気管支内視鏡とレーザー治療機器の併用に関する取扱説明書の改訂について
2025年11月1日
<お知らせ>
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、気管支領域の治療において、気管支内視鏡をレーザー治療機器、アルゴンプラズマ凝固療法または高周波焼灼装置と併用する際の安全かつ適切な使用方法についての説明を追加するため、取扱説明書の改訂を行いました。
本措置は、2023年の自主的な注意喚起に代わる対応で、オリンパスの気管支内視鏡とレーザー治療機器を併用した際、気管支内で気管支内視鏡が燃焼する1件の死亡例を含む有害事象に対処するものです。
2023年の注意喚起以降(11月)、オリンパスは、気管支内視鏡とレーザー治療機器、アルゴンプラズマ凝固療法または高周波焼灼装置を併用した際の評価を追加で行いました。これらの臨床条件の調査を通じて、オリンパスは取扱説明書の改訂が必要であると判断しました。
2023年以降、オリンパスは重篤な健康被害に関する報告を4件受けています。オリンパスでは、当社の気管支内視鏡を使用する全ての医療従事者の方々に対し、2025年9月にカスタマーレターを通じて使用上の注意事項を通知し、互換性のある気管支内視鏡を使用する際には、同レターに記載された取扱説明書の更新内容を理解し、徹底いただくよう依頼しています。
また、気管支内視鏡とレーザー治療機器、アルゴンプラズマ凝固装置または高周波焼灼装置の併用に伴う燃焼リスクの低減を目的とした取扱説明書の改訂内容は主に以下のとおりです。
- 内視鏡と気管チューブの間に4cm以上の間隔を確保すること
- 酸素濃度を40%未満に保つこと
- エネルギー出力レベルを40ワット未満にすること
- 一点に過度なエネルギーを加えないようにすること
- 煙を排出するために吸引を使用すること
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP
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