マクロ撮影をもっと自由に。もっと快適に。
小型軽量、世界初※1の防塵・防滴・耐低温性能により幅広い撮影シーンで活躍するマクロフラッシュ「STF-8」を発売
2016年11月02日
オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、小型軽量かつ世界初※1の防塵・防滴・耐低温(-10℃)性能を有したマクロフラッシュ「STF-8」を2016年12月下旬から発売します。防塵・防滴のOM-DシリーズならびにM.ZUIKOレンズとの組合せにより、室内はもちろんのこと、撮影環境を問わない機動性を発揮するマクロシステムを提供します。
主な特長
- 1. 機動性に優れた小型・軽量&防塵防滴デザイン
- 2. ガイドナンバー8.5(2灯発光時)のマクロ域に適した発光量
- 3. マクロ撮影の表現を大きく広げるフレキシブルな機能性
- 4. 多灯撮影や深度合成など多彩な撮影方法に対応
発売の概要
カテゴリー | 製品名 | 希望小売価格 | 発売日 |
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クリップオンフラッシュ | マクロフラッシュ「STF-8」 | 65,000円(税込み 70,200円) | 2016年12月下旬 |
※1 ツインフラッシュとして2016年10月現在、当社調べ
マクロフラッシュ「STF-8」は、オリンパスが得意とするマクロ撮影領域をさらに広げるため、小型・軽量化と耐環境性能を追求したツインフラッシュです。
これまでのツインフラッシュは、構造上大きく重くなりがちでした。また、防塵防滴性能を備えておらず、環境によっては使えないこともありました。マクロフラッシュ「STF-8」は、マクロ撮影に特化することで小型軽量化を追及。さらに世界初※1の防塵・防滴・耐低温(-10℃)性能も備え、屋内・屋外を問わずさまざまな撮影シーンに対応します。
主な特長の詳細
1. 機動性に優れた小型・軽量&防塵防滴デザイン
「STF-8」はカメラ、レンズで培ったシーリング技術による世界初※1の防塵・防滴・耐低温(-10℃)ツインフラッシュです。防塵防滴、耐低温(-10℃)性能を有するOM-DやM.ZUIKOレンズと組み合わせる事で撮影環境を選ばないマクロシステムを実現します。雨や朝露など気を遣っていたアウトドアシーンでも安心して撮影ができます。
M.ZUIKOの3本の対応レンズ※2に加え、市販のステップアップ/ダウンリングを併用することで、フォーサーズシステムのマクロレンズ※3など様々なレンズにもご使用いただけます。また発光部を可動式とすることで、多彩な画角、撮影距離に対応しています。
2. ガイドナンバー8.5(2灯発光時)のマクロ域に適した発光量
発光量をあえてガイドナンバー8.5(2灯発光時)/6(1灯発光時)とマクロ域に適した量に抑えました。そのため、最短撮影距離でも露出オーバーになりにくく、露出の自由度を高めています。発光部を遠ざけたり、絞りを必要以上に絞りこんだりする必要がありません。
高精度なTTL自動調光に加え、マニュアル発光では発光量を1/1~1/128(制御部ダイヤル:1段刻み、カメラ本体:1/3段刻み)と細かく選択が可能。環境に影響されない細やかな露出制御が可能なだけでなく、適切な発光量設定でチャージ時間も短縮できます。
3. マクロ撮影の表現を大きく広げるフレキシブルな機能性
左右(A/B)二つの発光部は、マクロ撮影の細かなライティングを実現するために、フレキシブルな機能を備えています。陰影のコントロールを行い立体感を強調するなど、撮影者の意図を正確に反映したクリエイティブな表現を可能にします。
A/Bの光量比(1灯発光、または1:8~8:1の間で設定可)、マニュアル発光量は、制御部に設けられた2つのダイヤルで設定できます。直感的にスピーディーな光量調整が可能です。
また、発光部は上方60°、下方40°の範囲での角度調整に加え、リングアダプター上を細かくスライドできます。さらに、発光部を取り外して背景へのライティングや被写体背面からフラッシュを当てるなど、自由度の高いライティングが可能です。発光部を固定する三脚穴をつかったセッティングも行なえます。
開閉自在の専用ディフューザー(同梱)は、フラッシュ光を拡散することで、光量を抑え、照射範囲を広げます。至近距離で絞りを開けたいときや、広角レンズで撮影するときに有効です。
「STF-8」はレンズのワーキングディスタンスにも配慮しています。発光部がレンズ先端より前に出ないため、超近接撮影でも被写体にあたることがありません。また、発光部を光軸近傍に配置したことにより、微小な被写体にも効率よくライティングできます。
※2 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの3本。
※3 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroには市販のステップダウンリングが必要となります。ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroには、市販のツインフラッシュブラケットが必要となります。
4. 多灯撮影や深度合成など多彩な撮影方法に対応
制御部前面のリモート用発光により、赤外通信によるオリンパスのワイヤレスRCフラッシュシステムに対応しています(コマンダー機能のみ)。別売のクリップオンフラッシュ「FL-900R」など大型フラッシュを背景光に使用するなど、ライティングにこだわった多灯撮影を実現します。
オリンパスのフォーカスブラケットや、「OM-D E-M1 MarkII」の深度合成に対応(マニュアル発光時)し、表現の幅を広げます。撮影時はチャージ時間と発光を優先させた連写速度になるよう制御されます。
マクロフラッシュ「STF-8」仕様
型式 | クリップオンタイプTTL自動調光マクロフラッシュ オリンパスワイヤレスRCフラッシュシステム対応(コマンダー機能のみ) |
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ガイドナンバー |
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照射角度 | 上下約61°、左右約72° (発光部短辺、長辺/1灯、照射角12mm(35mm判換算24mm)をカバー) |
光量比 | 片側発光/両側発光(1:8~1:1~8:1) 本体ダイヤルで設定可能 |
付属ディフューザー | 開閉式 |
発光モード | TTLオート、マニュアル |
ワイヤレス(RC)機能 |
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発光部可動角 | 上向き/下向き:正面0°、上向き0°~60°、下向き0°~40° ※アダプターリング上をスライド可能 |
閃光時間 | 1/1000秒以下 |
表示LED | 充電表示(橙)、電源表示(緑) |
電源電池/推奨電池 | 単3形アルカリ電池4本/単3形ニッケル・水素(Ni-MH)電池4本 |
省電力機能 | スリープ状態で10分放置後電源OFF ※カメラ通信時はカメラと連動してスリープ状態になります。 ※カメラ非通信時:5分放置でスリープ状態になります。 |
調光補正 | カメラで設定可能 |
マニュアル発光 | Full(1/1)~1/128(本体ダイヤル/カメラで設定可能) |
充電時間 | 約4秒(単3形アルカリ電池使用時) 約4秒(単3形ニッケル・水素(Ni-MH)電池使用時) ※当社試験条件による。電池は新品、またはフル充電池を使用。 |
発光回数 | 約480回(単3形アルカリ電池使用時) 約1330回(単3形ニッケル・水素(Ni-MH)電池使用時) ※当社試験条件による。電池は新品、またはフル充電池を使用。 |
使用環境温度 | -10℃~40℃ |
防滴機構 | 防塵防滴機構 |
大きさ(突起部を除く) |
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質量 | 283g(制御部+発光部+コード) (リングアダプター、ジョイント、電池を除く) |
付属品 | ソフトケース、ディフューザー(2個)、リングアダプター(φ46mm、φ62mm)、ジョイント(2個)、取扱説明書、保証書 |
製品のご紹介
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