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2009年10月1日

3製品が「2009年グッドデザイン賞」を受賞

“持つ喜び”を追求したデジタル一眼「オリンパス・ペン E-P1」など

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、オリンパスグループの以下3製品について、財団法人日本産業デザイン振興会主催(http://www.g-mark.org/)の2009年「グッドデザイン賞」を受賞しました。

  • デジタル一眼カメラ「オリンパス・ペン E-P1」
  • ボックス型蛍光撮像装置「FSX100」
  • 3D測定レーザー顕微鏡「LEXT OLS4000」
熊谷彰博氏デザインによるオリンパス純正カメラバックOLYMPUS CAMERA BAG/CBG-2(株式会社アーテファクトリープロデュース)も2009年「グッドデザイン賞」を受賞しました。
「オリンパス・ペン E-P1」
マイクロフォーサーズシステムにより一眼レフカメラの機能はそのままに、大幅な小型化を実現。ダイアルなどのディテールまで徹底的にこだわり、また超高精度な金属外装を施すことで、“持つ喜び”、“上質感”を追求しました。
「オリンパス・ペン E-P1」
「FSX100」 「LEXT OLS4000」
「FSX100」 「LEXT OLS4000」
暗室の設備がなくても、蛍光観察が可能に。顕微鏡の常識を破った斬新なデザイン。    簡単操作でも得られる精度はエキスパートという顕微鏡の1つの理想を形に。   

受賞製品のデザインのポイント・審査委員による評価コメント

  1. デジタル一眼カメラ「オリンパス・ペンE-P1」
    本製品は「誰もが高画質を気軽に楽しめる小型機」という初代ハーフサイズカメラ「オリンパス・ペン」のフィロソフィーを受け継ぎ、開発されました。具体的には、マイクロフォーサーズシステム規格の採用により、クイックリターンミラーのない内部構造とすることで、従来の一眼レフカメラのもつ高性能・高画質という特質を損なうことなく、大幅な小型化を実現。また、金属部品を髪の毛一本の隙間もなく組み立てた徹底した造りこみで高い加工技術を凝縮。質感、操作した時の感触に徹底してこだわりながら使用者に使いやすいデザインとしました。

    <評価コメント>
    小型、軽量のコンパクトカメラに、レンズ交換できる広がりを与えたマイクロフォーサーズ規格。これによってできた、普段撮りのクオリティと簡便さを持ち歩くというコンセプトが嬉しい。その新しい規格が、ペンというレトロなブランドを彷彿とさせる味わい深いカタチに包まれている。メタルフレームもその一つだ。この風景は、モノづくりの正しい進化のあり方を物語っているように感じた。

  2. ボックス型蛍光撮像装置「FSX100」
    従来の蛍光顕微鏡には暗室環境が必要であり、また顕微鏡画像を得るまでの一連の操作が非常に複雑で手間を要していました。本製品はフロントカバーを閉じれば暗室環境が得られるので、暗室の無い研究室内にも設置が可能。また、操作ステップを半分以下にして簡易化が図られています。従来の顕微鏡と全く異なるコンセプトで外観デザインに加えモニター内の操作画面レイアウトなどで新しさを演出しました。

    <評価コメント>
    明るいボディカラーのコンビネーション、内部の複雑な機構を感じさせない威圧感を極力抑えたコンパクトなサイズ、R形状のおおらかなフォルム、そして洗練された操作画面デザインは従来の顕微鏡とは全く異なり、「難しい」というイメージを一掃し、使う人に意欲と期待感を与えるデザインになっている。新たな顕微鏡のデザインに挑戦した意欲的なプロダクトである。

  3. 3D測定レーザー顕微鏡「LEXT OLS4000」
    本製品は、商品企画から外部デザイナー主導のワークショップを行い、今までにない理想の顕微鏡を目指し開発されました。結果、1台の顕微鏡を複数のユーザーが共有できるシステムを採用し、初心者から熟練者まで誰が測定しても高精度な結果が得られる仕様に作り上げました。また、従来に比べて大幅な小型化を実現し、シンプルなデザインで使い易さを表現しています。

    <評価コメント>
    本製品は、初心者から熟練者に至るまで習熟度の異なるユーザーが1台の顕微鏡を共有するという現場の状況に対して、感覚的に操作できる操作画面、利用者を識別し自動カスタマイズするID管理機能などのアプローチによって、誰もが使いやすく高精度の観察を行えるという解決を与えている。意匠的にも、シンプルなフォルムと、モノトーンな本体に表示LEDや対物レンズの分類のみ色彩を用いるカラーリングは、品位と信頼性を感じるデザインに仕上がっている。

G-MARK 「グッドデザイン賞」
財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞事業」としてスタートした総合的なデザイン評価制度で、「良いデザインであるか」、「優れたデザインであるか」、「未来を拓くデザインであるか」などを現在の評価基準としています。また、本賞は形の美しさだけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに授与される賞です。
* 評価コメントは一部抜粋を含みます。詳細はグッドデザイン賞のWebサイト
(http://www.g-mark.org/archive/2009/index.html)をご参照下さい。
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