ドックや、がん検診の一次検診で陽性反応が出た人に対する精密検査および、痛みなどの自覚症状がある人に対しその原因をつきとめるために行う検査として行われます。

内視鏡検査の対象となる臓器は、管状、袋状の形態を持つ管腔臓器です。食道、胃、十二指腸、大腸などの消化管をはじめ、呼吸器、耳鼻咽喉、泌尿器などがあります。

webサイト「おなかの健康.com」について

アンケートを実施する健康応援ポータルサイト「おなかの健康ドットコム」(http://www.onaka-kenko.com/)では、web上で簡易的な健康チェックが行えるほか、内視鏡検査の受け方や、おなかの病気の解説など、おなかの健康に関する様々な読み物をご用意しています。

「おなかの健康.com」のトップページ
「おなかの健康.com」のトップページ

2008年 内視鏡の日 アンケート結果

アンケート概要

実施期間:  2008年7月14日~8月20日
対象: 全国20才以上の男女
回答者数: 12,577名(男:6,149名、女:6,428名)
方法: インターネット調査(「おなかの健康ドットコム」サイトで実施)
設問数: 13問
アンケート概要

回答年齢

回答年齢

アンケート結果
Q1 これまで上部消化管内視鏡検査を受けたことがありますか?

Q1 これまで上部消化管内視鏡検査を受けたことがありますか?

(結果の概要)
食道・胃・十二指腸を検査する上部消化管内視鏡検査は、全体で約40%の方が「受けたことがある」と回答している。胃がんの罹患率が上がると言われる40代以降では約55%の方が「検査を受けたことがある」と回答している。

Q2 (Q1で「ある」と答えた方)上部消化管内視鏡検査を受けたきっかけをお聞かせください。

Q2 (Q1で「ある」と答えた方)上部消化管内視鏡検査を受けたきっかけをお聞かせください。

(結果の概要)
全体では「自覚症状があった」が約45%、「健康診断で再検査となった」が約30%と多く、30代以下の若い世代では「自覚症状があった」が約70%を占めている。

Q3 (Q1で「ない」と答えた方)上部消化管内視鏡検査を受けようと思いますか?

Q3 (Q1で「ない」と答えた方)上部消化管内視鏡検査を受けようと思いますか?

(結果の概要)
胃がんの罹患率が上がるといわれる40代以降を含め、上部消化管内視鏡検査を受けたことがない方の約30%しか今後の受診を考えていない。

Q4 (Q3で「受けようと思わない」と答えた方)理由をお聞かせください。(複数回答可)

Q4 (Q3で「受けようと思わない」と答えた方)理由をお聞かせください。(複数回答可)

(結果の概要)
全体として「自覚症状がない」ことが一番の理由となっている。「苦しそう」というイメージがある方が多いほか、「どの病院で検査を受けたらよいか分からない」ということを理由にあげた方も多い。

Q5 内視鏡の経鼻挿入(鼻から入れる)方法についてご存知ですか?

Q5 内視鏡の経鼻挿入(鼻から入れる)方法についてご存知ですか?

(結果の概要)
全体として約65%以上の方が知っている。

Q6 これまで大腸内視鏡検査を受けたことがありますか?

Q6 これまで大腸内視鏡検査を受けたことがありますか?

(結果の概要)
大腸内視鏡検査は、全体で約20%の方が「受けたことがある」と回答している。年齢が上がるにしたがって、受けたことがある方の数が顕著に増えており、70歳以上では約55%の方が検査を受けている。

Q7 (Q6で「ある」と答えた方)大腸内視鏡検査を受けたきっかけをお聞かせください。

Q7 (Q6で「ある」と答えた方)大腸内視鏡検査を受けたきっかけをお聞かせください。

(結果の概要)
全体的に「自覚症状があった」と「健康診断で再検査となった」が共に約40%と多くを占めている。

Q8 (Q7で「ない」と答えた方)大腸内視鏡検査を受けようと思いますか?

Q8 (Q7で「ない」と答えた方)大腸内視鏡検査を受けようと思いますか?

(結果の概要)
大腸内視鏡検査を受けたことがない方の約25%しか今後の受診を考えておらず、大腸がんの罹患率が上がるといわれている40代以降でも約30%しか受診を考えていない。

Q9 (Q8で「受けようと思わない」と答えた方)理由をお聞かせください。(複数回答可)

Q9 (Q8で「受けようと思わない」と答えた方)理由をお聞かせください。(複数回答可)

(結果の概要)
全体として「自覚症状がない」ことが一番の理由となっている。「苦しそう」というイメージがある方が多いほか、大腸内視鏡検査特有の理由として「はずかしい」という理由をあげた方も多い。

Q10 大腸癌検診(便潜血検査)を受けたことがありますか

Q10 大腸癌検診(便潜血検査)を受けたことがありますか

(結果の概要)
大腸がん検診の一次検査には、便潜血検査を指定している地方自治体が多いが、全体として約40%の方しか受けていない。大腸がんの罹患率が高くなるといわれている40代以降では、約60%の方が受けている。

Q11 早期がんの場合は自覚症状がないことをご存知ですか?

Q11 早期がんの場合は自覚症状がないことをご存知ですか?

(結果の概要)
全体として約80%の方が早期がんに自覚症状がないことを知っている。

Q12 早期がんの場合は開腹手術をせずに、内視鏡で治療できる場合もあることをご存知ですか?

Q12 早期がんの場合は開腹手術をせずに、内視鏡で治療できる場合もあることをご存知ですか?

(結果の概要)
全体として約70%の方が早期がんは内視鏡で治療できる場合があることを知っている。

Q13 内視鏡検査についての印象をお聞かせください。(複数回答可)

Q13 内視鏡検査についての印象をお聞かせください。(複数回答可)

(結果の概要)
年齢が上がるにしたがって「苦しい」「怖い」というイメージがある方が少なくなり、代わりに「検査結果が信用できる」「病気が早期発見できる」というイメージが増えている。

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